目次
シャネルのバッグの特徴
シャネルのバッグは、ファッション界の芸術作品ともいえる存在です。優雅なキルティングとダブルCロゴが目を引き、贅沢なチェーンストラップがスタイルに華やかさをプラスしてくれます。
実用性も重視してデザインされているので、デイリーユースにも適した使いやすさを備えています。スタイルと機能が見事に調和したシャネルのバッグは、特別なアイテムとして世界中で多くの人々に愛されているのです。
シャネルのバッグの定番ライン
シャネルは、時代を超えて愛され続けているファッションアイコンです。特に定番ラインのバッグは、洗練されたデザインと機能性が融合した完璧なアイテムだといえるでしょう。
マトラッセ
シャネルのアイコンバッグ「マトラッセ」は、ファッション界での地位を揺るぎないものにしています。
かつては30代・40代向けとされていましたが、明るい色合いのバリエーションが登場したことで、若い世代からも注目を集めています。サイズは5種類展開され、なかでも「マトラッセ25」はその絶妙なサイズ感で人気があります。
ショルダーストラップの使い方次第で、肩掛けや二重掛けも自由自在です。さらに、ヴィンテージモデルは独自のチェーンや特別な素材を使用しており、違った楽しみ方も味わえます。
マトラッセはシーンを選ばず活躍するバッグとして、ぜひ持っておきたいアイテムです。
2.55
創設者ココ・シャネルが手掛けた「2.55」は、ショルダーバッグが存在しなかった時代に誕生した、実用性重視のバッグです。
当時の常識を覆したこのバッグは、化粧品などを収納できる内ポケットや、カード類を挟める二重のフラップが施されています。女性のニーズを的確に捉えた独特のデザインは、シャネルのアイコンとなりました。
そして、「モードの帝王」カール・ラガーフェルドが、現代風にアレンジしたのがマトラッセです。
ボーイシャネル
「ボーイシャネル」は、2011-12秋冬コレクションで初登場しました。モダンでエッジが効いたデザインで、通常のシャネルバッグに比べて直線的でクールな印象を与えます。ココ・シャネルが愛したアーサー・ボーイ・カペルから名づけられています。
男性的なストリートテイストを取り入れつつも、シャネルらしいエレガンスが息づいています。若年層から高い支持を受けるこのバッグは、ヴィンテージ調の金具にココマークがあしらわれ、弾薬を入れるバッグにインスパイアされたデザインが特徴的です。
素材やカラーも豊富で、レザーはもちろん、デニムやツイードといった個性的なバリエーションが揃っています。
ココハンドル
2016年頃に登場した「ココハンドル」は、ハンドル部分がカーブを描き、バッグ本体にしっかりと固定されています。公式名称は「トップ ハンドル フラップ バッグ」です。
シャネルの定番であるマトラッセと比べると、丸みのあるフォルムが印象的で、見た目にもフェミニンで可愛らしさがあります。ショルダーバッグとして使用できる2WAY仕様なので、スモールサイズはドレッシーなスタイリングにも映えます。
さまざまなシーンで活躍する万能アイテムなので、インターネット上でも「なかなか手に入らない」と評判です。
ガブリエル ドゥ シャネル
2017年春夏コレクションで誕生した「ガブリエル ドゥ シャネル」は、創業者ガブリエル・シャネルの名を冠した新しいラインです。自由で活動的な現代女性をターゲットにしたデザインを追求しています。
そのなかでも象徴的な「ホーボーバッグ」は、硬質なレザーを用いた下部には安定感があり、上部は柔らかなレザーで仕立てられています。
また、ツイード素材のモデルも展開されており、シャネルのアパレルのエッセンスを体現した逸品となっています。
ドーヴィル
1983年に誕生した「ドーヴィル」は、キャンバス素材を使用したカジュアルデザインが特徴です。リゾートでも活躍するこのバッグは、シャネルらしいエレガンスを醸し出しています。
ラガーフェルドが「夏にレザーは暑苦しい」と語った通り、軽やかな印象を与え、大胆なロゴやアイコンの配置は若者からの注目を集めました。
バッグのフロントには「31 RUE CAMBON PARIS」の文字が織り込まれています。これは、シャネルブランドのルーツであるカンボン通り31番地に由来しています。
マドモアゼル
シャネルの「マドモアゼル」と聞けば、香水を思い浮かべるかもしれません。実は、バッグにもその名が冠されています。
