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クロムハーツは偽物が多く出回っている
クロムハーツのアクセサリーは、他のブランドと比べて多くの偽物が出回っている傾向にあります。この原因としてまず挙げられるのが、クロムハーツのアイテムが世界中で人気があり、高級品であるからです。
クロムハーツは浮き沈みの激しいファッションシーンで、30年以上の長期に渡り、不動の人気を維持しています。一方で、価格帯は比較的お手頃なはずのシルバーアクセサリーでさえ決して安くなく、気軽に購入するのは難しいです。このような理由があるため、他ブランドと比べて偽物の流通が多くなっているんですね。
22kなどのハイエンドラインに偽物が多い
クロムハーツはシルバーアクセサリーを中心としたレギュラーラインに加え、ゴールドやダイヤモンドを用いた高級路線であるハイエンドラインを展開しています。これらの商品はプラチナやゴールドといった素材にダイヤモンドなどで装飾したデザインで、有名人が愛用していること多く、非常に人気があります。
ハイエンドラインのアイテムはプレゼント用途としても選ばれる場合が多く、その分偽物も多く出回っています。ハイブランドジュエリーといえる価格帯のものになるので、正規店や信頼できる店舗で購入することが重要です。
スーパーコピー品とは
スーパーコピー品は、通常の偽物に比べ、素材や細かい部分にこだわって作った質の良い偽物のことで、一般の人では本物と並べてみても区別がつかない程の作りになっています。
本物と判断つかないクオリティをもっているため、そのアイテムが偽物とわかっていて購入する方も多いですが、実際に購入しても届かなかったり、個人情報が漏洩するトラブルにつながる事もあります。
また、関税法が2022年に改正され、個人での利用に関しても禁止となりました。今のところ個人に対する罰則は規定されておりませんが、品物は没収されるうえ金額の保証等もないため、購入は絶対にやめましょう。
クロムハーツに偽物が多い理由
クロムハーツのアイテムは、他のブランドと比べて偽物の比率が高いといわれています。これにはたくさんの理由があります。そこで、ここではその中でも特に強い影響を与える理由を3つ紹介します。
世界中で知名度や人気があるから
クロムハーツは、世界中で知名度が高く、シルバーアクセサリーの分野では最も人気の高いブランドといえます。ジャンルや地域、老若男女問わず愛好家が多く、需要が高いです。
このように、市場規模が大きいため、偽造品を大量に作ったとしても余ることがないため、多くの偽造品が世界各地に広がっています。
資産価値が高いから
クロムハーツは世界的に高級アクセサリーブランドとしての地位を確立しています。
シルバー素材を基本としたレギュラーラインでも10〜20万円の価格帯であり、金やプラチナなどを用いたハイエンドラインは、100万を超えるものも多く、ハイブランドジュエリーといえます。
違法業者からすると、元の価格が高ければ高いほど利益がでるため、このようなブランドは狙われやすくなってしまいます。
本物と偽物の見分けがつきにくいから
シルバーアイテムは、本物から金型を作成し、素材であるシルバーを流し込むだけで、コピー商品を比較的簡単に作ることができます。さらに、ここ数年ではスーパーコピーと呼ばれる品質が本物と見分けがつかない偽物も出回っています。
これにより、本物と偽物の判別がしにくく、素材の関係で比較的容易に作成できることから、クロムハーツの偽物が他ブランドよりも多く出回っている現状が生み出されています。
クロムハーツの偽物・スーパーコピー品の見分け方
クロムハーツの真贋を正確に見分けるには、さまざまな項目を見極め、総合的に判断する必要があります。そんな中でも、査定士が特に注目するポイントについてご紹介します。
サイズ
アクセサリーのサイズは、そのアイテムが本物かどうかを見極めるための重要な要素となります。多くの場合、偽物のアクセサリーは本物と比べて一回り小さいサイズ感となっています。
なぜかというと偽物のアクセサリーは、本物からつくった金型に溶かした金属を流し込んで複製するため、研磨などの過程ですり減り、元の大きさよりも約1mm程小さくなるためです。
スーパーコピーなどはそのあたりもしっかりとしていますが、大量生産された粗悪な偽物はほぼ小さいといえます。
刻印
クロムハーツのアクセサリーは、それぞれに独特な刻印が施されておれ、それがアイテムのアクセントとなっています。そんな刻印もアイテムの真贋を見極めるために重要な要素となります。
刻印の深さ
コピー品の場合、レーザー加工や本物の型取りなどで生産される分、本物に比べて「浅い」又は「細い」刻印となる場合がほとんどです。
