ピエールカルダンとピエールカルダン・リー二ュの違い
日本では、まずピエールカルダンジャパン株式会社という高島屋と三井物産が主要株主となっているマスターライセンサー会社が存在し、その中で、ピエールカルダンという名前を使ってブランドビジネスをしたい会社と同社との契約により、衣類から傘まで幅広い品種ごとにライセンスブランド(名義貸しブランド)が存在しています。
その中で既製服を取り扱っているのがラピーヌという会社です。ピエールカルダンジャパン社の主要株主である高島屋を中心に、全国各地の百貨店にて婦人服などを販売しています。カルダンのもつ品格や個性と伝統を大切にしつつ、生き方や考え方が明確で、自分らしさを大切にする本物志向の女性に向けたブランドで下記の特徴があります。
・フォルムの美しさと着心地の良い商品つくり
・大胆なカッティングや配色使い、モダンなデザインディティール
・クリアなクチュールカラー
・上質で高級感溢れる素材感(インポート素材を中心に素材構成)
対してピエールカルダン・リーニュというブランドとは、一言でいうとラピーヌ社のピエールカルダンブランドの大きいサイズ版ブランド。そして、リーニュとはフランス語で「line、輪郭」といった意味になります。豊かなサイズを意識した、フォルムの美しさと着心地の良い商品作りと大きいサイズを販売しているという事になります。
ピエールカルダンの年齢層
アバンギャルドなスタイルが有名となり、特に1960年〜70年代ごろに人気を集めており、メンズからレディースまで幅広く展開しています。ネクタイなどのファッション小物や時計、財布、アクセサリー、アイウェア、バッグといったアイテムも豊富です。そのほかにも、タオル、ベッドクロス、マット、食器といったホームコレクションも展開しています。40代から50代のイメージがあると思いますが実は幅広い層に向けての商品が展開されていることが分かります。
まとめ
これまで述べてきたようにデザイナーとして活躍するだけではなく人道的プログラムにも尽力しています。各国より数々の勲章等を受勲。日本では勲二等瑞宝章受勲しております。商品も幅広く展開しているためご自身の記念であったり、贈答品としても活躍すること間違いなし。またドキュメンタリー映画「ライフ・イズ・カラフル!未来をデザインする男ピエール・カルダン」ではカルダン氏本人のロングインタビューなどもあるのでこれをきっかけに視聴してみてはいかがでしょうか。