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ロレックス デイデイト~資産価値を歴代モデルと振り返る

ロレックス デイデイト~資産価値を歴代モデルと振り返る

デイデイトは、プレッシャスメタルのみで作られる特別な時計です。このデイデイトは、どのようにして世界中の人々にとっても特別なものへと変化していったのでしょうか。また、その無骨でありながら圧倒的な存在感と近寄りがたい雰囲気すら醸し出すラグジュアリーウォッチの代名詞的存在は、どのようにして現在の姿を手に入れたのでしょうか。これも伝説の創業者、ハンス・ウィルスドルフの時代から大切に育て上げられてきた、ロレックスのブランド哲学のみが成し得た偉業のひとつに他ならないのです。

ロレックス デイデイトとは

ロレックスの最高峰モデルであるデイデイトは、1956年に誕生します。当時のアメリカ大統領アイゼンハワー氏に送られた事をきっかけに、装着されるブレスレットは「プレジデントブレス」と呼ばれています。

ステンレスモデルが存在しないデイデイトは、プラチナ・ホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドの4つの素材のみが使用されるハイクラスモデルとなり、ロレックスユーザーの憧れのモデルです。

また、12時位置にはデイデイトで最も特徴的な曜日表示を備えており、26ヶ国の言語が選択可能です。ロレックスの中でも特別なモデルとなっているデイデイトは、様々なバリエーションが存在するのも嬉しいポイントで、私たちの目を常に楽しませてくれるモデルとなっています。

ロレックス デイデイトの系譜

■ロレックス デイデイト36 Ref.128235/128238/128239

製造期間:2019年~現在

搭載ムーブメント:Cal.3255

伝統の36mm径モデルの後継機種として、新世代ムーブメントを搭載したデイデイト36が登場しました。Cal.3255はなんと14件もの特許を取得し、日差±2秒と公認クロノメーターの約2倍の精度を実現します。また、コンシールドアタッチメントシステムにより、プレジデントブレスとケースの接続部分はつなぎ目がなく、一体化されました。

 

■ロレックス デイデイト40 Ref.228235/228238/228239/228206

製造期間:2015年~現在

搭載ムーブメント:Cal.3255

2008年に登場したケース径41mmのデイデイトIIの後継機種として、新世代ムーブメントを搭載したデイデイト40が登場しました。コンシールドアタッチメントシステムにより、プレジデントブレスとケースの接続部分はつなぎ目がなく、一体化されました。

 

■ロレックス デイデイト Ref.118235/118238/118239/118206

製造期間:2000年~2019年

搭載ムーブメント:Cal.3155

全体的に丸みを帯びたケースラインへ変更され、ラグ・ブレスサイドまで鏡面に磨き上げられることにより高級感のあるデザインに進化しました。

 

■ロレックス デイデイト Ref.18038/18039/18026

製造期間:1970年代後半~1980年代後半

搭載ムーブメント:Cal.3055

サファイアクリスタルが装着され、日付の早送りが可能となり、現在のデイデイトに近づいたモデルです。ケースに厚みがあり『カマボコ型』と呼ばれています。

 

■ロレックス デイデイト Ref.1803

製造期間:1950年代後半~1970年代後半

搭載ムーブメント:Cal.1555/Cal.1556

ヴィンテージデイデイトの中では見ることが多いRef.1803だが、前期・後期の2タイプがあります。前期型はCal.1555を搭載した5振動、後期型はCal.1556を搭載した5.5振動モデルとなっています。

 

■ロレックス デイデイト Ref.6611

製造期間:1957年~1958年

搭載ムーブメント:Cal.1055B

搭載ムーブメントのアップデートによって登場したデイデイトですが、外観は前機種のデザインを踏襲しており、カレンダー機構に改良が加えられたが、前機種と同じく短命に終わりました。

 

■ロレックス デイデイト Ref.6511

製造期間:1956年~1957年

搭載ムーブメント:Cal.1055

非常に短命で、僅か1年間の製造と言われています。DAY-DATE表記が6時側に入り、バックケースも段がつかないタイプが装着されます。

基本情報

デイデイトが発表されたのは、1956年のことです。当時、防水機能があり、日付の他にフルスペルの曜日を表示する時計は、デイデイト以外にありませんでした。そのため、デイデイトは世界初の時計として華々しくデビューを果たしました。さらに同年、デイデイトは当時のアメリカ大統領・アイゼンハワー氏に贈られています。そのため、デイデイトのブレスレットは究極の気品を放つ「プレジデント・ブレス」と呼ばれるようになりました。半円形のコマが3列に配置され、快適な装着感を実現したブレスレットです。

