ロレックスのGMTマスターについて
GMTマスターIIの歴史を語る上で欠かすことができないモデルが、前身モデルである1955年から生産されているGMTマスターの存在です。アメリカの国際線を主とした「パンアメリカン航空(パンナム)」からの依頼から開発が行われたのが始まりでした。ちなみに「パンアメリカン航空(パンナム)」ですが、TBS系列で放送されていた長寿番組「兼高かおる世界の旅」の協賛でもお馴染みですね。
午前と午後をひと目で判断できるように青と赤の二色でカラーリングされたベゼル、そして長短秒針とは別の4本目の針である24時間針を備えたGMTマスターは瞬く間に当時のパイロットに人気を集め、不動の人気を博すことになります。
GMTマスターとGMTマスターIIの違い
1990年から1999年までの約9年間にわたり、GMTマスターとGMTマスターIIは併売されていました。GMTマスターは1955年から生産されているGMTモデルのパイオニアでありロングセラーモデル、対してGMTマスターIIは更なる進化を遂げたGMTウォッチとしてその存在を確立させた上位モデルとなりました。
その大きな違いとして、搭載されている自動巻きタイプのムーブメントです。GMTマスター Ref.16700はCal.3175、GMTマスターII Ref.16710はCal.3185(後にCal.3186)でした。GMTマスターは短針が単独で可動がしないため、回転ベゼル、24時間針を駆使することで、2カ国のタイムゾーンを判断することができます。
一方GMTマスターIIは短針が単独で可動するため、なんと3カ国ものタイムゾーンを読み取ることができるモデルなのです。さらに6時位置の「GMT MASTER」のモデル名が異なる点となりますが、一見しただけではその違いを判別することは難しいといえるかもしれません。
人気の高いペプシカラー(ブルー、レッドベゼル)
上半分がブルー、下半分がレッドで構成されており、GMTマスターの中で一番生産数が多く、尚且つ一般的でベーシックなカラーバリエーション。GMTマスターIの誕生から現在まで約60年もの間、主力カラーとして展開され、なかなか購入も難しくなるほど現在でも根強い人気を誇っています。
まとめ
今回はロレックスのGMTマスターシリーズに焦点を当て深掘りしてみました。ロレックスの中でも人気が高く、バリエーションも豊富なおしゃれなGMTマスターシリーズ。現行モデルの魅力はもちろんですが、既に生産終了となっている中古のアンティークモデルも非常に魅力的です。
ロレックスのGMTマスターシリーズは、現在も新色が出ており、今だなおすごい人気を誇って入手さえも最近ではしにくいモデルとなってきております。ツートンカラーのデザインを見るとロレックスとすぐわかるモデルで男性なら一度は目が行ってしまいますよね。そんなGMTマスターこれからも人気が止まることは少ないと思われますので、自分のご褒美にご購入を検討してみても良いかもしれませんね。
ぜひ一度は手にしてみるのをおすすめします。