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ロレックスとは一体?代表する5つのモデルを紹介!
●デイトナ
ロレックスというブランドは数多くのモデルを世に送り出しており、上記のモデル以外にも多くのモデルが存在します。そしてそのどれもが「プレミア」という付加価値を備えています。新品で買うより中古で買う価格の方が圧倒的に高いモデルがほとんどです。デイトナはロレックスの王様と呼ばれることのある機種です。初代モデルは、ロレックスでベゼルにタキメーター表記が行われた初のモデルで、ダイヤルとインダイヤルのカラーが反転しているなどの特徴があります。
●エクスプローラーⅠ
エクスプローラーⅠは、デイトナと同じくロレックスを代表する人気モデルです。このモデルは人類未踏の地へチャレンジする探検家のために開発されたという逸話が残っています。初代モデルから一貫したカレンダーを備えないシンプルなデザインは、時代が変わっても多くのユーザーから愛され続けています。シンプルデザインであることからもTPOを選ぶことなく幅広いシーンで活用でき、幅広い年齢層の人々から高い支持を得続けています。
●エクスプローラーⅡ
エクスプローラーⅡは機能性および堅牢性を高めた、エクスプローラーⅠの上位モデルです。昼と夜を区別するための24時間針が備えられており、モデルチェンジが施された2代目からは「副時針」と呼ばれる第2時間帯を同時表示させることができるGMT機構が搭載されました。機能美やスマートなデザインは、ビジネスパーソンからの高い支持を得ており、ロレックスを代表する人気モデルです。
●ミルガウス
ミルガウスというモデルはロレックスの中でも珍しいモデルで、耐磁性に特化した機能を持つことで知られます。耐磁性とは文字通り「磁力に耐えられる」という意味です。金属パーツの集合体である腕時計は磁気に晒されるとムーブメントに不具合が生じる可能性があります。元々は限られたユーザーに向けて開発されたモデルですが、当時の時代のニーズに合わず第二世代で一旦歴史に幕を下ろすことになりました。しかし、スマホやパソコンなど我々現代人は様々な「磁気」に囲まれて生活をしています。そのような時代背景と開発思想が嚙み合ったため、生産が終了してから20年が経過した2007年に伝説の稲妻針を備え復活しました。
●サブマリーナ
サブマリーナーは1953年に登場した世界初のダイバーズウォッチです。ダイビングアイテムとして水中でも機能できるモデルとして認知され、長い歳月の中で熟成を重ね続けてダイバーズウォッチの代表格へと進化しました。代表する人気モデルであると同時に、スポーツロレックスの中でも1位や2位を争うセールスを誇ります。何よりサブマリーナと言えば「007」シリーズでジェームズ・ボンドが身に着けていたことで有名です。ボンドを演じるショーン・コネリーやロジャー・ムーアの腕には、必ずサブマリーナが付けられていました。「007」を視聴した多くの人がそれに憧れ購入に至ったということは、容易に想像ができます。
さて、前置きが長くなってしまいましたがこの記事でご紹介したい「シードゥエラー4000」とは、上記の「サブマリーナ」の上位機種として作られた「シードゥエラー」というモデルのひとつです。「シードゥエラー」は現在もロレックスのラインナップにあるのですが、「シードゥエラー4000」はサブマリーナの上位機種のひとつとして作られたにも関わらず、その生産年数はたった「3年」しかないのです。一体何があって「たった3年」で姿を消してしまったのでしょうか?
生産年数たった3年?なぜそんなにも短いモデルがあるのか?
