コーチを持っている女性は貧乏くさい？ダサいと言われている理由
ニューヨーク発の「コーチ（COACH）」は、ハイブランドでありながら手に入りやすく、多くの人に広く愛用されています。
手頃な価格帯ゆえに、特別感や独自性が薄れたと感じる人もいるようです。しかし、そうした印象を持つ人がいても、これはあくまで一部の意見に過ぎません。
値下げ率が高いブランドだから
コーチは、リーズナブルな価格で手に取りやすい一方、値下がりが大きいことから、ブランドとしての特別感が薄れると感じる人もいます。特にアウトレットや並行輸入品では30〜70%の割引が一般的です。
そのため、「安く買えるなら良い」と考える方と、「ブランドらしさが失われている」と感じる方に分かれることがあります。
また、新品で一万円台のアイテムも展開しているので、中高生でも買いやすいブランドだといえるでしょう。
見た目に高級感がないから
コーチが貧乏くさいと見られる理由の一つに、デザインが高級感に欠けていると感じてしまうことが挙げられます。
コーチのアイコンであるシグネチャーやマディソン、ソーホー、ポピーといった代表的なラインが、「いまいち高そうに見えない」という意見があるようです。
たとえば、ルイ・ヴィトンのモノグラムやダミエ、ディオールのトロッター、フェンディのズッカなどは独特の高級感があります。コーチは、それらハイブランドとは異なる印象を与えるようです。
値段の幅が広いから
リーズナブルな価格帯で知られるコーチですが、品質についてはアイテムによって異なります。全般的にハイクラスの素材というわけではありませんが、クロコダイルなどの天然素材や本革を使用したモデルも展開しています。
優れたクオリティを誇る上位ライン「ブティックライン」と、コストパフォーマンス重視の安価ライン「アウトレットライン」に分かれるため、値段の幅が広いのです。
本革を使用した上位モデルは定価が10万円以上することも多く、一概にすべての製品が低品質というわけではありません。素材によって、品質に大きな違いがあるのです。
コーチが人気の理由
コーチのブランドコンセプトは「手の届くぜいたく品（アクセシブル・ラグジュアリー）」です。
1941年の創立以来、美しさと耐久性を備えたアメリカン・スタイルのバッグ、財布やパスケースなどの小物からアクセサリーなど多様に展開し、年代や性別を超えて世界中で幅広い人気を集めています。
オシャレでトレンドを押さえている
コーチに対するネガティブなイメージは少なからず残っていますが、最近のコーチはおしゃれさが増しています。
以前と比べてカラーバリエーションが豊富になり、デザインの幅が大きく広がっています。「最近、コーチは洗練されてきた」との声が増えているのも納得です。
シンプルなディテールは控えめで、時に飾り気が少ない印象を与えますが、ブランドのアイデンティティを保ちながらトレンドを巧みに取り入れている点が魅力的です。
嫌味がなく使いやすい
コーチはハイブランドでありながら、決していやらしさを感じさせません。ルイ・ヴィトンやシャネルと比較しても、明らかにリーズナブルなため、ビジネスシーンや親の会でも気兼ねなく使えると好評です。
高級ブランドだと、無意識に反感を抱かれることもありますが、コーチは「手が届く価格なのに、ブランド感がしっかりある」という絶妙なバランスが魅力です。
日常のコーディネートに自然に溶け込む、スタイリッシュな選択肢といえるでしょう。
コスパが良く頑丈
コーチのバッグは、その丈夫さと耐久性からコストパフォーマンスの良さが際立っています。頑丈なので重いものを入れても壊れることなく、長年にわたり愛用できるでしょう。
もしも、壊れてしまったとしても、もとも価格設定が手頃なので買い替えも気軽に行えます。そのため、汚れを気にせず普段使いできる点も、忙しい日常にぴったりかもしれません。スタイリッシュで実用的な、まさにライフスタイルに溶け込むアイテムです。
【年齢層別】コーチのブランドイメージ・評判
アメリカの高級レザーブランドのコーチは、さまざまな年齢層から人気があります。年齢層別に見ると、ブランドイメージや評判は、次のように分かれています。
