機能性
頻繁に旅行する人のためのエレガントな時計、スカイドゥエラーは同時に2つのタイムゾーンの時刻を表示し、年次カレンダーを備えています。基準時刻はオフ・センターディスクにより24時間表示で示され、ローカルタイムは従来の中央の針により表示されます。年次カレンダー「サロス」は月間30日と31日の月を自動的に区別します。それは、特許取得のメカニズムにより機能し、ダイアル外周に配された12個の小窓に現在の月が赤で表示される革新的な表示方法が特徴です。瞬時に変わる日付はローカルタイムと連動します。外観からはわかりませんが、スカイドゥエラーには革新的な技術が組み込まれています。
その1つが、アニュアルカレンダー(年次カレンダー)です。このカレンダーは「サロスシステム」と呼ばれ、古代ギリシャの天文現象が開発の由来となっています。1カ月の日数は2月を除いて30日の場合もあれば31日の場合もあります。そのままだと日付がずれていってしまうので、一般的な腕時計のカレンダーの場合は手動で合わせる必要がありました。しかし、この動作を面倒に感じている人が多くいたのも事実です。
そこで、スカイドゥエラーは、年に一度「2月末日」のみ手動で調整するだけで正確なカレンダー表示ができるアニュアルカレンダーを搭載したのです。年に一度の調整なら煩わしさもなく、調整し忘れることも少なくなるでしょう。堅牢性と信頼性の象徴であるスカイドゥエラーのオイスターケースは、水深100M(330フィート)までの防水性能が保証されています。スカイドゥエラーのミドルケースは、ひときわ目を引く特徴的なデザインです。このミドルケースは高い耐蝕性を持つ合金やオイスタースチール、もしくはK18ゴールドの塊から作られています。
オイスターケースはロレックスが開発した機能として広く知られており、完全密閉ケースで水やほこりの侵入を防ぐものです。水深100m(330フィート)までの防水性が保証されています。ロレックスの専用の工具がなければムーブメントに触れることはできず、まさに鉄壁の守りといったところでしょうか。高度で繊細な技術を頑丈なケースで守ることで、ロレックスの特徴ともいわれる実用性を実現させています。スカイドゥエラーの新モデルには、ロレックスが完全自社開発・製造したムーブメント、キャリバー9001が搭載されています。キャリバー9001はロレックスが独自の常磁性合金から製造し、従来のヘアスプリングの10倍もの耐衝撃性を実現した、最適化されたブルー パラクロム・ヘアスプリングを備えています。
このキャリバーはパーペチュアルローターが搭載された自動巻機構を備え、パワーリザーブは約72時間です。スカイドゥエラーに搭載されている最新ムーブメント「Cal.9001」は、合わせて380個の部品から成るロレックス史上最も複雑なムーブメントの一つです。ロレックスが独自開発した自動巻き機械式ムーブメントであり、スカイドゥエラーのために開発されました。ロレックスが新規開発したムーブメントとしては、2007年発表の「ヨットマスター2」(Cal.4160)以来となり、いかにロレックスがスカイドゥエラーに力を入れていたかが分かるでしょう。また、複雑機構を実現しているムーブメントでありながら、操作性がシンプルであることも特徴といえます
上記の事からロレックスの異端児ともいわれるスカイドゥエラーは「世界を旅する旅行者のために」というコンセプトのもと2012年に発表されたモデルです。その外観から、スポーツロレックスと思われがちですが、クラシックコレクションに分類されるスタンダードモデルです。ロレックスのスカイドゥエラーの特徴は外観のみならず、ロレックス史上最高とも評される複雑機構にあります。新たに取得した5つを含む14もの特許技術を使用し、ほかのブランドの追随を許さない、圧倒的な技術力を見せつけました。なかでも時計愛好家たちをうならせたのが、GMT機能とアニュアルカレンダー(年次カレンダー)機能です。GMT機能は第二時間帯がわかる機能で、まさに世界を飛び回る旅行者やビジネスマンのために搭載された機能です。ここにアニュアルカレンダー機能が加わり、旅行者に必要な「時」の全てがシンプルなフェイス上で完結するのです。
また、コンプリケーションモデルでありながら、実用的でユーザビリティに優れた機能を実現したモデルであることも特徴の一つです。スイスで開催された世界最大の宝飾と時計の見本市・バーゼルワールドにおいて「世界を旅する旅行者のために」をコンセプトに掲げ、華々しくデビューしました。複雑機構と実用性を兼ね備えたモデルであることから、スカイドゥエラーは世界中に衝撃を与えました。それから5年後の2017年には、ミドルケースをステンレススチールにした異素材のコンビモデルが発表され、スカイドゥエラーはますます注目を集めることになります。
さらに、2020年には新作の「オイスター パーペチュアル スカイドゥエラー」が登場しました。このモデルに採用されているオイスターフレックス ブレスレットは、クラシックコレクションの時計でははじめての試みです。ロレックスといえば実用性が高い時計として世界中に知られているブランドです。しかし、スカイドゥエラーはコンプリケーションモデル(複雑時計)として登場し、ファンの間では賛否がわかれました。その理由は、コンプリケーションモデルには高い技術が組み込まれているため、往々にして故障しやすくデリケートで、実用性とはかけ離れていると考えられていたためです。
しかし、実用時計の王者とよばれるロレックスは、コンプリケーションモデルに高い実用性をプラスすることで、これまでの考え方を覆したのです。スカイドゥエラーは複雑機構と時計としての実用性を両立しており、ロレックスの技術力を証明した時計だといえるでしょう。2021年に発表された新作は、独自の高い機能性は保ちながら、デザインにもこだわってより洗練された仕上がりになっています。ブレスレットは、メタルブレードを高性能のブラックエラストマーでコーティングしたものです。耐久性はもちろん、柔軟性や快適さ、美しさも持ち合わせています。
スカイドゥエラーはロレックスのなかでも新しいコレクションなので中古市場でもあまり出回っておらず、買取価格も高い傾向にあります。発表した当初は金無垢モデルのみの展開でしたが、コンビモデルが発売されたことにより、価格帯が広がって手に入れやすくなりました。そのため今後需要が高まる可能性があります「買取大吉」ではスカイドゥエラー以外にもROLEXに詳しい社内独自のロレックスマイスター試験を通過した社員も在籍しております。お使いになられないROLEX等ございましたらお気軽に自宅近くの「買取大吉」まで皆様のご来店お待ちしております。