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バゲットやトゥージュールなど、フェンディのアイコンバッグたち

バゲットやトゥージュールなど、フェンディのアイコンバッグたち

ローマの老舗ブランド「フェンディ」。100年近い歴史の中で培われた職人技、シルヴィア・フェンディとカール・ラガーフェルドやキム・ジョーンズなどの敏腕デザイナーによる革新のスピリットが融合した高いクリエイティヴィティはバゲットやトゥージュールなど、数々のイットバッグを世に送り出してきました。この記事ではブランドの歴史に触れつつ、特に象徴的なバゲットとトゥージュールについて紹介いたします。

FENDIというメゾン

フェンディの歴史は家族の物語です。始まりは1925年のローマ。アデーレとエドアルド・フェンディ夫妻が毛皮と革製品を扱うブランドを立ち上げたのは、ローマ中心部にあるプレビシート通りの小さな工房でした。彼らの製品は品質が良くすぐに評判となり、フェンディの名はローマ中で知られるようになりました。アデーレとエドゥアルドの5人の娘がメゾンに加わると、フェンディは世界進出を進め、特に1940年代の第二次世界戦後からは、世界的に知られるファッションブランドとなりました。

その後1965年、クロエで活躍していた今は亡き“皇帝”カール・ラガーフェルドがフェンディに参画。フェンディを象徴する毛皮製品を新たな視点から解釈し、ブランドに新風を吹き込みます。ラガーフェルドはフェンディのアーティスティック・ディレクターになり、「Fun Furs」の頭字語であるFENDIを象徴する2つ「F」を組み合わせたロゴを作成します。1966年には、初のオートクチュール ファー コレクションを発表し、国際的な成功を収めました。

70年代と80年代に、フェンディはメンズとウィメンズのプレタポルテ(既製服)の分野で目覚ましい躍進を遂げ、靴、時計、香水、メガネ、スカーフなど幅広いラインナップを展開するようになります。1987年には、若い世代に向けたラインで、ファーとスポーツウェアを基軸にした「Fendissime」シリーズを発表しました。1997年、シルビア・フェンディの手によってバゲットバッグが誕生し、フェンディのアイコンバッグとなりました。フェンディは2001年からブランド帝国LVMHの傘下となります。

2019年にカール・ラガーフェルドが亡くなると、キム・ジョーンズがウィメンズ プレタポルテとオートクチュール コレクションの指揮権を引き継ぎました。ディオールオムのディレクターでもある彼は、メゾンの遺産を尊重しながらも、彼の得意とするストリートの遊び心を取り入れたエレガンスを体現しています。彼の最初のオートクチュール コレクションは、20世紀初頭のイギリス人知識人集団である「ブルームズベリー グループ」に触発されたものでした。このコレクションはイタリアのクラフトマンシップを称えると同時に、ブランドのアーカイブを活用することで、フェンディ ファミリーとカール・ラガーフェルドへのオマージュでもありました。

フェンディの名作バッグ

バゲット

創業者の孫娘にあたるシルビア・フェンディによって1997年に生み出された「バゲット」は、フェンディの時代を越えたアイコンバッグであり、90年代のファッションを象徴するバッグでもあります。長方形のフォルムと短い持ち手が特徴で、このポシェットのようなバッグの形状と、短い持ち手の組み合わせは、当時革新的でした。バゲットの名はパンのバゲットのように、脇に抱えて持てるくらいコンパクトであるということを象徴していると言われています。また、バックルにはブランドを象徴する2つのFを組み合わせた「ズッカ」モノグラムがあしらわれています。90年代末はスポーツウェアのファッション性が見直された時代でもあり、バゲットが登場したのもそんな都会的でアクティヴなスタイルが渇望されていたタイミングでした。

登場から20年以上が経過しているバゲットですが、今でもフェンディのアイコンとしての地位はゆらぎません。ジジ・ハディッドやエマ・ロバーツなどのスーパーモデルが愛用し、今までに1,000種類を超えるバージョンが発表されたとすら言われています。最新モデルはショルダーストラップが付き、利便性においても向上しています。

2Jours(トゥ―ジュール)

トゥージュール(Toujours)とはフランス語で(常に、いつでも)という意味があります。また外側と内側で異なる素材や色を使っているので、その2面性を象徴して「2Jours(トゥージュール)」としていると言われています。曲線をおびたスクエアフォルムで、フロントのメタルパーツがシンプルなデザインにアクセントを添えています。Toujoursの名の通り、デイリーユースにぴったりな収納力と様々なコーディネートに寄り添うニュートラルなデザインで、フェンディのアイコンバッグとして2012年の登場以来人気を博しています。

また、フェンディはレザーやファーの工房がルーツにあるブランドです。最高品質の革を確かな技術で加工しており、型崩れしずらく耐久性が高いバッグに仕上がっています。また人気アイテムでサイズや色のバリエーションも多く、中古市場でも良品を見つけやすいという側面もあります。トージュールには姉妹モデルが存在し、よりコンパクトな「デミジュール」、逆に容量の大きな「トロワジュール」などがあります。

まとめ

フェンディの歴史と、そのクリエーションを象徴する2つのアイコンバッグを紹介しました。創業から脈々と続くフェンディ家のエスプリと、カール・ラガーフェルドやキム・ジョーンズなどその時代のモードの最前線を切り開くデザイナーの気鋭の感性が、唯一無二の世界観をみせ続けています。それは高い革製造の高い技術に裏打ちされたバッグにおいても顕著で、とくに時代を超えたフェンディのアイコン「バゲット」や、シーンを選ばずいつも使える万能な「2Jours」などはメゾンを代表するモデルとして、色褪せない人気を誇ります。

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