クロムハーツとは
クロムハーツは、世界中にコアなファンを持つシルバーアクセサリー界の大御所ブランドです。1988年にリチャード・スタークによりアメリカにて設立されました。シルバーのブレスレットやリングが特に有名ですが、レザーの財布等の人気も非常に高く、全てのアイテムはアメリカ・ハリウッドにてハンドメイドで作られています。1992年にはアメリカのファッション業界で最も栄誉ある賞とも言われている、アメリカ・ファッション・デザイナーズ協会(CFDA)のアクセサリー部門最優秀賞を受賞しています。日本で最初にクロムハーツの取り扱いを始めたのは青山のコム・デ・ギャルソンでしたが現在はユナイテッドアローズにより運営されています。世界中に多くのファンを持つアクセサリー界のまさに大御所ブランドです。
クロムハーツの財布はハリウッド産
シルバーアクセサリーで有名なクロムハーツですが、実は革の財布にも定評のあるブランドです。ブラックを基調としながら、クロスやフレアなどのモチーフを取り入れたデザインは、多くの著名人からも愛されています。しかし、革の種類もさまざまでアイテム数も多いため、どれにしようか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
クロムハーツと言えば、シルバーアクセサリーの高級ブランドのため、財布と聞くとちょっと意外に思う方が多いかもしれませんが、実は皮革製品にも強いこだわりを持つブランドです。
そもそも、クロムハーツというブランドは、ハーレーダビッドソンを愛するバイク乗りであった創業者が、既存のレザーウエアでは満足できず、自分のためにバイク用のレザーウェアを作ったことが始まりとされています。代名詞であるシルバーアクセサリーも、最初はバイク用のレザーウェアの付属品でした。
そんなクロムハーツの財布は、ひとつひとつアメリカのハリウッドで職人が作り上げているため生産数に限りがあり入手困難なことでも知られています。他の人とは一味違った財布を持ちたいという方や個性的だけど質の高い財布が欲しいという方には、特におすすめです。
クロムハーツのレザーやモチーフの種類
【レザーの種類】
1.定番は「ヘビーレザー」、初心者にもおすすめ
「ヘビーレザー」は、クロムハーツの財布の中で最もスタンダードで人気が高いです。程よい光沢と重厚感・高級感があり、クロムハーツらしいハードさも感じられます。使い始めは少し硬い印象がありますが、使えば使う程手に馴染んで柔らかくなってくるのが特徴です。クロムハーツの財布で最も多く使われている人気の素材という事もあり、初めての方にもおすすめです。
2.長く愛用したい方には「パテントレザー」が最適
「パテントレザー」は、レザーの表面にエナメルを塗っています。パテントレザーは程よい光沢があるため、高級感のある財布を持ちたい方におすすめです。また「パテントレザー」はエナメルを塗ってあるので耐久性も抜群です。水にも強いので、長く製品を愛用できるというメリットがあります。
3.個性的なものを求めるなら、独特な質感の「デストロイレザー」
レザーの表面を研磨して荒く表面加工した「デストロイレザー」は、荒々しさと上品さの両方を持ち合わせており、他のレザーにはない質感が人気です。使い込むと違う表情が見えてくるエイジングを楽しめることでも人気があります。人とは一味違う財布を持ちたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
【シルバーモチーフもチェック】
財布に使われている代表的なシルバーモチーフを紹介します。
1.ブランドをアピールするなら「クロスモチーフ」
クロムハーツのシンボルとも言えるほど代表的なモチーフと言えば、「クロス」のデザインです。一目見てクロムハーツと分かるものが欲しい方は、クロスモチーフの財布をチョイスするとよいでしょう。
「災いから身を守る」という意味もあり、財布ではボタン部分にクロスがデザインされた「クロスボタン」として用いられています。アクセサリーとしても身に着けやすいモチーフですので、お手持ちのクロスのアクセサリーと合わせて持つのもおしゃれです。
2.ハードさと華やかさを両立できるのは「フレアモチーフ」
ユリをイメージしたフランス王家の紋章がベースとなっている「フレア」は、権力や主権といったイメージを象徴するモチーフです。また、ユリは純粋・純潔といった花言葉を持っています。
ハードな印象を持つクロムハーツの革製品ですが、フレアモチーフは華やかで上品なイメージをプラスしたい方にぴったりです。成功したい人におすすめのモチーフとされていますので、就職や昇進などの特別な転機に財布を一新する場合にも相応しいですね。
レザーの財布のお手入れ方法と長持ちのポイント
普段のお手入れだと、革財布はもともと丈夫なものですが、より寿命を延ばすことができます。手軽なものとしては、天然素材のクロスでやさしく拭いてあげるだけでも、汚れが落ちて長持ちします。
また、水分がついてしまった際には、浸透しないうちに拭き取ることが大切です。濡れてしまったからといって、ドライヤーをかけるのは革が傷んでしまうので絶対にしないようにしましょう。できるだけ水分を除去してから、風通しの良い場所で陰干しするようにしましょう。
1.「皮」から「革」へ加工され、新しい命を吹き込まれたレザーは生きています
皮革表面についたホコリをブラシで落としましょう。角や縫い目の溝には汚れが溜まりやすいのでブラシを傾け、毛先が入るよう磨いて下さい。
2.クリームを少量クロスに取り、薄く全体に伸ばします
革には適切な水分が決まっており、多量過ぎても意味がありません。
3.仕上げにブラッシングをして、布でよく磨いて下さい
ブラッシングは、摩擦によって溶けたクリームが革の艶を出します。
天然革は、使えば使うほど、味が出てくるという事です。しかし、長く使用していると革の栄養がなくなり、ひび割れやシミがつきやすくなります。使い込んでいくと手の油や革自体から出る油により自然の保護膜ができますが、まっさらな状態ではやや汚れやすいので、新品の状態にクリームや防水スプレーする事で保護膜を張り、汚れや水シミがつきにくくします。
~これはやめてあげてほしいこと~
革の天敵は水分です。水分が革に染み込むと、シミになったり、傷つきやすくなったりして品質を著しく損なってしまいます。そのため、雨などで濡らしてしまうことのないよう、日頃から対策しておくことをおすすめします。小銭、レシート、カードなどを目一杯詰め込んでしまうと、型崩れ、ヒビ、擦り傷などの原因になってしまいます。
まとめ
水分に気を付け、汚れや量を多く入れすぎないなどポイントをしっかりと注意して行いましょう。水分に弱いので、雨の日の取り扱いにも気を付けたいですね。