目次
ロレックス投資とは?
皆さんはロレックス投資を検討したことはありますか?
ロレックス投資とは、文字通りロレックスを対象にした投資方法で、極めて需要が高い上に中古市場における相場が高いことから始まったものです。
それでは、ロレックス投資についてご説明します。
ロレックス投資の内容
ロレックス投資は基本的にこれから値上がりするであろうロレックスをあらかじめ購入しておき、後に購入したロレックスが値上がりしたタイミングで売却して利益を得るというものです。
ロレックスは非常に需要が高い上に中古市場での価格帯も高額なことが多いため、注目度の高い投資方法の1つでです。
ロレックス投資で利益を出した例
ロレックス投資で実際に利益を出した事例があります。
2019年時点でプラチナ製のデイトナが約800万円でしたが、2021年には約1,500万円にまで値上がりしました。2019年にプラチナのデイトナを購入していれば、2021年に売却することで700万円程度の利益を得ることができているのです。
その他にも1年程度で約2,600万円上昇した超高級モデルもありますし、とある番組内で実際に査定されたオーデマピゲが、購入時点で約89万円だったのが約260万円の査定額を叩きだしました。
さらに、デイトナのとあるモデルが5年前に約230万円だったのが、現在では約400万円にまで値上がりしています。このようにロレックスが値上がりしている事例はいくつもあるので、ロレックス投資に興味を持つ人も多いかもしれません。
ロレックスを購入する時のコツ
ロレックスを購入するときのコツは、以下の通りです。
・スポーツモデルを購入する
・新品よりも中古品を購入する
基本的にロレックスはラグジュアリーなモデルよりもスポーツモデルの方が人気が高いので、スポーツモデルを購入するのがコツです。
また、新品は値段が高いですが、中古品であれば多少なりとも値段が安いので損をするリスクが少なくなります。投資をする以上は最小限の投資額で、いかに利益を出せるかどうかが最重要です。
ロレックス投資の6つのメリット
ロレックス投資のメリットは、以下の通りです。
・知名度が高い
・相場が安定していて利回りが高い
・流通量が少なく希少価値が高い
・どのモデルも人気がある
・換金しやすい
・手数料や税金がかからない
知名度が高い
ロレックス投資のメリットは、基本的に知名度が高いのが大きなポイントです。
ロレックスは世界的に有名な高級時計ブランドであり、常に最高品質を追求して販売しているので、そのデザイン性と機能性の高さは非常に高い評価を受けています。
世界三大時計には入っていませんが、ブランド時計と言えばロレックスという人もいるほどの高い知名度があるため、知名度の高さは投資において非常に重要です。
相場が安定していて利回りが高い
ロレックスは基本的に非常に相場が安定しているので、利回りも高いのがポイントです。
投資の観点で見れば相場が安定しているのは非常に頼もしいもので、値下がりする心配がないことから安定した利益を出すことができます。
世界的に見ても需要が高く、万が一値下がりするようなことがあったとしてもごく短期間で回復するでしょう。
流通量が少なく希少価値が高い
ロレックスは一つ一つのモデルを熟練の職人が手作業で製作しており、使用する素材や装飾にもこだわっているので生産数が限られています。
生産数が限られているということは流通量が少ないため、希少価値が非常に高いということです。
流通量の少なさは需要の高さに直結するので、高値で買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
どのモデルも人気がある
ロレックスは世界中に愛好家やコレクターが存在するほどの人気があるので、基本的にどのモデルも人気があります。
もちろんモデルによって多少の差はありますが、ヴィンテージロレックスやアンティークロレックスも人気が高いです。
どのモデルでも後に値上がりする可能性があるため、今のうちに値上がりしそうなモデルの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
換金しやすい
ロレックスは非常に需要が高いことから、正規店をはじめとする買取店でほぼ確実に買い取ってもらえるでしょう。
モデルによって換金率に違いがあるものの、基本的に換金しやすいので売りたいときに売れるのが大きな強みです。
好きなタイミングで換金できるからこそ、投資に向いている商品だと言えます。
手数料や税金がかからない
ロレックス投資の大きなメリットとして、手数料や税金がかからないことが挙げられます。