この記事を読まれている皆様は、そもそも「シードゥエラー4000」という時計をご存知でしょうか?シードゥエラー4000、2014年にリリースされたのですがそのわずか三年後の2017年にひっそりと姿を消してしまいます。そもそもシードゥエラーというモデルは、上述したサブマリーナの上位機種としてリリースされました。
腕時計の世界においてダイバーズウォッチは常に人気の高いジャンルです。ロレックスのダイバーズウォッチといえばサブマリーナーが、その知名度の高さから群を抜いた存在として知られております。スキューバダイビングから水辺のレジャー、そして日常生活においても活用の幅が広いモデルとして人気を博しております。
一方でシードゥエラーは、飽和潜水という特殊な環境下での使用を目的とし、防水性能はサブマリーナーの300mに対して、1220mまで高められたプロ仕様のモデルとして開発されました。双方ともにデザインは似ていますが、スペック面においては大きな差があり、シードゥエラーはより通好みのモデルであると言えます。
ケースサイズ40mm。サイクロップレンズ無しのモデルを正統とするのであれば、その製造期間は初代Ref.1665で1967年~1980年頃、二代目Ref.16660で1978年~1990年頃、三代目Ref.16600で1990年頃~2008年になります。そしてこの後、ケースサイズが44mmに大きくなりサイクロップレンズがないルックスで防水性能が3900mとなるモデルが登場しました。それが「ディープシー」です。
ディープシーが発売され、シードゥエラーの正統な血筋は一旦途切れたように思われました。しかしその後、2014年に突如としてシードゥエラーの正統を受け継ぐモデルが誕生します。これが、今回ご紹介したいシードゥエラー4000、Ref.116600になります。
途切れたシードゥエラーの血筋、しかし…
突然の復活を遂げたシードゥエラー4000ですが、わずか三年で姿を消すこととなります。その理由は恐らく「立ち位置」だったと推測できます。いわゆるプロ仕様のオーバースペックモデルを買おうという人はディープシーを選ぶのです。一方、ロレックスを代表するダイバーズウォッチが欲しいという人は、サブマリーナーを選ぶのです。そうなってくると立ち位置があやふやなシードゥエラーを選ぶ人というのは非常に少なく、結果的に不人気モデルになってしまった…そういった立ち位置が災いして、ロレックスの歴史としては非常に珍しい3年間で製造中止となってしまいます。
そして2017年に登場した現行モデルのシードゥエラーは50周年記念というアニバーサリーモデルということもあって、新世代ムーブメントを搭載しケースサイズも43mmにアップしサイクロップレンズも採用されたということで、正統とはかけ離れたものになりました。ロレックスのスポーツモデル全てが入手困難という異常事態の現状で現行シードゥエラーにもプレミアム価格がつけられてはいますが、供給が落ち着いた時にどうなるかというのは非常に興味深いところではあります。
シードゥエラー4000の買取価格は上がるのか?その理由は?
やはりたった三年間という非常に短い生産期間は、買取価格を上げるのに十分な材料と捉えて差し支えないと感じます。販売価格で言えば、ロレックスのセオリー通りにいけば値上がりは必至といったところですが、現在の価格を見てみると130万円台〜170万円台という状況です。特に状態の良いものは180万円を超えるものもあるほどです。当時の定価が107万円ほどだったのでそれなりのプレミアはついてはいるけれども、ロレックスというブランドとして考えるともう少し上がってもいいのではと思います。生産終了になっている以上今後新たに販売されることはまずないでしょうし、今後ジワジワと価格の方も上がっていくのではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか?人気モデルばかりのロレックスの中でもシードゥエラー4000は、サブマリーナやディープシーという明確なキャラクターを与えられたモデルとは違う「あやふやな立ち位置」が災いして不遇の存在となってしまいました。不遇だったからこそ三年で生産が終わってしまった…その事実こそが、今後の買取相場価格を上げる大きな要因だと感じます。
ましてや色々な意味での入手困難さ、シードゥエラーの正統モデル、生産終了が2017年とほぼ現行モデルと変わらない信頼性、生産本数が少ないので他人とかぶらないレア度等、総合的に考えると、このシードゥエラー4000は現在、ロレックスの中でも最高の1本と言えるのではないでしょうか。
今現在シードゥエラー4000をお持ちのあなたにお伝えしたいことは、シードゥエラー4000の買取相場価格はきっと今以上にもっと上がっていくものと思います。今は虎視眈々と状況を見守ることが重要だと感じます。
「よし、今が売り時だ!」と感じられたのであれば…「買取大吉」に、お気軽にお越しください。御拝読頂き、ありがとうございました。