リングの内側に入っているCHクロス刻印は分かりやすく、彫りの深さを見た時にクロスの中央が最も深く、端になるほど浅くなる「谷形」の刻印が本物で、クロスが平らに浅く彫られていた場合はかなり怪しいといえます。
刻印の字体や太さ
刻印の字体や太さも重要な要素です。本物のクロムハーツアクセサリーの刻印は、熟練の職人によってひとつひとつ丁寧に彫られています。人の手で彫られているもののため、太さに僅かにブレがおきます。
一方で、偽造品の場合は機械を用いるレーザー加工で刻印される場合がほとんどのため、太さが常に一定です。また、クロムハーツのアクセサリーはアイテムによって字体が異なっていますが、偽造品はその字体と異なるもので刻印されているものも多いです。
刻印の位置や向き
刻印の向きが外側か内側かで本物を見分ける事ができるものもあります。ペンダントチャームのベイルですと、外側向きに刻印されるものがほとんどで、内側向きに刻印されるのは1994年のみです。
そのため、1994年刻印以外で、内側向きに刻印されている個体は確実に偽物と判断ができます。
生産時期
クロムハーツのアクセサリーには、そのアイテムの製造年が必ず刻印されてます。それらは生産時期によってそれぞれ特徴があり、そこから本物かどうかわかることもあります。ここでは時期ごとの特徴について紹介します。
初期(1989年~1993年)
この頃のクロムハーツはまだ知名度が低く、希少性もそこまで高くなかったため、この年代の偽物は少ないといえます。しかし、全くないわけではないため、注意する必要はあります。
中期(1994年~1999年)
この頃になってくるとクロムハーツの人気がどんどん上がっていき、製造のアイテムはアジアの工場で製造され始めた時期になります。
流通量の増加とともに、偽造品が数多く世に出回りだしたのもこの時期からになります。一方で、この時期の偽物はまだ正規品と偽物との品質の差が大きく、判別するのは比較的容易といえます。
後期(2000年~)
この時期になってくると粗悪な偽造品の他に、精巧につくられており、真贋の判別が難しいスーパーコピー品が出回り始めました。
スーパーコピー品は、本物と遜色がないほど精巧に作られているため、一般の方はもちろんプロの査定士でも判別するのに苦労するほどで、刻印のみで判断することはほぼ不可能です。
重さ
アクセサリーの重さは、アクセサリー自体の大きさと使われている金属の比重によって決まります。
クロムハーツのアクセサリーは、「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の3つの素材からアイテムを作成しており、素材によってそれぞれ配合比率が決まっています。
偽造品は、配合率までは細かく調整することが出来ず、粗悪なものだと含有率自体が少なかったり、下手をすると一切使用していないことも多いため、本物よりも軽くなりやすい傾向にあります。
石の留め具部分
クロムハーツのアイテムには、ダイヤモンドをはじめとした宝石で装飾された物も多いです。注目するのはその宝石を固定している留め具部分です。「宝石本体でなく、留め具部分なの?」と疑問に思う方もいると思いますが、これには理由があります。
中古のアイテムに宝石が付いていた場合、クロムハーツが石入りモデルとして生産している「純正」と呼ばれる正規の石入れカスタムと、「アフター」と呼ばれるクロムハーツ以外で後から宝石の加工されたものの2種類があるためです。
純正の場合は査定額にプラス評価されますが、アフターの場合はプラス要素になりません。具体的にはツメの大きさや数、位置を把握しておくことで、純正かどうか見分けることが可能です。
細部の作り
偽物のアイテムで一番差が表れやすいのが「細部の作り」です。理由は、細部にこだわるほど手間やコストがかかるため、利益を多くするためにできるだけ削りたい部分だからです。
この細部の作りは細かく見るとかなり多くの項目に分けられますが、その中でもわかりやすいものとしては、「左右対称の作りになっているかどうか」や「バリが残っていないかどうか」などが挙げられます。
この2つの項目は、きれいに仕上げようとするとどうしても職人の目や手にゆだねられる部分が多いため、どうしても差がつきやすいポイントとなっています。
付属品
以前は、アクセサリー本体のみの偽物が多かったのですが、近年では付属品まであるものも多く出回ってきています。しかし、偽の付属品は本体よりも作りが甘いことが多く、ここから偽物とわかる事も少なくありません。
特に書体の違いや押されているスタンプが異なる場合は、本物を知っていればすぐに判別することも可能です。