20代がもつコーチのイメージ
若年層の心をつかむカジュアルでカラフルなデザインが注目を集めています。木村拓哉さんの次女Kōki,さんが出演するCMも話題で、SNSでのプロモーションやインフルエンサーとのコラボなど、積極的なアプローチでファン層を広げています。
男性
実用性とスタイルを兼ね備えたアイテムが豊富なので、仕事とプライベートの両方で活用できる点が評価されています。また、耐久性やデザインの良さが重視され、クラフツマンシップの高さも、多くの支持を集める要因となっています。
コーチは、アウトレットでお得に購入できるブランドとして認知されています。特にキャップやスマホカバー、フレグランスといった手頃な価格の小物が人気です。
女性
大学入学や社会人への第一歩という重要な節目に際し、心機一転で質の高いアイテムを検討します。そんな時、コストパフォーマンスが良いコーチは選択肢に挙がるブランドです。
アウトレット店舗では頻繁にクーポンが発行され、よりお得にアイテムを獲得できます。カジュアルなデザインが人気で、スヌーピーやディズニーなどのコラボアイテムは注目度が高いです。
30代がもつコーチのイメージ
30代になると、上位ラインの「ブティックライン」に注目し始めます。カジュアルからフォーマルまで幅広く対応できるデザイン性が評価され、品質とデザインのバランスが取れたブランドとして認識されています。
また、SNSで強い影響力を持つ水原希子さんがブランドアンバサダーを務めていることも、コーチの認知度を高めています。
男性
コーチは、ハイブランドに比べてリーズナブルなブランドだというイメージを持っているようです。30代の社会人にとって、シグネチャーのビジネスバッグなど、フォーマルなシーンで活躍するアイテムに人気が集まります。
また、ブランドの信頼性が重視され、特に財布やバッグは実用性が高いと評価されています。
女性
30代の女性からは、仕事やプライベートで使えるアイテムが豊富で、特にハンドバッグや財布は高い実用性が評価されています。また、アウトレットラインはプチプラ感覚で購入できるため、「アウトレットに行ったらつい買ってしまった」という声も多いです。
さらに、自分へのご褒美としてブティックラインのレザーバッグやアパレル商品も視野に入り始めるようです。
40代がもつコーチのイメージ
40代からは、シンプルなデザインと高品質なブティックラインが人気です。この年代では、コーチが信頼性と安定感のあるブランドとして認識され、長年の愛用者はアイコニックなデザインを支持する傾向があります。
男性
40代になると、自分の年齢に適したブランドかどうか、不安を感じることもあるようです。しかし、コーチは男性ユーザーの獲得を重視し、2022年にはディーン・フジオカさんがメンズ部門のアンバサダーに就任しました。
これにより、大人の男性にも身につけやすいブランドとして位置づけられています。実際、スタイリッシュなデザインのビジネスバッグやトートバッグは30代と同様に人気です。
女性
ビジネスシーンはもちろん、落ち着いたカラーで機能的なバッグがデイリーユースにも最適だと人気があります。
長年愛用できるその品質とデザインの安定性が高く評価されています。エレガンスでさりげない品の良さ求めるなら、コーチは理想的なブランドです。
50代がもつコーチのイメージ
シグネチャーモデルの流行を経験した世代の中には、アウトレットでの安売りが印象に残り、コーチに魅力を感じない人もいます。しかし、50代層は品質や耐久性を重視する傾向があるため、高級感があり手頃なブランドとして評価されています。
男性
コーチは、女性に人気があるブランドだと認識されているようです。しかし、誕生日や父の日のギフトとして贈られることも多く、実際に使用している男性も増えています。
特に、クラシックな趣を持つレザーアイテムが高い評価を受けており、その品質とシンプルながらも洗練されたデザインが、50代層に好ましい印象をもたらしています。
女性
コーチのシグネチャーモデルは、日本での知名度向上を象徴するアイテムとして、今なお高い人気を誇ります。一方で、ネガティブなイメージを持つ方もいますが、アウトレットを訪れた際に思わず購入する人も多いようです。
