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ロレックスの文字盤はどう違う?種類と特徴を公開!

ロレックスの文字盤はどう違う?種類と特徴を公開!

ロレックスの時計は、文字盤も特徴的です。時計の印象を左右する文字盤の種類は多く、同じ型番のなかでも全く違う雰囲気を醸し出してくれます。あまりに多すぎて、なかなかすべてを把握することも難しいのですが、今回はそんな文字盤を一挙にご紹介!それぞれの種類の特徴や代表的なモデルを公開していきます。

ロレックスの文字盤へのこだわり

ロレックスの文字盤は、単に種類が豊富なだけではありません。一つひとつの作りが細かく、洗練されたデザインのものばかりです。細部までこだわりを見せるロレックスの姿勢は、文字盤へも反映されています。文字盤は後からでも交換することができるため、その時の好みによって時計の印象を変えることもできます。長く愛用できる時計を供給し続ける、ロレックスならではのこだわりといえますね。

ロレックス文字盤のご紹介

ステンレス、ゴールド、ステンレスとゴールドのコンビ、プラチナといった多種の素材展開に加え、黒、白、金、銀、青、ピンク、グリーン、茶など文字盤の色も非常に種類が豊富です。

文字盤の材質もシェル、オパール、メテオライト、ジェダイトなど多種にわたり、石もダイヤモンドだけではなく、サファイアやルビーを使用した華やかなモデルがラインナップされています。必ず自分にピッタリの時計が見つかる事がデイトジャストの最大の魅力。シンプルなデザインだからこそ、あらゆる場面にマッチします。そこで今回は「デイトジャストシリーズで使われている文字盤の装飾」と、「自然界の素材を使用したロレックスの文字盤」をまとめてみました。

 

■シェル

シェルと呼ばれる文字盤は、その名の通り天然の貝殻が使用されているものです。使用されている貝はマザーオブパールで天然ものであるため色合いや雰囲気もすべて異なり、この世に二つとない文字盤です。白蝶貝と黒蝶貝が基本で、白蝶貝からはホワイトシェル・ピンクシェル・イエローシェルが作られ、黒蝶貝からはブラックシェルと呼ばれるものが作られます。シェル文字盤が使われている代表モデルには、デイトジャストがあります。

 

■サテン

細かな線を狭い間隔でつけたものをサテン仕上げといい、シンプルな表情を見せる文字盤です。使用されている代表モデルにはヨットマスターやデイトジャストがあります。

 

■ホリコンピューター

ホリコンピューターと呼ばれる文字盤は、言葉のとおり文字盤にコンピューターで細かな文字を彫ったものです。近代的な印象もありつつ、凹凸があるため輝き感じます。さりげなくオシャレに見える、大人の雰囲気です。ホリコンピューター文字盤が使われている代表モデルとしては、デイトジャストが有名です。

 

■コンセントリック

聞きなれない名称ですが、コンセントリックという文字盤は、円状の溝をつけた文字盤のことを指します。文字盤全体に円状のラインが入り、シャープな印象を与えてくれます。コンセントリック文字盤が使われている代表的なモデルには、デイトジャストがあります。

 

■グラデーション

グラデーションとは、文字通り文字盤の色がグラデーションになっているものです。グラデーション文字盤が使われている代表的なモデルは、デイトジャストです。文字盤の中心が光っているような雰囲気もあり、神秘的な印象です。

 

■メテオライト

メテオライトという文字盤は、隕石素材を使った文字盤のことです。石の風合いが独特で、高級感あふれる印象を与えます。メテオライト文字盤が使用されているモデルには、デイトナがあります。

 

■ピラミッド

ピラミッド文字盤は、小さなピラミッドが格子状に配置されている文字盤のことです。パッと見は、キルトのような印象で、柔らかい雰囲気があります。ピラミッド文字盤が使用されている代表的なモデルには、デイトジャストがあります。

 

■タペストリー

タペストリーという文字盤では、文字盤の12時側から6時側に向かって均等に縦線が入ります。光沢感が増し、高級感のある印象の文字盤です。TPOを選ばないシンプルなデザインのなかにも、洗練された大人の雰囲気が漂います。タペストリー文字盤が使用されている代表的なモデルは、サンダーバードやデイトジャストがあります。