一方で、付属品だけ本物でアクセサリー自体は偽物と差し替えられている悪質なものもあります。付属品の有無や品質だけでなく、他の判断基準と合わせて判断することが重要です。
購入元
一般の方では少し難しい項目ですが、我々のような買取業界では、どこから購入したものなのかも重要なポイントとなっています。
実店舗のあるブランドジュエリーを専門とした中古販売店などと比べると、個人間での取引で手に入れたものや、ネットオークションやメルカリ等での購入、過去に偽物を販売したことのある店舗などは、偽物の確立がやはり高くなってしまいます。
逆に正規店や信頼のおける店舗の場合は、購入した証拠があるだけで、その信頼度は高くなっています。
偽物・スーパーコピー品が多いクロムハーツのアイテム
クロムハーツのアイテムは全体的に偽造品が多い傾向がありますが、その中でも特に偽物・スーパーコピー品が多いアイテムはやはり定番のものだったり、元の価格が高価なものです。ここでは、そんなアイテムを紹介していきます。
定番アイテム
定番アイテムはクロムハーツ創業当時から販売されているものも多く、販売年数の長さとその人気ゆえ合計の流通数が圧倒的に多くなっています。
この流通数の多さから、偽造品を作るためのサンプルにしやすかったり、流通量が多いためコピー品が紛れ込みやすいなどの理由で、偽造品がどんどん市場に流れてしまっている現状があります。
ここでは、その中でも代表的なアイテムについて紹介します。
ラージCHクロス
CHクロスは、クロムハーツ製のネックレスの中で常に上位の人気を誇る定番アイテムです。著名人たアーティストが着用していることも多く、見る機会も多い逸品です。
シンプルなつくりなため、判断材料が少なく判別が難しいことから多くの偽物が流通しています。サイズなどをしっかりと確認するようにしましょう。
カットアウトクロス ドッグタグ
クロムハーツのドッグタグシリーズは、90年代のドッグタグブームの火付け役ともいえます。しかし、当時の人気の裏で数多くの偽物が量産され、大量の偽物が流通してしまったモデルでもあります。
こちらもシンプルなつくりではありますが、工場で大量生産された当時のコピー品は刻印の入り方が非常に浅いという特徴があるため、そこをしっかり確認しましょう。
1クリップ クラシックウォレットチェーン
クロムハーツの手がけるウォレットチェーンの中で、最も人気の高い代表的なモデルです。幅広いファッションに取り入れられるウォレットチェーンの王様的モデルといえ、その人気からコピー品も多く出回っています。
人気アイテム
定番アイテムと同様に、ブランドの顔となる知名度と人気のあるデザインも多くのコピー品が生み出され流出しています。特に人気のアイテムに多いのは、個人売買などで気づかずに購入してしまい査定にいざ出してみてはじめて偽物と判明するケースです。
それほどに、人気のアイテムというのは誰しもが欲しており、その人気の分だけ被害が広がってしまうのです。特に注意すべき代表的なアイテムを抜粋していきます。
キーパーリング
クロムハーツのリングを思い浮かべる際にキーパーリングが真っ先にでてくる人も多いのではないでしょうか。クロムハーツの人気を支える柱のひとつといえるほど知名度が高い人気アイテムです。
このリングは造形が複雑なため、以前は偽造品の判別は容易な部類のアイテムでした。しかし、年々偽造品の精度が高まっていて、スーパーコピーと呼ばれているものに関しては熟練のバイヤーでも苦労するようになっています。
造形や刻印をみることはもちろん、重量や着け心地などの目に見えない部分まで気をつけなくてはならないアイテムです。
ベビーファットクロス
小さくシンプルながらも、クロムハーツを象徴するデザインである十字架が印象的、老若男女問わず人気のモデルがベビーファットクロスです。
現在のクロムハーツのペンダントの中で、人気のアイテムとして必ず名が上がる逸品です。
正面から見るとシンプルなディティールをしていますが、両サイドに入る刻印はかなり特徴的で、そこが本物の決め手になりやすいです。購入する際は本物の刻印を調べ、しっかりと確認するようにしましょう。
フローラルクロスIDブレスレット
クロムハーツのブレスレットの中で、最も知名度が高いのがIDブレスレットシリーズです。その中でもフローラルクロスは、クロムハーツの十字架をモデルとしているのがひと目でわかり、人気が高いです。
IDブレスレットはスライド式のブレスレットなので、スライダー部分からも偽物と本物を判別する事ができます。粗悪なコピー品はハメ込む開口部がスカスカでゆるかったり、スライダーが異常に短かったりするので正確にディティールを把握できれば、誰でも見分けることが可能です。
ハイエンドライン