文字盤の美しさで多くの人を魅了するデイデイトは、デザインも豊富です。ベゼルは、フルーテッドやスムース、宝石をセットしたデザインが存在します。60年以上経った今でも変わらずに愛され続ける、完成された究極のデザインとして人気のモデルです。

特徴

デイデイトは、世界中のエリートたちのための時計として名高いモデルです。その特徴はなんといっても、ロレックスの最上級ラインとして最高級の素材を使った見た目の華やかさではないでしょうか。加えて、デイデイトの象徴「プレジデント・ブレス」と「デイデイト表示」も挙げられます。これらの特徴が、今もなお多くのファンの心をつかんで離しません。ここでは、デイデイトの魅力を深堀りします。

こだわりポイント

■素材のこだわり

ロレックスの最高級ラインのデイデイトは、使用する素材にもこだわっています。デイデイトには、一般的な腕時計に使用されるステンレスやチタンは使われていません。使用されるのは、イエローゴールドやエバーローズゴールド、ホワイトゴールドやプラチナのみです。このこだわりによって、エリートしか装着できない時計としての地位を確立しています。

 

■文字盤のこだわり

デイトジャストやサブマリーナなどを含むロレックスの時計には、日付表示機能をもつモデルも少なくありません。しかし、ロレックスではデイデイトのみ、日付表示に加えて曜日表示機能が搭載されています。時計の曜日表示機能というと「SUN」や「FRI」など3文字表記が一般的です。一方、デイデイトは「SUNDAY」や「FRIDAY」つまり、フルカレンダー表記を採用しています。あえて、フルカレンダー表記にすることで高級感を演出しているのです。

 

■ブレスのこだわり

コマが3連になっているデイデイトのブレスは、「プレジデント・ブレス」と呼ばれています。デイデイトを「成功者がもつ時計」として多くの人に認識させるために、第34代アメリカ大統領をはじめ、歴代のアメリカ大統領に贈られてきたことが理由です。大統領を広告塔に仕立てたデイデイトは、見事に最高級時計のイメージを定着させました。

950プラチナ製の新しいデイデイト40には、ロレックス初のプラチナ製フルーテッドベゼルが採用されました。これはデザインと技術の面での偉業であり、フルーティング加工の工程を最も高貴な金属であるプラチナで行うためには長年の研究を要します。アイスブルーダイアルは、これまでと同様に950プラチナ製のロレックス ウォッチの特徴となっています。オイスター パーペチュアル デイデイト40のこのモデルは、ブルーの秒針と18ctホワイトゴールド製でファセット加工のアワーマーカーとローマ数字を備えています。

買取相場価格

デイデイトはロレックスの最高級ラインとして名高いモデルなので、中古市場でも人気があり高価買取が可能です。たとえば、状態が良い中古A品相当のもので、保証書や付属完品であれば、デイデイトの代表モデルRef.18238は100~110万円ほど、アイスブルー文字盤が見た目に涼やかで美しいRef.118206Aは230~240万円ほどの買取価格です。

さらに、2015年に登場し、デイデイトの中では比較的新しい「デイデイト40」のRef. 228238Aではおよそ250~260万円ほどの買取相場となっています。(いずれも2020年10月現在)エリートから人気を集めるデイデイトは、モデルに関わらずニーズが高いため、高価買取が可能です。

成功者のための時計、デイデイト

デイデイトは、K18ゴールド、またはプラチナのみで作られます。それはまぎれもなくロレックス オイスターの最高峰であり、世界中の成功者たちの象徴的時計として、常に熱い視線を注がれてきたコレクションといえるでしょう。フランスのアルペンスキー選手、ジャン=クロード・キリーが愛用したことで知られるトリプルカレンダークロノグラフや、トリプルカレンダームーンフェイズを始め、ロレックスはこのデイデイト登場以前から、もっと多彩な機構を併せ持った複雑なモデルを製作してきました。

