セリーヌの歴史について
世界中から愛されている高級ラグジュアリーブランドセリーヌですが、まずはセリーヌの歴史からご紹介したいと思います。セリーヌは1945年にセリーヌ・ヴィピアナによってフランスのパリで創業され創業当時は革製品の子供靴を専門に扱うオーダーメイド店として営業していました。1959年からは婦人靴の販売を手掛け1965年頃から香水やスカーフ、ハンドバッグなどの販売も始めました。
今ではトータルファッションブランドとして幅広い商品を扱うセリーヌですが、創業当初は子供靴専門のお店だったのは意外ですよね。セリーヌの代表的なシンボルである馬車の金具をモチーフにしたバッグやモカシンが大ヒットを記録したのも創業して何年かたったあとだったのです。セリーヌは当時フランスの上流階級の間で大ヒットし瞬く間に人気ブランドとしての地位を確立していきました。
そんなセリーヌですが、一時期購入層の高齢化に伴い売り上げの悪化に悩み、衰退期も訪れます。このころ創業者のセリーヌ・ヴィピアナに変わり新社長のナン・ルジェの活躍により一気に経営難から脱出し今や世界中の人が知るハイブランドへと成長を遂げました。エレガンスで華やかなイメージのあるブランドでも歴史をさかのぼると意外な事実や真相もありますよね。
セリーヌの代表的な人気ライン
セリーヌは「トラペーズ」や「ラゲージ」など皆さんもご存知のラインがございますが、創業時から現在まで普遍的な名作ラインがいくつも生まれています。ここでは人気の名作ラインについてご説明したいと思います。
・ラゲージ
こちらはセリーヌの顔と言われ最も人気のあるラインと言っても過言ではありません。2009年に発売されて以来現在に至るまで不動の人気を誇る王道のラインです。現在では「第二のバーキン」と呼ばれることもあり世の女性にとっては憧れのバッグとなっております。しかし、発売当初は意外にも売り上げは伸び悩み人気のなかったバッグなのです。
では、いつ人気が爆発したのでしょうか。人気が爆発したのが2010年頃からで人気ファッション誌の関係者やテレビなどに出ている芸能関係者が愛用したことにより認知度が高まり、徐々に世界のセレブや著名人も愛用し始めたことにより世界中で人気が爆発しました。ラゲージに使われている素材は一つではなく、セリーヌこだわりのカーフスキンとラムスキンが使われておりこちらは大量生産ではなく一つ一つ職人によって手作業で製作されております。
職人が手づくりで作り上げることによって耐久性・機能性・デザイン性が最高レベルにまで表現されています。耐久性については適切な保管方法・使用方法で何十年と使用できるともいわれています。高級バッグの購入を考えられている方には是非お勧めのラインとなります。
・トラペーズ
ラゲージと双璧をなすセリーヌの超人気ライントラペーズ。現在、新品販売はしていない貴重なものとなっており購入は中古販売のみとなっております。バッグ横のマチが大きく広がっている特徴的なデザインとなっておりマチ部分を広げたり畳んだりすることによってフォルムの変更が可能です。また、ショルダーストラップも付属しておりハンドバッグとして使用することも、ショルダーバッグとして使用することもできます。
・サルキーバッグ
セリーヌ史上最も歴史が古く、またセリーヌが人気となるきっかけになったラインがサルキーバッグです。特徴的なデザインで二つの馬車が歯車のように重なっており、1960年代から1980年代当時セリーヌの主力ラインとして一世を風靡したラインとなっております。こちらも同じく現在、新品での販売はしておらず中古品のみ購入可能となっておりセリーヌの時代を感じさせるラインですね。素材は革ではなく塩化ビニールを使用した素材でできており長く使えるように工夫が施されています。
・パリ・マカダム
素材にデニム生地を使用しているのがパリ・マカダムです。マイケルコースがデザインを行い、低迷期のセリーヌを救ったラインとなっております。デニム生地を使用していることで、ハイブランドのセリーヌの中でもラグジュアリー感を持ちながらもカジュアルに使用できる数少ないラインです。デザインはマカダム柄にパリの凱旋門を取り巻くチェーンを敷き詰めております。現在では中古品のみ購入可能となっておりますが、ヴィンテージアイテムとしてまだまだ人気があるラインとなっております。
