ロレックスの歴史
ロレックス(ROLEX)はハンス・ウィルスドルフが1905年に創業したウィルスドルフ&デイビス社の腕時計ブランドです。1908年に商標登録され、わずか2年でクロノメーターの公式証明書を取得するほど、精度の高い腕時計ブランドとして知られています。創業当時の腕時計の評判は精度が正しいかどうか疑問視されていた事もあり、創業者であるハンス・ウィルスドルフは、スイスで製造されたムーブメントなどのパーツを仕入れ、精度の追求をしました。
その結果が、2年足らずでクロノメーター取得に繋がり、精度が高い腕時計ブランドとして有名になったのです。ロレックスは精度の高いブランドとしても有名ですが、精度の高さだけではなく、世の中に数々の発明を送り出しています。それは「オイスターケース」「自動巻き機構」「デイトジャスト機構」と腕時計の歴史に名を残す3つの発明です。「腕時計は埃や湿気に弱く落とすと壊れてしまうもの」という当時の常識を見事に覆しています。
豊富なバリエーション
高級時計の定番であるロレックスの魅力に、華美な装飾などを一切省いたシンプルで精悍なデザインにあります。現在のほとんどのモデルは50年以上もの長い歴史をもつロングセラー。にもかかわらず、基本的なデザインはほとんど変わっていません。シンプルで高級感のあるデザインで、全体の雰囲気がモノトーンでまとめられているため、目立ちすぎることもなく、ビジネスからプライベート、冠婚葬祭など様々な場面で使うことができるモデルが多いです。
例をあげるならば、冒険家向けに開発されたエクスプローラーⅠとその進化系のエクスプローラーⅡ、レースを想定して開発されたクロノグラフモデルのデイトナ、今日のダイバーズウォッチの基本形となったサブマリーナはスポーツ系モデルですが、その高級感とシンプルなデザインがスーツにも見事にマッチします。
また、デイデイトはすべてが金かプラチナ素材でステンレスモデルがなく非常に高級感あふれたドレスモデル、近年デイトジャストも様々な大きさのケースを設けてより洗練された雰囲気をもつデザインに仕上がっています。実用性を重視し、様々な用途に応じた個性派モデルが揃っておりこのバリエーションの豊富さもロレックスの魅力といえるでしょう。
サブマリーナの魅力
サブマリーナが登場したのは1953年、ダイバーズウォッチの元祖としてその名が後世に知られることになりました。その中でも116613LB/サブマリーナーデイトは素材はステンレススティールとK18イエローゴールドのコンビモデルで、ブルーのベゼル、ダイヤルが非常に魅力的なメンズ腕時計です。通称「青サブ」とも言われています。
2020年9月に後継モデルにあたるRef.126613LBが発売されたことで、Ref.116613LBは一世代前のモデルという事になりましたが、両者の外装面における大きな差は無くモデルチェンジの主な内容は、搭載されるムーブメントがCal.3235と新世代のものへ置き換えというものでした。結果としてRef.116613LBは、発売から12年経った現在でもその印象は決して古びて映らず、完成度の高さから現行のモデルのRef.126613LBと遜色の無い、魅力に溢れたモデルであると言えます。
一般的に青サブといえば、光を受けて輝くサンレイ仕上げのダイアルが特徴ですが、Ref.116613LBにおいては生産当初艶を抑えたラッカー仕上げのダイアルが採用され、その色味や質感から「フラットブルー」や「パウダーブルー」と呼ばれています。奥行きの無い平面的なペタッとした色味は、次世代モデルを象徴するセラクロムベゼルの質感に通じるものがあり、まさに新しい時代の青サブの姿を提示されかのようでした。
まとめ
いかがでしたか?ロレックスが高級時計として、言われる所以や人気の理由の一つを知って頂けたのではないでしょうか。こちらでご紹介したのは一握りのモデルです。今では生産が終わっていたり、モデルによっては手に入りにくいことから資産価値も急上昇中ですので、ぜひ、今お持ちの方は買取店などで査定をしてみるのもいいのではないでしょうか?