飽くなき実用性の探求を続けるロレックス オイスターには、日常的な使用に耐える簡潔な操作性と高い信頼性が不可欠であり、デイデイト以上に複雑なモデルは淘汰されるべくして淘汰されたと考えるのが自然ではないでしょうか。現代でこそスカイドゥエラーやヨットマスター2などの複雑な機構を持つロレックス オイスターも存在しますが、デイデイト登場当時の技術力では、日付と曜日を瞬時に切り替える機構が作動する際の力の分散による、テンプの振り角落ちへの対策すら容易ではなかったと言われています。そんなデイデイトの最大の特徴である文字盤12時位置に、弧状にフルスペルで表示される曜日表示には様々な言語が用意されており、

 

・1963年 11か国語

・1979年 24か国語

・1985年 25か国語

・2017年 26か国語

 

と、徐々にそのバリエーションを増やしていますが、これがロレックスの販路拡大の変遷を物語っているようでもあり、興味深く感じられます。

ロレックス「デイトジャスト」とはどのような時計か?

「ロレックス(ROLEX)ってどんなモデルが有名ですか?」と尋ねられると、少し困ります。なぜなら、その回答が複数あるからです。きっと、「サブマリーナ、デイトナ、エクスプローラー、GMTマスター、デイトジャスト・・・」という風に、複数のモデルを回答することになります。しかし、「ロレックスの王道モデルは?」と問われると、回答がしやすくなります。「デイトジャストです!」なぜならば、デイトジャストにはロレックスらしさが詰まっているからです。以前の投稿で紹介しましたが、ロレックスは「オイスター」「パーペチュアル」「デイトジャスト」という3大発明で地位を築きました。正式名称が「オイスター・パーペチュアル・デイトジャスト」であるこのモデルは、まさにロレックスの3大発明を体現する存在です。

そして、デイトジャストの独特な外装デザインは、「これぞ、ロレックス」と思わせるインパクトのあるものです。デイトジャストの定番デザインは、“フルーテッドベゼル”に“ジュビリーブレス”を組み合わせたコンビネーションモデルです。まさに上の画像の通りです。このデザインの腕時計を見ると、多くの方が「ロレックスだ!」と認識します。多くの方に認識されるアイコンデザインである点も、デイトジャストが王道モデルである理由です。私は「デイトジャストはどのようなモデル?」と聞かれたら、きっと「最もロレックスらしい時計」と答えます。

 

【デイトジャストの魅力を紹介】

では、具体的にデイトジャストはどのような時計なのでしょうか?これを紐解くには、“デイトジャストの魅力”を知ることが近道になります。そこで、ここからはデイトジャストの魅力を紹介いたします。もちろん、デイトジャストの魅力はたくさんあるかと思いますが、ここでは「デイトジャストを理解する」という点を考慮して、2点に絞って述べさせていただきます。

 

① 普遍のロングセラーモデル

1960-70年代に製造された型式1601/3

デイトジャストは、防水性、自動巻、日付表示機能(ディスク式)を併せ持つモデルとして1945年に誕生しました。つまり、「雨や汗も気にしなくて大丈夫」、「毎日ゼンマイを巻き上げなくて大丈夫」、「日付も一目で分かる」という、腕時計として理想的な実用性をもった作品です。特に日付表示機能は、従来の“針式”よりも読み取りやすい“ディスク式”であり、画期的でした。そしてその後、日付が午前0時付近で瞬時に切り替わる機能も追加されます。

現在でもデイトジャストは、マイナーチェンジを繰り返しながら“現役モデル”として製造されています。70年以上経った現在でも続いている超ロングセラーモデルです。ここまで長く継続するモデルになった理由はいくつか考えられます。ひとつは、ロレックスが同じモデルをブラッシュアップさせて継続させる戦略をとっていることです。これも前述した“3大発明”を紹介した以前の投稿内で、同時に紹介しております。

さらに別の理由として、“普遍的なデザイン”が与えられたことも挙げておきます。実用性を追究するロレックスは、時計の歴史的な観点から見ても、早い時期から“金属ブレスレット”に注力し始めています。高い防水性を売りにするロレックスだけに、汗や雨で劣化してしまう革バンドではなく、汗や雨にさらされても長く使える金属ブレスレットに重きを置くのは自然な流れかもしれません。その金属ブレスレットの中でも、多くのデイトジャストにはその実用性に加え、エレガントさも併せ持つ“ジュビリーブレスが与えられました。また、風防周りの部品であるベゼルには、ジュリビーブレス同様にエレガントさをもつ“フルーテッドベゼル”が採用されました

