ジミーチュウ発祥の地は?
1996年イギリスで設立されたジミーチュウは、靴制作からスタートして、その後にバッグ・財布・サングラス・香水など多くの分野にまで展開しています。イギリスのファッション業界に多大な影響を与え、英国の芸術高校の初代名誉校長にも就任された事でも有名です。創始者の一人、ブランド名にもなったジミー・チュウは1954年のマレーシア出身です。靴職人の父のもとで、幼い頃より靴作りのノウハウを学んでいました。
10代で親戚が住んでいるロンドンへ移り住み、コードウェイナーズ・カレッジ(現ロンドンカレッジ オブ ファッション)へ入学、1983年に卒業します。その後、お世辞にも治安の良くないロンドン・イーストエンドのハックニーに工房を構えました。そんな折、イギリス版「ヴォーグ」へマノロ・ブラニクの代打としてジミー チュウの靴が掲載されます。編集者のタマラ・メロンと知り合うとともに、英国のセレブがジミー チュウの工房へ殺到するきっかけとなりました。そんな噂はケンジントン宮殿へも届き、ダイアナ妃から直接のオファーを受けるまでになります。
しかし、名が知れ渡る反面、ビジネスの面で不安を抱いていたジミー・チュウは、前述のタマラと手を組み、プレタポルテライン「ジミー チュウ」を1996年に設立、2001年、Equinox Luxury Holdings Ltdにより買収されます。ジミー・チュウ自身はプレタポルテから手を引き、彼の姪にあたるサンドラ・チョイとタマラがブランドの舵取り役になります。その後も、2004年にライオン・キャピタル社により買収、2007年にはTowerBrook Capital Partnersに、2011年にはラベルックスグループにより買収、この2011年の買収劇の後、もう一人のブランドの創始者、タマラも「ジミー チュウ」を去りました。さらに、2017年にはマイケル・コース・ホールディングスにより買収されます。
こうした数々の買収による企業成長と戦略的なPR、そしてオートクチュールの靴作りのDNAを受け継いだ確かな物作りで、ジミー チュウは100年以上の歴史を持つハイブランドとも肩を並べる企業へと成長しました。
売却はできますか?
勿論、買取りの対象となります。発売された年代・商品の状態・付属品の有無などが査定対象となります。特にジミーチュウの代表格でもある靴やヒールなどは、多くの方から絶大な支持を得ており、デザイン性もさることながら履き心地の良さから20~40代に人気が高いアイテムになっています。ジミーチュウは元々、シューズメーカーとして始まったブランドで実は、レザー製品を得意としています。ジミーチュウは、シューズ作りで培った上質なレザーの選定や縫製、裁断、レザーの美しい魅せ方なども熟知しているので、それだけ高品質なバッグを生み出せるのです。良質な物を作り続けるジミーチュウだからこそ多くの海外セレブや芸能人が愛用するようになり、本日までたくさんの人々の心を掴むブランドになっています。
ジミーチュウで特に人気の高いヒール系では何がありますか?
愛用されている方々からの声で、見た目にも美しいピンヒールなどでは、長時間履いていれば足の痛みも出てきそうです。しかし、ジミーチュウのヒールは界隈では“魔法の靴“と称され愛用者から大きな支持を得ている要因の1つといえます。
●20代に人気の高い:ベサ(BETHA)
●30代に人気の高い:アグネス(AGNES)
●40代に人気の高い:アザ(AZA)
まとめ
ジミーチュウで特にお持ち込みが多いのが、バッグ・お財布類です。ブランド設立が1996年と比較的に若いブランドでありながら、シューメーカーとしても確かな腕と洗練されたデザイン性で、瞬く間にクリスチャンルブタンなどのハイブランドと肩を並べるほどに成長を遂げたのがジミーチュウです。ブランド「ジミーチュウ」は驚異的なスピードで一流ブランドへと昇りつめ、度重なるメンバーチェンジを経て世界的に有名なラグジュアリーブランドへと進化を遂げました。現在は、ヒール・シューズ・バッグや財布、ファッション小物や化粧品にも手を拡げています。