高級感があり、シンプルで品質の良いブランドとしてコーチは認識され、長く使えるアイテムや落ち着いたデザインが好まれています。
【年齢層別】コーチの人気バッグ・財布・コート
コーチは世界的なファッションブランドであり、10代から60代まで幅広い年齢層に愛用されています。それぞれの年代で選ぶアイテムの傾向は違いますが、ブランドの評判は一貫して高いものです。
10～20代に人気のアイテム
高校生や大学生、社会人としての第一歩を踏み出す10代後半から20代半ばの世代は、お洒落に敏感な時期です。
多彩な出会いや経験が訪れるこの年代は、初めてブランド品を購入することも多く、コーチやルイ・ヴィトン、シャネルといった知名度の高いブランドを手に入れたいという好奇心が溢れています。
アコーディオン ジップ ウォレット ウィズ スキャッタード アップル プリント
＜ 縦10cm × 横19cm × マチ2cm / 44,000円（参考価格）＞
ディテールにもこだわりがつまった、ポップなファスナー付きの長財布です。散りばめられたアップルプリントがにぎやかで、コーディネートのポイントにぴったりのデザインです。
カメラ バッグ
＜縦15cm × 横22.5cm × マチ6.5cm / 49,500円（参考価格）＞
シーンを選ばないシンプルなシルエットのショルダーバッグです。コーチの定番ラインで、装いもアップデートを重ねられています。正面のポケットについた「C」のハードウェアが目を引きます。
20後半～30代に人気のアイテム
キャリアップや結婚、そして出産など、20代後半から30代はライフスタイルに変化が訪れる時期です。
コーチはシンプルかつ多様なデザインが魅力で、価格もリーズナブルでありながら、高品質なアイテムを提供しています。そのためこの年代から、プライベートからビジネスシーンまで幅広く活用できるブランドとして認識されています。
セントラル トート ウィズ ジップ
＜縦33.5cm × 横38.5cm × マチ15cm / 60,500円（参考価格）＞
極めてシンプルなトートバッグです。書類やタブレット、財布、水筒などを楽々収納できるサイズ感は、さまざまなシーンで活躍します。20代後半から30代は仕事が軌道に乗る時期でもあり、ビジネス向きのバッグが人気です。
チャーリー キャリーオール
＜縦18.5cm × 横28cm × マチ11.5cm / 86,900円（参考価格）＞
チャーリー キャリーオールは、大人の女性にさらなる魅力を与えるアイテムです。ハンドバッグと肩掛けの2WAY仕様で、たっぷり収納できる大容量タイプです。多機能な仕切りやポケットを備えた実用性と、ゴージャスさを兼ね備えています。
40～50代に人気のアイテム
成熟した40代から50代以降は、おしゃれに対する意識がさらに広がります。
コーチのシグネチャーデザインが日本で爆発的にヒットしたのは、今のミレニアル世代が若者だった2001年頃です。40～50代は、コーチの全盛期に愛用していた方も多く、ブランドへの特別な思い入れを持っています。
エリス サッチェル シグネチャー キャンバス
＜縦21cm × 横24cm × マチ11.5cm / 60,500円（参考価格）＞
ミセス世代に親しまれているコーチのエリスサッチェルは、シグネチャーをベースにした洗練されたデザインです。従来のキャンバス地に加え、リファインドレザーを採用しています。ハンドバッグやクロスボディバッグとしても使える2WAY仕様です。
トレンチコート
＜XS ・S・M・L / 93,500円（参考価格）＞
年を重ねるほど、長持ちするアイテムを選ぶ傾向が強まり、流行に左右されないスタイルを重視します。トレンチコートはベーシックな形と色合いなので、ひとつ持っておくと重宝するアウターです。
まとめ
コーチは多様な年齢層から支持を受け、それぞれの年代に合った魅力を持っています。ベーシックなデザインや豊富なコレクションは、程よい高級感を与えてくれます。
また、公式ウェブサイトの割引や充実したアウトレットラインなど、やはりリーズナブルさも選ばれるポイントだといえるでしょう。
