100年以上の歴史をもつ老舗メーカーSEIKOの歩み
皆様のお付けになっている時計は、機械式でしょうか?電池でしょうか?はたまたソーラーでしょうか?今となってはどれも当たり前に販売され、誰もがもてる時計となっています。実はその中でも当たり前となっている電池を使ったクォーツ時計を誕生させたのが日本のメーカー、SEIKOなのです。販売当時時計の仕組みとしてはぜんまい式が主流でした。
しかし、ぜんまい式には必ずついてくる欠点がありました。それが日差です。一日十秒以上ずれてしまうぜんまい式では日々の調整がかかせません。そんな中、誕生させたのがクォーツ―式のSEIKOのアストロンです。日差がなんと一秒以下に抑えられ、日本だけでなく、今後の歴史に繋がる大きな開発でした。常識を覆したこの時計ですが、販売当時はなんと自動車の中古車並みの販売価格だったそうです。
しかし、SEIKOは特許を取得しているクォーツの技術を世の中に公開していき、世界へのクォーツ時計の普及を助けていきます。当時大きく技術を開発していたスイスの時計メーカーにも負けない技術が日本のSEIKOという時計ブランドにもあったということですね。
日本で初めての腕時計!国産時計メーカー
腕時計歴史はここ百年前後しかありません。明治以後腕時計は輸入に頼っていました。しかし、その数はほんのわずかで懐中時計が主流だったのです。そんな中、腕時計の可能性をひそかに探っていたのが国産メーカーのSEIKOです。研究に研究を重ね、1913年、国内で初めてとなる腕時計をSEIKOは誕生させます。
当時の時代において、小さなパーツを組み合わせて作る腕時計は難しい技術であったため、一日作れる数には限度があったそうです。SEIKOが最初に生み出したローレルと言う時計は当時の流行を取り入れたもので多くの人に愛される時計となりました。昭和に入ると腕時計はどんどん普及はされていきますが、SEIKOは国内を代表する時計として地位を確立していきました。
日本で初めてテレビCMを放映したSEIKO
1953年8月28日、この日が皆様何の日がご存じでしょうか?実は初めて日本で民間のテレビ局である日本テレビが開局し、今では当たり前となっているテレビCMを放映した日です。この時、日本で初めてのテレビCMとなったのが、何を隠そうセイコーのCMでした。
SEIKOの初のCMは特徴的で、CMの中に時報を流すという段取りでした。当時は初めてのCMと言うことで注目も集まりましたが、トラブルがいくつかあり音なしでの放送になってしまったそうです。時報を含めたCMを流すという発想が実に時計メーカーらしい発想ですよね。この8月28日は、日本で初めてのCMの放送にちなんで「TVCMの日」に指定されています。
まとめ
日本を代表する時計メーカーのSEIKOをご紹介致しました。日本の一流時計ブランド、SEIKOは、今や当たり前となっている電池時計(クォーツ時計)生み出した時計の技術発展におけるパイオニアでもあったんです。今現在でもクォーツのみならず、機械式からソーラーまで多種多様なモデル展開で非常にご愛用者が多い時計メーカーです。
日本だけでなく世界でも愛されている国産メーカーSEIKOは今後も世界に負けない技術力で発展していってもらいたいですね。そんなSEIKOの特徴と歴史を紹介いたしました。お読みの皆様もぜひ手に取って国産ブランドのすばらしさを感じてみてくださいね。