デイトジャストの基本デザインは、実用性の高い“金属ブレスレット”を標準装備しながら、「高級感」を大切にする富裕層にも受けのよい“エレガントさ”を追究したデザインなのです。「実用性とエレガントさ」という要素であれば、いつの時代にも受け入れられるはずです。時計業界では、1960年代、70年代にアヴァンギャルドなデザインが流行しますが、デイトジャストはそのような流れには乗りませんでした。現在も実用的でエレガントなデザインを保ちながら、多くの人に愛されているのです。過去も、現在も人々に支持されているデイトジャストは、まさに「普遍的」です。

 

② バリエーションの多さが面白い

デイトジャストはバリエーションが豊富です。デイトジャストの別の魅力として、バリエーションをたくさん作る点が挙げられます。上で「デイトジャストは普遍的なデザインをもつ」と述べたことと矛盾するように感じるかもしれません。誤解のないように正確な表現にすると、「基本モデルは定番デザインを継続しつつ、派生バリエーションをたくさん作る」と言ったほうが良いかもしれません。

デイトジャストの基本モデルは、細かな変更はありますが登場当初からケース径36mmサイズ(紳士用)を守り続けています。しかし時代を経るにつれて、女性用モデルや男女兼用(ボーイズ)モデルも登場し、さらに近年は、41mmの大型ケースのバリエーションも作られています。

また、デイトジャストはファーストモデルが金素材だっただけに、外装の一部(または全て)に金素材を使用するのが基本です。しかし、時代を経て全てステンレス素材のモデルも登場しています。そして素材以外にも、文字盤、ベゼル、ブレスレットの種類など様々なバリエーションを産み出しました。現在までに様々なバリエーションが登場し過ぎて、過去の全てのバリエーションを全て把握している人は皆無と言っても過言ではないでしょう。

例えば、デイトジャストのバリエーション面の売りのひとつが、文字盤の種類の多さです。ブラック、シルバー、ゴールド、ホワイト、ブルー・・・など一般的な色だけではありません。グラデーション柄、ツートン柄、彫り込み入り、天然石やシェルの採用、ダイヤモンドなど宝飾セッティングなど、様々な文字盤が存在します。下で、文字盤バリエーションを例示しておきます。

サイズの選択ができ、素材や文字盤の組み合わせで様々なデイトジャストがあります。そこに、ジュビリーブレス以外のブレスレット(オイスターブレス/革ベルト/ラバーベルト)の選択肢もあります。また、ベゼル、ラグ、ブレスレットにダイヤモンドなどの宝飾がつくバリエーションもあります。基本デザインのデイトジャストは軸としてしっかりと存在しつつ、無数の亜種が存在する面白さは、デイトジャストの魅力のひとつです。時計に携わる私でも、「こんな組み合わせあるの?」と今でも“亜種の発見”があります。その際に、私は“生物の新種”を発見したかのように興奮します。なんとも面白いモデルです。

ここまでで、「デイトジャストを理解する」ために、2つのデイトジャストの魅力を紹介しました。ひとつは、デイトジャストが普遍のロングセラーモデルである点でした。そしてもうひとつが、バリエーションが多い点でした。この2つの魅力から分かるデイトジャストの売りは、次のような点ではないでしょうか。

「最もロレックスらしいモデルが欲しい」と思う方にぴったりのモデルでありながら、「ちょっと変わったロレックスが欲しい」と思う方にぴったりのモデルでもあります。このように捕らえると、デイトジャストがなんとも不思議な魅力をもつモデルに思えます。

まとめ

いかがでしたか?今回は憧れのデイデイトについてご紹介しました。元々デイデイトを狙っていた方はもちろん、これまで候補に考えていなかった方もデイデイトの魅力を感じていただけたのではないでしょうか?もちろん時計ファンならば誰もが知っているデイトナやサブマリーナーも魅力的ですが、最高位に君臨するデイデイトを所有することのステータス性の高さは他の追随を許しません。価格がネックになっていた方も、アンティークにまで選択肢を拡げると憧れのデイデイトが現実のものになるかもしれません。

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