ゴールド素材などを使用したハイエンドラインでも偽物が作られてしまっています。多くの著名人が着用していることもあり、非常に人気で需要の高いシリーズなため狙われやすいといえます。そんな人気の高いハイエンドラインの中から特に注意すべきアイテムを紹介します。
22K タイニーファットクロスPAVEダイヤ
タイニーは小さいを表す言葉で、ベビーファットクロスと比べると少し大きい、クロムハーツの22Kアイテム代表格となるモデルです。
ベビーファットクロスとの組み合わせが非常に人気が高く、クロムハーツファンの憧れの対象ですがその人気を狙ってコピー品が非常に多く出回っています。金素材やダイヤを使用しているスーパーコピーも出回っているため、信頼できるお店で買うようにしましょう。
22K ツイストチェーン
上で紹介した、ベイビーファットクロスとタイニーファットクロスの組合せにツイストチェーンでまとめるのがクロムハーツ王道の組合せと言われており、クロムハーツ独自のデザインが22Kのチェーンでは圧倒的に人気です。
一方でコピー品も多く、クロスとセットで販売となっており、どちらか片方は本物を使っているケースもあるため、ネットオークションなどで少しお得かもくらいの感覚で販売されているものは特に危険です。
コラボアイテム
近年になり、偽物の数が急増しているのが、コラボアイテムをはじめとした限定販売のアイテムです。クロムハーツの人気アイテムはただでさえ入手が困難ですが、コラボアイテムの場合は数が少なく、普通のアイテム以上に入手困難です。そんなコラボアイテムの中で、特に偽物の多いアイテムを紹介します。
FNO限定 20周年記念ラバーネックレス
こちらはクロムハーツ青山の20周年を記念し、ファッション誌『VOGUE』が主催する「FNO(ファッションナイトアウト)」にてリリースされた限定商品です。
元々リリースされていたカラーに加え、クリアやブラックが販売され、各カラー200点限定という少なさから一気にプレミアがつき、定価以上の価格で買取が行われていました。
しかし、材質がシリコンということから、早い段階から非常に精巧な偽物が海外で量産されてしまっており、現在でもフリマアプリやネットオークションなどで大量に売買されています。素人目では見分けはほぼつかないほど精巧なため、購入したい場合は必ず信頼できるお店で購入しましょう。
CHROME HEARTSxOFF-WHITEコラボ パーカー
ストリートで圧倒的な知名度のあるオフホワイトとクロムハーツのコラボアイテムで、クロムハーツファンだけでなく。ストリートスタイルのファン層からも絶大な支持を得ています。
アパレルアイテムなため、上述したポイントで見極めることは難しく、「ブランドタグ」や「生地」、「プリントされたロゴの精巧さ」など、さまざまな点から総合的に見極める必要があります。
こちらのアイテムもかなりの数の偽物が作られており、日本でも相当数が流入しているため、必ずブランドに強いお店で購入するようにしましょう。
クロムハーツを購入する時の注意点
ここまではどんなコピー品があって、どういったポイントに注意すべきなのかを書きましたが、そもそも偽物をつかまされないようにするためには、コピー品がどこに出回っているのかを把握し、その売り場を避けるのが一番の予防策です。
ここからは絶対にやってはいけない買い方と、避けるべき市場についてご説明していきますのでしっかりと予防線を張って、見極めていきましょう。
フリマアプリやネットオークションで購入しない
スマホなどの発達とともに、だれでも気軽に不用品の売買ができるようになりました。便利な一方、悪質な利用者が一定数いることも事実で、ブランド物などの元が高価な品物においてトラブルが起こることも少なくありません。
そういった理由から、フリマアプリやネットオークションを利用した個人売買で、クロムハーツのアイテムを購入することは、あまりオススメできません。実際に査定をする際に偽物と判断することが最も多いケースがこういったサイトでの購入です。
真贋判別のできるバイヤーがいないリサイクルショップでは購入しない
リサイクルショップは、意外な掘り出し物が破格の値段で手に入れられることもある魅力的な店舗といえます。しかし、こういったお店でクロムハーツのアイテムを購入するのも避けた方が無難です。
なぜなら、このようなお店は、ブランド物以外にも幅広く買い取っている事が多く、ブランド品に特化した知識豊富な査定士がいない事が多いからです。そのような場合はギャランティがついているかで本物かを判別することが多く、ギャランティのみ本物を使った悪質な偽物が多く紛れ込んでしまっています。
クロムハーツの査定は全国展開するような大手のブランド買取店でも難しく、ギャランティとアイテムの両方を査定できなければ買取不可になる場合が多いほどで、全てのリサイクルショップにそれを求めるのは難しいといえます。