・Cマカダム
セリーヌの頭文字Cと馬車をモチーフにしモノグラム柄にデザインされたラインです。人気が高くセリーヌを代表するラインと言っても過言ではありません。Cマカダムのマカダムとは一説によると道路の等間隔に敷き詰められた石から由来していると言われています。
・ブギーバッグ
ブギーバックは非常に機能性の高いバッグとなっており小柄でありながらも容量は大容量を誇り、当時のニューヨーカーたちの間で非常に人気のあったバッグです。2002年にマイケルコースによりデザインされ発売されましたがこの当時はエルメスのバーキンの人気が圧倒的でそんな中高価なエルメスバーキンと似ている形のバッグとしてブギーバッグが販売されアメリカで人気を博しました。小型のバッグが欲しいけど容量にもこだわりたい、というユーザーの方には非常に人気のあるバッグとなっております。
・カバ
セリーヌのトートバッグの中で人気のあるアイテムです。ハンドバッグとしても使用することができますが、ショルダーストラップ付属となっており、大容量で機能性にもあふれユーザーの使用用途により使い方を変えることもできます。素材は塩化ビニールが使われており使いやすく普段使いのバッグとしても重宝されます。カバは現在でも販売されており人気のあるバッグです。
トラペーズで人気のあるカラーは?
セリーヌの中でも非常に人気のあるトラペーズですが、ここではトラペーズで人気のあるカラーをご紹介していきます。トラペーズでは様々な素材やカラーが用意されていますが基本はボディがツヤのあるなめらかな質感のカーフレザー、サイドのマチがマット感のあるスエードとなっております。クロコダイルなどの珍しい素材を使ったバッグも用意されておりユーザーの個性で選択することが可能となっております。
カラーについても複数用意されており、中でも人気が高いのがバイカラーやトリコロールです。バイカラーはサイドのマチだけが色違いになっているタイプや、フラップ部分が別のカラーになっているデザインなど選択の楽しみが広がります。他にもブラックとホワイトの対照的なカラーの組み合わせや同系色のオレンジ、ピンクなどのトリコロールも非常に人気のあるカラーとなっております。自分の好みにあわせた選び方や使う場面によって様々なカラーが選べるのはユーザーとしてとてもうれしいことですよね。
トラペーズやラゲージを長く使うには?
ハイブランド セリーヌの人気商品トラペーズやラゲージをせっかく買ったのにすぐに使えなくなったり、傷んでしまったりするともったいないですよね。適切な保管方法やお手入れをすることによってトラペーズを長く使うことが出来ます。セリーヌ「トラペーズ」は大容量で多くのものを入れることができるバッグですが、荷物の詰め込みすぎは型崩れの大きな原因の一つになります。フラップをスムーズに閉じることができるか、横に広がったマチがいびつな形状になっていないかなど荷物を調整するようにしましょう。
重いものを詰め込み過ぎることも型崩れを引き起こす原因となりますのでバッグの中身が適度な重さになるよう心がけましょう。お手入れ方法についてはラムスキンかカーフスキンかなどにもよりお手入れ方法は変わってきます。購入時、お手入れ法方法が同封されている場合はそれに従って手入れし、ない場合には専門店などにアドバイスを聞きに行くことも長く大事に使っていくポイントとなります。
まとめ
ここまでセリーヌの超人気商品トラペーズ・ラゲージを含めご紹介してきましたが様々なカラーやデザインが用意され、おしゃれな女性には欠かせないアイテムですよね。カジュアルな場にはやわらかい印象のラゲージ、ビジネスやカチッとした場にはトラペーズなどセリーヌでは場に合わせたバッグのチョイスができます。ご使用方法や保管方法についてもご紹介させて頂きましたので老若男女問わず愛されているブランド セリーヌをこれからも長く使っていきたいですね。