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ロレックス「ミルガウス」を愛用する芸能人とは!?

ロレックス「ミルガウス」を愛用する芸能人とは!?

「ミルガウス」は、ロレックス製品の中でも変わった特徴や歴史を持つ時計と言われています。一度は生産を中止したものの復活した「ミルガウス」には、どのような歴史があるのでしょうか。また、ミルガウスを着用する芸能人についても紹介します。

ロレックス ミルガウスとは

ロレックス ミルガウスとは、医師や科学者、研究者などの強い磁気にさらされることが多い職業の従事者の要望の応じて設計されている、先駆的な耐磁性を備えた、先進的な腕時計です。1956年に誕生したミルガウスは、最大1,000ガウスの磁場に耐えることが出来ます。モデル名の「ミル」はフランス語で「1,000」という意味です。独特のデザインと科学の叡智が融合した、唯一無二の腕時計です。

腕時計は、磁気を帯びると自動巻き腕時計の心臓部分であるテンプを構成するヒゲゼンマイが絡まってしまい、時間の大幅な進みや遅れなどが発生する可能性が大きくなります。腕時計の天敵である「磁気」に耐えられる特別なケース設計のモデルがミルガウスなのです。また、ロレックスのモデルの中でも、斬新なデザインが採用されているモデルなのです。後に触れますが、ヴィンテージミルガウスにも採用されている秒針「イナズマ針」を採用し鮮やかなオレンジ色を差し色として使用しております。

また「116400GV」という型式のミルガウスになると、緑色の着色された「グリーンサファイアクリスタル」を採用し、他のモデルには無い個性が生まれています。このように、他のモデルには無い個性の豊かさが、ミルガウスの最大の魅力と言っても良いかもしれません。やはり、個性の強いモデルなだけあって、愛好家が多くいることもまた、紛れもない事実です。街中では「サブマリーナ」、「エクスプローラー」、「デイトジャスト」など着用している方は、よく見かけるでしょう。しかし、ミルガウスを着用している方を見かける機会は少ないと思います。

ミルガウスは他人とは被りにくいという点では、非常に個性を演出しやすい時計なのです。また、ドレススタイルやスポーツタイプ、ラグジュアリータイプなど煌びやかなモデルというような着用するシーンを選ぶようなモデルではないミルガウスは、ビジネスシーンでもカジュアルなシーンでも嫌味なく合わせることが出来ます。シンプルなデザインでありながら、煌びやか、主張もしていないため、ファッションコーディネートのアクセントアイテムとしては最適なモデルとなっております。

ロレックスには、良くも悪くも、一見にしてそれとわかるような、非常に目立つモデルも多数存在します。圧倒的な「ザ・ロレックス」というような存在感がメリットになる時もある一方で、ビジネスシーンなどで似つかわしくない、嫌がられるといったシチュエーションもあるでしょう。しかし、ミルガウスは個性的なデザインでありながら、とてもシンプルなデザインの為、そこまで全面に主張することはないモデルだと言えます。絶対的な価値を備えた最高級ブランド時計でありながら、着用シーンを選びません。それが「ミルガウス」なのです。それでは、このミルガウスの誕生から今に至る歴史に触れていきましょう。

ミルガウスの歴史

●ミルガウスの誕生~生産中止まで

ミルガウスは、ロレックスが1956年に開発を行なった腕時計です。当時、過酷な環境でも耐えられる仕様で制作された、「サブマリーナ」や「GMTマスター」に次ぐ実用性を求められた時計として作られています。ミルガウスは同時期に設立されている、欧州原子核研究機構と共同で開発しており、1,000ガウスの磁場に耐えられる性能を実現させています。

今でこそ、腕時計が磁場に弱いことは、時計ファンの間では浸透しているが、しかし、ミルガウスが発売された当時、この事実は世に広まっているとは必ずしも言えない状況でした。そういった背景も相まって、極めて特殊な腕時計と認識されたミルガウスは、セカンドモデルを発表してから約30年後の1987年頃に生産が中止となっています。

 

