ラフシモンズとは
1995年に設立したファッションブランドで、ベルギーのデザイナーにより立ち上げられのが始まりとなっております。ブランドのメインはメンズウェアであり、昔ながらのテーラードスタイル、若者文化からヒントを得た挑戦的なスタイル、この両極にある2つを融合させたアイテムが特徴となっています。
1998年にはパリメンズプレタポルテ・コレクションに参加し、2000年秋冬には、有名ブランドにもレザーを供給するイタリア発の高級革製品メーカーがスタートさせた、ルッフォリサーチに選出されました。高品質のレザーが使用されたラフシモンズのアイテムが発表されました。その後2年間の活動停止はありましたが、街でスカウトした素人モデルを起用しコレクションを展開し復帰し早々に大きな話題となりました。
2005年には、プラダグループにあったジルサンダーでクリエティブディレクターを務め活躍。また、自身のブランドでは2008年から現在に至るまで数々の有名定番ブランドとのコラボレーションを発表しました。中でもアメリカのバッグブランドのイーストパック、アディダスのスニーカー、スタンスミスとのコラボは世界でも幅広く話題となりました。
2012年に、Diorのクリエイティブディレクターに就任し、感情に訴えるデザインとして新たなディオールを作り上げ、その活躍は「ディオールと私」という映画にまでなりました。そしてDiorのクリエイティブディレクター職を2015年10月に突如辞任し、自身のブランドにフォーカスすること、そしてファッション業界以外の新しい業界におけるアプローチを理由に決断した、とシモンズは最後に語っています。
2020年から、プラダにてクリエイティブ・ディレクターとして活動。
2022年11月、自らのブランドである「ラフ・シモンズ」を終了することを発表し、2023年春夏コレクションが最後となります。
ラフシモンズの特徴やデザイン性
ラフシモンズの特徴は、何と言ってもその先進的で芸術性高いデザインで、ファッション性よりもアートに近いデザインは、ありきたりとは程遠い斬新なものが多いです。色鮮やかで派手なアイテムや、ダークで落ち着いたアイテムまで、様々な一面を持っており、中でもテーラードスタイルを得意とし、その出来栄えは芸術的と称されるほど。ユースカルチャーの反抗的なエネルギーやアングラファッションからインスピレーションを受けてデザインされています。
ラフシモンズが手掛けた最初のコレクションは自身が通っていた厳格なカトリック校の制服をインスピレーションにしたブラックのスーツやシャツで、とても20年以上も前のデザインしたとは思えない現代的なファッション。後々にも継続されるモデルにストリートから一般人をキャストするというアプローチをとっています。ラフシモンズが若者からカリスマ的支持を集めたのには、こうしたアバンギャルドでありながらも身近に感じられる親近感があったからではないでしょうか。
人気のアイテムのご紹介!
ラフシモンズのアイテムはサブカルチャーからインスパイアされたデザイン、繊細な柄を融合させたアイテム、写真のコラージュを取り入れたアイテム、未来的な配色のデザインなど非常にバラエティーに富んだアイテムが展開されています。
・I LOVE 東京ニット
・I LOVE NY セーター
・ジェットコースタープリントスエットシャツ
・OZWEEGO
・16AWオーバーサイズドデストロイニット
などなど……
プレミア化で数百万のアイテムも!?
ラフシモンズは、90年代に若者の間でカリスマ的な人気になったブランドでもちろん現在でもディオールやカルバン・クラインなどの一流メゾンのクリエイションを行いブランドとしての人気は健在です。しかし、それ以上にすごいことになっているのが90年代から2000年代初頭のアーカイブデザインのプレミア化です。
特に初期のラフシモンズというのはパンクを前面に押し出したアバンギャルドなデザインや2010年以降のラグジュアリー×ストリートのブームの中で頭角を現したラグジュアリーストリート(ラグスト)ブランドを先取りしたようなデザインが豊富でそうしたアーカイブをラグストのカリスマであるカニエ・ウエストやエイサップ・モブ、トラヴィス・スコット、イアン・コナーといったアーティストが着用していることでリバイバルを引き起こし、現代の時代背景もあってオークションでは100万円以上の値がつくことも出てきており、カニエ・ウエストが着用したインスタなどが上がると数百万円まで跳ね上がります。
まとめ
ラフシモンズも人気の理由は時代を先駆けしたブランドで世界的に愛されているからこそなのですね。ご紹介させて頂い様にラフシモンズのアイテムは高価お買取り可能ですので是非一度ご査定してみてはいかがでしょうか。