たとえば不動産投資であれば、投資対象の不動産を取得する際に手数料と取得税などの税金が発生します。
しかし、ロレックス投資の場合は手数料や取得税といった税金が発生しないため、他の投資と違って余計な費用がかからないのがポイントです。
ロレックス投資の3つのデメリット
ロレックス投資のデメリットは、以下の通りです。
・絶対儲かるわけではない
・良い状態を保つ必要がある
・転売目的の場合は古物商許可が必要
絶対儲かるわけではない
ロレックス投資は、人気がありますが損をしてしまう可能性もあるので、相場や過去の傾向などを確認して購入しましょう。
知識はもちろん経験も必要であり、当初は人気で高額なモデルだったが、売るタイミングを逃したことでマイナスになってしまうこともあります。
良い状態を保つ必要がある
購入したロレックスを高く売るには、状態の良さを保つ必要があります。ロレックスは精密機械なので、不具合や小さな傷も値段を左右するポイントです。
購入した当初から開封せずに保管していた場合は問題ありませんが、メインで使っていた場合は破損や状態に気を使い、箱や付属品などもしっかりと保管することが大切です。
さらに維持費もかかるため、コスト面も考慮する必要があります。
転売目的の場合は古物商許可が必要
不要になったロレックスを売る場合は必要ありませんが、転売目的の場合は古物商許可が必要です。
しかし、転売目的で購入したかどうかを確認する方法もないのでグレーな部分もありますが、転売する目的で購入するつもりの場合は事前に古物商許可を用意しましょう。
ロレックス投資の方法と期間
ロレックス投資の方法は、以下の通りです。
・プレミア価格になるのを待つ
・保管だけでなく使用したい方は中古がおすすめ
・投資として長期目線で考える
プレミア価格になるのを待つ
基本的にプレミア価格になったのを購入するのはおすすめできませんが、事前に購入してプレミア価格になってから売却するのがおすすめです。
プレミア価格は売りどきのピークになるので、ここから値段や需要が下がる前に売却することで高い利益が得られるでしょう。
保管だけでなく使用したい方は中古がおすすめ
せっかくロレックスを購入したからには使用したい人もいるでしょう。
この場合は、新品ではなく中古のロレックスを購入するのがおすすめです。新品だと使用した瞬間に価値が下がりますが、中古なら定期的なメンテナンスさえ行っていれば問題ないので、使用したい人に適しています。
投資として長期目線で考える
ロレックス投資は短期間で利益が出せるものではないので、長期的な計画を立てて行動することが大切です。
少なくとも1年~2年、長いと何十年と待つ必要性もあるでしょう。2年で値段が約700万円、1年で2,600万円程度も値段が上がったこともあるので、値段の変動や為替市場など注力しながら、長期目線で考えることが大切です。
ロレックス投資で失敗しないおすすめモデル5選
ロレックス投資で失敗しないおすすめモデルは、以下の通りです。
・デイトナ
・サブマリーナー
・GMTマスター
・エクスプローラーⅡ
・サブマリーナーデイト
デイトナ
デイトナはキングオブロレックスと呼ばれていることから、高い人気を誇るシリーズとなっています。
特に生産終了モデルは人気になりやすく、アンティークモデルのポールニューマンはオークションでも約500~2,000万円で高額取引されることもあります。
サブマリーナー
サブマリーナーはダイバーズウォッチの代表的なシリーズで人気が非常に高く、中古市場でも高額で買取されることも珍しくありません。
シリーズや状態によっては数倍の価値になることもあります。
GMTマスター
GMTマスターは、他国の時間も瞬時に確認できるパイロットウォッチです。
2007年にモデルチェンジをしたことで人気スポーツウォッチとなり、1990年~2007年に発売されたGMTマスターはかなりの高額買取対象となっています。
エクスプローラーⅡ
エクスプローラーⅡは定番シリーズと違った印象が特徴的なモデルですが、近年では多くの人から注目されて人気になったことで高額買取されるようになりました。
サブマリーナーデイト
サブマリーナーデイトはダイバーズウォッチのサブマリーナーにデイト機能を搭載したモデルで多くの人に支持されています。
ロレックス投資での注意点
ロレックスで投資するにあたって注意しておきたいのは、以下の通りです。
・保管状態や破損しているかどうかで価値が変わる
・プレミアモデルは回収できない可能性もある
基本的に自身で使用した時計や中古で購入したものは、定期的に状態をチェックする必要があります。