●2007年 ミルガウス-再始動-

2000年代、携帯電話の急速な普及などを背景に「時計は常に磁場にさらされるもの」と言う認識が強くなり、各メーカーが次々に時計の磁場対策に取り組みます。とりわけ、パテックフィリップ社が開発したシリコン製のゼンマイは、シリコンを使用することにより磁場による影響を大きく軽減させるものとして、当時画期的な発明でした。

ロレックスも2005年に独自機構、パラクロム製ヒゲゼンマイを開発しました。シリコンではなく、磁場耐性と温度特性に加え、耐衝撃性にも着目し、パラクロム合金という素材を用いたのです。そして、現在搭載されているほとんどのロレックスのムーブメントには「パラクロム製ヒゲゼンマイ」が採用されています。こういった歴史の中で、2007年ミルガウスは約20年ぶりに長い眠りから目を覚まし、時代のニーズに応えるために、再始動することとなったのです。

 

●ミルガウス歴代モデル紹介

・希少価値は1,000万円以上?!初代ミルガウス Ref.6541

1956年の誕生から、1960年代前半にかけて製造されていたモデルです。回転ベゼルを搭載し、軟鉄製インナーケースを採用しています。サイズも耐磁性能も保持するためにボリュームを持たせています。ミルガウスの最大の特徴の「イナズマ針」の採用もここから始まっており、デザイン面での個性は言うまでもなく最高です。キャリバーは3度変更しているがいずれも特別仕様となっています。また、初代ミルガウスは非常に希少な為、某オークションで1,800万円以上の価格で取引された実績もある、超激レアモデルなのです。

 

・シンプルな2代目ミルガウス Ref.1019

1959年~1990年前後まで製造されていた、2代目ミルガウス、回転ベゼルが取り除かれ、イナズマ針も通常の直針に切り替えられ、非常にシンプルなデザインとなっています。しかしながら、シンプルな中にも文字盤の仕様はいくつか存在し、初期製造のモデルにのみ採用された「ヘアライン」仕上げの文字盤は非常に希少なもので、ヴィンテージ腕時計の市場では、とても高い評価を獲得しています。

ムーブメントも進化を遂げており、耐磁シールドでカバーするだけではなく、ヒゲゼンマイなどの内部機構にも耐磁素材を採用するなど、よりこだわりを持ち進化を遂げたのです。シンプルでありながらも、やはり攻めの姿勢は持っているミルガウスといったところでしょうか。しかし、需要の低下の影響から、このモデルを最後に生産中止となってしまいます。

 

・20年の時を経て復活、3代目ミルガウス Ref.116400

ミルガウス生産中止から、約20年後の2007年、世界的にデジタル化が進み、腕時計に対する磁場の影響が増え始めたころ、その耐磁性が注目され、見事復活を遂げた「Ref.116400」3代目ミルガウスですが、発売当初はブラックとホワイト2色の文字盤展開しました。シンプルなベゼルは2代目のままに、そしてミルガウスの最大の特徴でもあるオレンジ色の「イナズマ針」が初代からの継承により復活します。

風防もグリーン色が入った「グリーンサファイアクリスタル」を採用しており、ケースの厚みも3mm程サイズアップしています。スポーツタイプのモデルと同サイズになりました。また、ポリッシュ仕上げにより、従来のロレックスらしい高級感も保たれています。2014年には「Zブルー」と呼ばれる、青文字盤を採用したモデルがリリースされ、スペックは116400を引き継いではいるものの、耐磁性は格段に向上しています。グリーンガラス越しに見るブルー文字盤が、なんとも神秘的な雰囲気を醸し出す逸品です。現在は116400GV及び「Zブルー」がミルガウスの人気を牽引しています。

ミルガウスを愛用している芸能人・有名人

希少価値もあり、ロレックスの中でも独特の個性を醸し出しているミルガウスですが、芸能関係の方や、海外の有名俳優の方も保有しているようです。どんな方がミルガウスを愛用しているのかというのを、一部紹介します。

 