アイコンのダイヤモンド型のステッチとは異なり、マドモアゼルは縦に施されたステッチが特徴です。上質なレザーを使用したこのバッグは、ヴィンテージアイテムとしても高い人気を誇ります。
マドモアゼルはフランス語で「お嬢さん、未婚の女性」という意味を持ちますが、ユニセックスなデザインで性別を選ばないため、男性愛用者も少なくありません。
シャネルのバッグ人気ランキング
近年は、過去のモデルを現代風に再構築したデザインが注目を集めています。しかし、素敵なバッグが多いため、どれを選んだら良いか迷ってしまうでしょう。
そこで、常に注目度の高いモデルをご紹介します。シャネルの魅力を楽しみながら、お気に入りのバッグを選ぶ参考にしてください。
マトラッセ チェーンバッグ
「マトラッセ チェーンバッグ」は、不朽の名作として広く知られています。当時の常識を覆した2.55をベースにしたこのショルダーバッグは、クールなボーイシャネルとともに高い人気を誇ります。
定番アイテムでありながら、素材・色・サイズ・デザインの選択肢が豊富なので、パーソナルスタイルに合った一品を見つけやすいでしょう。
また、中古市場でも多く流通しているため、手頃な価格でお気に入りのバッグと出会えるかもしれません。
ミニ マトラッセ
ふっくらとしたキルティングレザーと、編み込まれたレザーのチェーンがユニークな、シャネルの定番モデル「マトラッセ」。そのなかでも、幅20cm以下の小さめなサイズは「ミニ マトラッセ」と呼ばれています。
スタンダードな黒はもちろん、華やかなカメリアカラーや鮮やかな色味も人気を集めています。個性豊かなデザインは、洗練された印象を与えること間違いなしのアイテムです。
トップ ハンドル フラップ バッグ
しっかりとしたハンドルとフラップ付きのデザインが特徴で、シンプルながらも洗練された印象を与えます。フォーマルにもカジュアルガーリーにも合わせられる、エレガントな見た目が人気のモデルです。
ダイヤモンド柄だけでなく、さまざまなステッチパターンやデザインが存在します。シャネルの定番素材であるキャビアスキンや型押しされていないカーフ、デニムやツイード、エキゾチックレザーなど素材も多様です。
定番のブラックだけではなく、季節限定カラーや毎年登場する新色も注目されています。
CHANEL 22
2022年に発表された「シャネル22」は、新たなラインです。この巾着型のデイリーバッグは、ガブリエル・シャネル以来となる女性デザイナー、ヴィルジニー・ヴィアールによってデザインされました。
親しみやすいシルエットが魅力的で、カジュアルでありながら洗練された印象を与えます。上質なレザーやキャンバスなど、多様な素材が使用されており、耐久性と高級感があります。
復刻トート
シャネルは過去の人気デザインを再リリースし、それらは「復刻トート」と呼ばれています。その中でも「ミディアム トートバッグ No.1804」は、1994年から1996年のわずかな期間に販売された伝説的なアイテムです。
前面には大きなココマークがあしらわれ、ファスナープルにはコイン型のチャームが付いています。レトロな雰囲気とシャネルらしい洗練が見事に融合したこのバッグは、広めの内部設計で収納力も抜群です。
近年のヴィンテージブームにより復刻され、再び高い注目を集めるようになりました。
アフィニティ
2010年代中頃に登場した「アフィニティ」は、丸みを帯びたシルエットを持ちます。ココマークのターンロックを開くと、広めのマチと2つのファスナーポケットが備わり、収納力も優れています。
チェーンショルダーには肩当てのレザーが施され、使い心地も配慮されています。伝統的なチェーンバッグとは異なり、フォーマル過ぎないデザインだといえるでしょう。
初めは横幅19cm・21cm・27cmの3サイズが展開され、2022年には新たに15cmのミニサイズも登場し、関心が寄せられています。
バニティバッグ
「バニティバッグ」は、化粧品やアクセサリーを収納するためのメイクケースから派生したアイテムです。1980年代に登場し、その後1990年代に人気が高まったとされています。
最近では、その丸みを帯びた可愛らしくもエレガントなルックスとコンパクトなサイズ感で、ハンドバッグとしての人気を博しています。
また、定番の「キャビアスキン」が使用されており、他のレザーと比較して耐久性が高いことも魅力の一つです。この優れた素材が、バニティバッグの人気を支えています。
ハートシェイプ
2014年の春夏コレクションで初めて発表された「ハートシェイプ」は、その名の通りハート型のデザインが魅力的なミニバッグです。
