ロレックスは、2022年の新作腕時計として新世代の「オイスター パーペチュアル エアキング」を発表。「現行ロレックスの中で最古のペットネーム(愛称)を持つモデル」です。1930年~1940年代、二つの大きな戦争を経て、時計メーカーからはパイロットウォッチや、あるいは航空業界をオマージュするようなモデルが製造されるようになりました。ロレックスからも「スペースキング」「コマンダーエベレスト」などのモデルがリリースされていたようですが、エアキングもまた、そんな時代に生み出された一つです。エアキングのロゴが初めて採用されたのは1940年代と言われていますから、いかに歴史が長いかが垣間見えますね。「エアキング」は、飛行機の性能が飛躍的な発展を遂げた1930年代、ロレックスが航空の世界と築いた特別な絆を象徴するモデルだ。1958年の発表以降はダイアルに「Air-King」の名が記され、長い間人気のあるモデルでした。しかし、2014年、突如としてロレックスの中から「Air King」と記されたオイスターパーペチュアルがなくなり、エアキングは生産終了したかに思われていました。
そして2016年、Ref.116900として、デザインを大きく変えて復活することに!
Ref.116900以降は黒文字盤に統一されました。大きいサイズの3、6、9のアワーマーカーと、飛行時間の計測が可能なミニッツスケールを配したブラックのダイアルを備えている。ロレックスのブランドを象徴するカラーであるグリーンの秒針も特徴的だ。またインデックスは3・6・9のアワーマーカー以外は5分単位のミニッツインデックスに刷新。飛行時間が読み取りやすく、非常に計器然とした印象になりました。コーポレートカラーであるグリーンを随所に差し色としてあしらっているところも、どこか特別感を有しますね。なお、ケースサイズは従来の直径34mmから40mmへと大幅にアップサイジングされていることも特筆すべき点です。