安すぎるサイトでは購入しない
クロムハーツのアイテムはいずれも非常に人気ですが、その分値段も高額なせいで中には、偽物でもいいから欲しいという方もいらっしゃいます。しかし、これは犯罪を助長させる行為なのでやめましょう。
ネット上にはスーパーコピー品販売サイトなどが堂々とインターネット上で偽物を販売しています。このようなサイトでは定価数十万円のアイテムたちが異様に安く販売されています。
しかし、これはあくまでもクロムハーツ風のアクセサリーであってクロムハーツのアイテムではありません。さらにいうと、画像と異なるものが届いたり、そもそも品物が届かないといった場合も多いため、こういったサイトでの購入はしないようにしてください。
出品画像がわかりにくいものは購入しない
近年では、インターネット上でブランド品の販売をする業者やサイトも多くなってきており、中古品や並行輸入品を問わずさまざまなブランド品が売買されています。
しっかりとした業者も多いですが、一部では偽物を本物と偽って販売していることもあります。そのような業者を見極める要素のひとつが出品画像が詳しく、鮮明に写っているかどうかです。
画像がぼやけていたり、暗い所で撮影された画像では刻印などの細部の確認ができません。このような場合は、出品者が意図してわざとわかりにくく撮影している可能性もあります。
そういうものが全て偽物というわけではありませんが、危険を避けるという意味で、このような商品は購入しない方が安全です。
付属品のついている商品を購入する
クロムハーツのアイテムには、ギャランティや専用のレザーポーチなどがついています。これらがしっかりと揃っているアイテムは、付属品の無いものに比べて本物の可能性が高くなります。
もちろん、付属品自体が偽物の場合や、本物の付属品に偽物のアイテムをつけて販売することもあるため、あれば安心というわけではないのでそこは注意が必要です。
クロムハーツの偽物を購入してしまった場合の対処法
自身の購入したアイテムが偽物の可能性がある場合、かなり不安になりますよね。クロムハーツは偽物が多いブランドであるため、正規店以外での購入には、偽物の可能性が存在します。
偽物の可能性が高くなった場合いくつか対処方法があり、それは購入先によって正しい対応が異なります。そこで、ここではそれぞれの方法について紹介します。
ブランド中古店で購入した場合
実店舗を構えるブランド中古店や、そのECモール店などからクロムハーツのアイテムを購入した場合は、まずはレシートや納品書など、購入した事がわかるものと一緒に購入店に問い合わせをしてください。
問い合わせの際にはなぜ真贋に不安をもったかを伝えるとスムーズです。ポイントは、お店側から不安な点についてしっかりとした説明がない場合は返品を希望する旨を伝えることです。
一般的な中古店であれば、購入から日が経っていないものであれば、対応してもらえる事があります。しかし、クロムハーツ等の高額ですり替え等のある可能性のあるブランドはお店によっては返品交換不可としている店も多いので、購入時にしっかりと確認するようにしましょう。
フリマアプリなどの個人間売買で購入した場合
フリマアプリや個人間売買の場合になると、返品や返金というのが一気に難しくなります。
一応、Yahooオークションを例にだすと「商品満足サポート」や「お買いものあんしん補償」のように、商品トラブルの相談窓口や一定の保証制度などのサービスを各サイト毎に行っている場合もあります。
しかし、結局は出品者側次第だったり、保証される条件が厳しく保証額が低かったりするため、満足のいく対応になることはほとんどありません。
このようなリスクも踏まえた上で個人間の取引を行う必要があるため、ネットオークションやフリマサイト等を利用する際は十分に注意したうえで利用しましょう。
激安偽物サイトで購入した場合
これについては、返品や返金の可能性はほぼ0といえます。
このような激安サイトで買う場合、写真よりも出来の悪いアイテムが届くことはもちろん、偽物の販売よりも購入者の個人情報を集める目的でサイト運営がされている場合もありえます。
酷い場合は、返品交換ができないだけでなく、勧誘メールや訪問販売などに悪用されるケースもあるため、激安偽物サイトでは絶対に購入してはいけません。
まとめ
今回はクロムハーツアクセサリーの偽物について見分け方などを中心に紹介しました。自身のもっているクロムハーツアイテムが本物か確実に調べるには買取店に査定してもらうのもオススメです。「買取大吉」のように無料査定を行っている店舗もありますので、気になる方は是非お持ち込みになってください。