若い世代に人気があり、ピンクやパープルなどの愛らしいカラーが豊富に展開されています。サイズは2種類あり、ベルトバッグも用意されているため、独自のバリエーションが楽しめます。
CHANEL 19
2019年に発表された「シャネル19」は、大きなマトラッセキルティングと、レザーで織り込まれたココマークが際立つ魅力的なコレクションです。
このラインは、チェーンバッグにゴート素材が使われている点が特徴で、従来のラムスキンとは異なるしなやかさを持ち、柔らかな肌触りを堪能できます。
カンボンライン
2005年に発表された「カンボンライン」は、シャネルのアイコニックなデザインに現代的なニュアンス取り入れたスタイリッシュなバッグコレクションです。
素材にはキルティングされたレザーが採用され、サイドにはココマークが大胆に刺繍されています。トートバッグやショルダーバッグがあり、カラーバリエーションも豊富です。
特にブラックやホワイトのカラーリングは、シンプルでありながらもシャネルらしさを感じさせてくれます。
トレンディCC
シャネルの「トレンディCC」は、その名の通りトレンド感あふれるデザインのバッグです。大きなプレートに「CHANEL」の文字があしらわれており、存在感があります。
トップにハンドルが付いたチェーンバッグで、初期モデルはストラップと本体が一体化していました。現行モデルでは着脱可能なため、ストラップを外せば洗練されたシルエットのハンドバッグにスタイルチェンジできます。
シャネルのバッグを選ぶ時のコツ
いくつかのポイントを押さえれば、理想の一品に出会うことができます。これらをピントにして、自分にぴったりのシャネルバッグを見つけてください。
利用シーンを想像する
シャネルのバッグ選びは、まず使用シーンを思い描くことから始まります。普段使いで頻繁に活躍するのか、それとも特別なフォーマルシーンでの使用を想定するのか。
シーンを絞り込むことが重要で、デイリーユースを考えるなら、普段の荷物が多い方は大きめのサイズを、コーディネートのポイントとして明るいカラーを選ぶのも一案です。
ライフスタイルに合わせてデザインをじっくり選ぶことで、自分にふさわしいバッグに出会えるでしょう。
ラインで選ぶ
その豊富なラインナップにより、選ぶことが難しいかもしれません。そんな時は、各ラインに注目してみてください。
シャネルには、マトラッセ、ドーヴィル、カンボン、ボーイシャネル、ココハンドルといった素敵なバッグラインがあります。
それぞれに独自のコンセプトがあるので、自分の好みに合わせて選ぶことが大切です。それでも迷ったら、定番のマトラッセを選べば間違いないでしょう。
サイズで選ぶ
もしもサイズに迷ったなら、まず25cm前後を基準に考えると良いでしょう。このサイズは、人気のチェーンバッグのベーシックモデルとされているからです。
荷物が多めなら、収納力がある30cm前後のバッグが実用的です。また、トレンドのミニバッグが気になるなら、20cm以下のサイズから挑戦してください。
自分の体型や、普段のコーディネートに合わせて調整してみることをおすすめします。
カラーで選ぶ
カラー選びに迷ったなら、定番のブラックを選ぶことをおすすめします。
黒はシャネルのアイコンカラーであり、どんなコーディネートにも合わせやすく、あらゆるシーンにマッチします。また、使用感が目立ちにくいため、他のカラーよりも気軽に使えるのも大きなポイントです。
最近では淡いピンクや水色などの、柔らかなトーンが若い世代に人気を集めています。トレンドカラーやユニークな色合いなど、どれも洗練された上品なカラーなのでとてもチャーミングです。
素材で選ぶ
シャネルのバッグは、多彩な素材が揃っているため、選ぶ基準になるでしょう。高級感と華やかさを求めるなら、ツイードやエナメル素材がおすすめです。
エキゾチックレザーであるクロコダイルが持つ、ユニークな特有の質感も捨てがたいです。
日常使いならカーフスキンが適しています。やわらかで扱いやすく、丁寧に手入れをすることで、何十年も愛用できるでしょう。
まとめ
タイムレスでありながら、トレンドをも反映させたシャネルのバッグ。カジュアルな外出からフォーマルなパーティーまで、さまざまなシーンにふさわしいバッグが豊富に揃っています。
ラグジュアリーなアイテムですが、人気が高く正規店では在庫がほとんど残っていないことが多いです。そんな時は、中古市場もぜひチェックしてみてください。