“SWISS”表記

1999年前後のトリチウム夜光からルミノバ夜光に仕様変更したての頃、その後すぐに主流となるスーパールミノバではなく、「スーパー」でない、単なるルミノバを使用したものが存在します。6時位置の生産国表示が”SWISS”となっており、それ以降の”SWISS MADE”とははっきりと異なっています。

※サブマリーナー Ref.14060、エクスプローラー Ref.14270、GMTマスター Ref.16700等に存在しています。

これらの中ではRef.16700については他の理由で随分と高価になってしまいましたが、1年程度は生産期間があったと思われますので、まだ気を付けて見ていればごく普通に売られているのを見かけると思います。

文字盤による人気の違い 16520 デイトナ

コスモグラフデイトナの歴史の中でも人気が高い「エル・プリメロ」ことRef.16520からSS(ステンレススチール)デイトナに白文字盤(ポールニューマンは除く)が登場しました。もちろんメーカー希望小売価格は同一ですが、並行輸入の場合はその人気度により価格が変動するため、人気の高い黒文字盤が常に高く、白文字盤は安く手に入れられる時期がありました。

ところが、Ref.116500LNに関しては逆転現象が起きており、ジャックロードの販売価格で見ても、新品2020年2月11日現在において、白文字盤が2,950,000円、黒文字盤が2,698,000円とその差は約250,000円もの差が付いている状況です。

推測となりますが、この逆転現象はRef.116520からのマイナーチェンジにおいて、外見上ベゼルの変更のみに見える黒文字盤に対し、白文字盤はインダイヤルの縁取りのカラーが変更されている点が大きいでしょう。「エル・プリメロ」時代のデイトナもしくはそれ以前の手巻きデイトナを彷彿とさせるところが人気を左右したのではないでしょうか。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116518LN イエローゴールド(18KYG)素材

2017年バーゼルワールドで登場したイエローゴールド素材のセラミックベゼルモデルことRef.116518LN。ホワイト文字盤をピックアップしましたが、以外には黒文字盤、シャンパン文字盤の定番カラーとは別に、黒×ゴールド文字盤、ゴールド×黒文字盤、さらにダイヤインデックス文字盤、シェル文字盤がラインアップ。Ref.116500LNとは異なり、文字盤カラーによる価格差は現時点では見られません。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116519LN ホワイトゴールド(18KWG)素材

こちらも2017年バーゼルワールドで追加されたホワイトゴールド素材のセラミックベゼルモデル。ホワイトゴールド素材は下一桁が「9」のため、型番はRef.116519LNとなります。今回、ピックアップしたグレー×黒文字盤は現時点ではホワイトゴールド専用色となります。手巻き時代のデイトナRef.6263、Ref.6264を彷彿とさせるカラーリングは昔からのデイトナファンも気になる文字盤かもしれません。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116515LN エバーローズゴールド(18KEG)素材

ピンクゴールドの質感を長く維持するためにロレックス独自の配合を施したエバーローズゴールド素材のセラミックベゼルモデル。エバーローズゴールド素材は下一桁が「5」のため、型番はRef.116515LNとなります。文字盤は黒文字盤、白文字盤の定番色と、ピンク、チョコブラウンがラインアップ。イエローゴールド素材と同様に文字盤カラーによる価格差はないようです。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116506 プラチナ(Pt)素材

2013年に登場したロレックス コスモグラフデイトナ50周年記念モデルRef.116506。セラミックベゼル採用しつつも、型番の後ろには唯一アルファベットが付きません。セラミックベゼルのカラーも専用色のチェスナットブラウンと、特別なデイトナであることが見て取れます。

まとめ

文字盤メーカーを傘下に収め、自社工場内にて作業させるようになっている現在もなお、微妙なバリエーションが発生しているようです。あなたがお持ちのロレックスの時計の文字盤を、今一度じっくりご覧ください。もしかしたら珍しい文字盤かもしれません。

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