●所ジョージさん

所ジョージさんは、ミルガウス116400GVを愛用しており、定価は1,014,200円です。このモデルは2007年に発売された復刻版で、前述した通りグリーンサファイアクリスタルを採用しています。所さんのカスタムは極めて珍しく個性的で、ムーブメントなどを外したうえで、ダイヤル部分に、クリア塗装をした本物のクラッカーをはめ込んだり、500円玉をダイヤルにするなど非常に個性的なカスタムを行なっていることで有名なのだそうです。

 

●土田晃之さん

土田晃之さんは、ミルガウス116400を愛用しており、定価は788,400円です。こちらは2007年発売で、2015年頃まで製造されておりました。ダイヤルはホワイト・ブラックの2色展開のモデルです。ブラックダイヤルのインデックスはホワイト、ホワイトダイヤルのインデックスはオレンジに黒の縁取りが施されております。ブレス中央およびケースはポリッシュ仕上げにより、スタイリッシュな印象に仕上がっております。風防はサファイアクリスタル製、防水機能は100ⅿの自動巻き腕時計です。土田さんは、他にもロレックスをコレクションしておりデイトナも所有しており、ミルガウス116400GVも着用されているとの事です。

 

●滝沢伸介さん

デザイナーの滝沢伸介さんは、あの極めて希少な、初代ミルガウスRef.6541を着用されておりました。市場価格はプレミア価格も相まって、1,000万円以上~5,000万円とも言われており、極めて高額な激レアモデルとなっております。

1956年に発売された、初代ミルガウスは、製作期間がわずか3年程度とごく限られた短期間での生産だった為、市場に出ることは非常に稀な逸品です。サブマリーナなどのによく似たデザインで、プラスチック製の回転ベゼルが装着され、ベゼルには分刻みのメモリが施されており、時間の計測が可能です。風防はプラスチック製で防水機能は50ⅿの自動巻き腕時計です。

 

●トム・ハンクスさん

トム・ハンクスさんは、ミルガウス116400GVを着用されておりました。こちらは一時生産を停止していたミルガウスの復刻モデルで、誕生50周年を記念して製作されたモデルとしても知られています。トム・ハンクスさんはブラックダイヤルを愛用しており、こちらのモデルは3.6.9時のダイヤルインデックスにオレンジ色の夜光塗料が塗られております。

一つの文字盤の中に、ブラック・オレンジ・ホワイト・グリーンなど様々な色の顔があるので、着用してて非常に楽しいモデルとも言えるでしょう。トム・ハンクスさんはコメディアンとして若手時代のキャリアを積み、1980年に映画デビューをしております。映画「キャスト・アウェイ」や「ターミナル」「フォレストガンプ」「ハドソン川の奇跡」「プライベートライアン」「グリーンマイル」など様々なビックタイトルの映画で主演を飾っております。

 

●シルベスター・スタローンさん

スタローンさんはミルガウス116400GVを保有しております。ROLEXでは唯一の「グリーンサファイアクリスタル」が採用されており、ブラックダイヤルの外周からさりげなく輝くグリーンが美しい逸品です。ムーブメントはCal.3131が採用されており、耐磁性、耐衝撃性にも優れているモデルです。ケースサイズ40mmで防水機能は100ⅿの自動巻き腕時計です。

スタローンさんはアクション映画の大スターです。1976年からの「ロッキー」シリーズはもちろん、1982年からの「ランボー」シリーズ、「エクスペンタブルズ」シリーズでは年齢を感じさせない、切れのあるアクションを見せつけ、スターの威厳をはっきりと示してくれました。

まとめ

ミルガウスは、ロレックスの中でも異彩の存在です。その誕生から今に至るまでについて触れてきました。モデルによっては非常に希少性も高く、数々の著名人にも愛されているモデルだと実感して頂けたかと思います。これから手に入れたいと考えられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、残念ながら中古市場などでも出回るのが少ないモデルも多数存在するのも事実です。ロレックスの中古市場にアンテナを張り続けるのが一番大切になるでしょう。ロレックス ミルガウスはこれからもその個性で輝きを放ち、ロレックスファンを魅了していくモデルだと確信しています。

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