場合によってはオーバーホールを行うなど、きちんと手入れされている時計のほうが高く評価されやすいので高く買い取ってもらいやすいでしょう。
また、市場価格が上がり切っている時計に投資するのはあまりおすすめできません。多額の資金が必要になることと、これから需要が減って価格が下がる恐れがあるので、プレミアモデルを購入するのはやめましょう。
ロレックス投資の9つの失敗例
ロレックス投資の失敗例は、以下の通りです。
・円安時に高値で購入する
・人気のモデルという理由のみで購入する
・正規店以外で現行品を購入する
・コピー品・偽物を購入する
・買取価格の安い店で売却する
・売却するタイミングを間違える
・短期的な利益を狙う
・メンテナンスせずに状態が悪くなる
・ヴィンテージロレックスの部品を交換する
円安時に高値で購入する
海外製のモデルを購入するときは、円高のときに購入しましょう。
海外からの輸入品は円高のときに安くなりますが、円安のときは逆に高くなります。円安のときにロレックスを購入してしまうと、輸出コストがかかるので高値で購入することになりかねません。
人気のモデルという理由のみで購入する
ロレックスは基本的にどのモデルも人気が高いですが、人気のモデルだからといって必ずしも利益につながるというわけではありません。
特に価格が上がり切ってピークに達しているモデルを購入すると、後に需要と値段が下がって失敗につながりやすいです。
販売価格も高い上に後から買取してもらおうと思う頃には既にレアリティが下がり、場合によっては購入したときの金額よりも遥かに低い価格になる可能性があります。
人気モデルに固執するのではなく、生産終了予定の製品を購入したり、流通数が少ない製品を購入したりするなど、将来的に需要が高くなるモデルかどうかを判断する知識が必要です。
正規店以外で現行品を購入する
正規店以外で現行品を購入した場合、細かいキズがあったり、平均価格よりも高い値段で購入したりしている場合があります。
また、オーバーホールなどで純正部品以外で修理されていると正規修理をしてもらえない可能性があるでしょう。もし修理してくれる場合でも、オーバーホールの費用が通常の倍になる恐れもあるので注意が必要です。
キズのせいで価値が下がった、またはオーバーホールで費用がかかりすぎて結果的に利益にならなかったケースも考えられるので、並行輸入店などで購入するのは控えましょう。
コピー品・偽物を購入する
高いブランド力を誇るロレックスのような製品は、コピー品や偽物が一定数出回っています。
どれだけ状態が良い本物そっくりのモデルでも、しょせん偽物でしかないので価値はありません。
とはいえ、判断が難しいほどの精巧に造られた偽物もあるため、正規店で購入するか、取り扱い実績が高い店舗で購入するのがおすすめです。
買取価格の安い店で売却する
大事なロレックスを売りに出すときは、買取実績がある店舗や価値をしっかり見極められる専門家を探すことが重要です。ロレックスに関する買取実績や知識が少ない店舗で買取に出すと、相場より低い価格で買取される可能性があります。
本来ならもっと高く売れるはずのロレックスが二束三文にならないのでは意味がないので、買取価格を高く設定している店舗で買取しましょう。
また、店舗は1つに絞らず複数の店舗で比較して交渉材料とするのもおすすめです。フリマアプリやネットオークションで売却するというのもアリですが、買い手がつかないと待っている間に買取相場が下がる恐れがあるため、そこまでおすすめできません。
売却するタイミングを間違える
購入してからいつ頃に売却すれば良いのかどうかは最も判断が難しい問題です。
定期的に市場相場をチェックして、自分が売りたいモデルはいくらなのか、いつ頃が高額な値段で売却できるのかを見極める必要があります。
もっと高く売れるのではないか、今売るのは早いのではないかと様子を見すぎていると、売りどきを見失う可能性があるので、売却するタイミングを逃さないように注意が必要です。
欲をかいて売りどきを逃してしまった場合、また価格が上がるのを待つことになりますし、そのまま下落していく可能性があります。くれぐれも事前調査を怠らないようにして、適切なタイミングで売却できるようにしましょう。
短期的な利益を狙う
ロレックスは時間をかけて価格が上昇する傾向があるので、購入してからすぐに売却してもあまり利益を得られるわけではありません。
基本的にロレックスは耐久性が高いので寿命が長く、10年は持つと言われている頑丈さを考慮した上で、10年ほどのスパンで売却計画を立てるのがおすすめです。
10年間で新しいモデルが出ると、売却予定のモデルの価格が変動する可能性があるため、常に価格相場と為替レートをチェックする必要があります。円高のときに仕入れておくと、資産として運用がしやすくなるでしょう。
メンテナンスせずに状態が悪くなる
ロレックスは基本的にどんな場面でも使えるように頑丈に作られていますが、メンテナンスすることで寿命を延ばすことができます。自分でチェックしてお手入れするのも大事ですが、正規店に持ち込んでオーバーホールをしてもらう必要もあるでしょう。
オーバーホールは内部洗浄や部品の交換などもしてもらえるため、ロレックスが長持ちしやすくなります。状態が悪くなったものは当然ながら低価格で買取される可能性が高いので、綺麗に保管することも重要です。
しかし、アンティークロレックスと呼ばれるものに関してはオーバーホールをしていない方が買取価格が高くなります。アンティークロレックスやヴィンテージロレックスを仕入れた場合は、大切に保管して売りどきを狙いましょう。
ヴィンテージロレックスの部品を交換する
上述したように、ヴィンテージロレックスはオーバーホールしない方が良いのです。正規店でオーバーホールすると、希少な部品も交換されてしまうので価値が下がってしまいます。
希少価値を下げたくない人は、コストがかかったとしても正規店ではなく専門店へのメンテナンスを依頼するのがおすすめです。
ロレックス投資で成功するためのコツ
ロレックス投資で成功するためのコツは、以下の通りです。
・状態が良くレアな生産終了モデルを購入する
・円高時に購入して円安時に売却する
・専門鑑定士のいる買取店で売却する
・評判や実績で買取店を選ぶ
・時計の状態や付属品の状態を確認して売却する
状態が良くレアな生産終了モデルを購入する
ロレックス投資で成功するには、ロレックスの状態が良くてレアな生産終了モデルを購入するのがおすすめです。
ロレックス投資で重要なのは可能な限り状態が良いことですが、さらに生産終了モデルの中でもレアなモデルを購入しておくことで、後に高く売却できる可能性があります。
生産が終了したモデルは事実上新品が販売されなくなるため、基本的に中古しか市場に出回らなくなります。生産が終了した時点で、希少価値がグッと高まるのです。今のうちに、生産終了モデルを購入しておくのがおすすめです。
円高時に購入して円安時に売却する
基本的にロレックスは円高のときに購入して、円安になったときに売却しましょう。
円高の状態だと輸出コストが低いので、買取店は円高になったら販売価格を下げます。もちろん査定するときも提示された金額が相場よりも低い可能性が高いため、円高のときに売却しても大した利益になりません。
しかし、円安のときは輸出コストが高くなるので、買取店は円安になったら販売価格を上げるのがポイントです。査定するときは提示された金額が相場よりも高くなる可能性が高いため、円安の時期に売却することでかなりの利益を出すことができるでしょう。
専門鑑定士のいる買取店で売却する
ロレックスを売却するのであれば、専門の鑑定士が在籍している買取店で売却するのがおすすめです。
専門鑑定士であればロレックスの価値を見落とさずに正しく評価してくれます。また、適正な販売価格を判断するのが難しいアンティークロレックスやヴィンテージロレックスについても、正しく査定してくれるでしょう。
特に自分では気づかないうちにレア文字盤を売却しようとしていたり、経年劣化だと思ったら変色レアモデルだったりする可能性があるので、高く売却するためにも専門の鑑定士がいるか確認しましょう。
評判や実績で買取店を選ぶ
買取店を選ぶときは、評判や実績が高い買取店を選ぶことが大切です。買取店は基本的に顧客からの評判で成り立っているような側面があるので、評判が悪いと誰も持ち込まなくなります。
また、評判が悪いのはいいかげんな査定を行ったり、担当者の態度が悪かったりといったことが原因です。
評判が良い買取店は気持ち良くスムーズな取引ができるので、自然と実績も高くなります。特にどの買取店よりも高く買い取ってくれるような店舗なら、安心して査定に出せるでしょう。
時計の状態や付属品の状態を確認して売却する
買取店に持ち込む前に、時計の状態や付属品の状態を確認しましょう。
時計が傷ついていたり汚れていたり、付属品のいずれかが欠けていたりすると、それだけで買取価格が下がってしまいます。
事前に問題がないか状態を確認することが大切です。
まとめ
「ロレックス投資」とは、ロレックスそのものに価値があるからこそ、可能となる投資方法です。これから資産運用を検討しているなら、ぜひ考慮すべき方法の一つです。
もちろん必ず利益が出せるわけではないので、さまざまなコツやポイントを押さえることが大切ですが、成功すればかなりの利益が出せるでしょう。