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ロレックスの高騰はいつまで続く?今までの推移と今後の価格相場を考察!

ロレックスの高騰はいつまで続く?今までの推移と今後の価格相場を考察!

コロナ禍を経てもなお高騰が続くロレックスの腕時計ですが、値上げは止められないのでしょうか。今回は、ロレックス市場の近況と今後の相場について考えてみます。価格が上昇し続ける要因になっているのは何なのか、一緒に探ってみましょう。併せて、近年、値段が高くなっている人気モデルをご紹介します。

ロレックスは10年で売値相場が2倍増のモデルもある

ロレックスはここ数年、ほとんどのモデルで100万円以上と高騰しています。

例えば、サブマリーナー デイトは、十数年前は新品でも50万円程度で購入できた時期がありました。人気ブランドであるがゆえに価格の高騰が目立つ印象です。

高級ブランドの確固たる地位を崩さないよう時代と共にモデルをアップデートしていますが、その裏では「高騰」というジレンマが切っても切り崩せない状況に陥っていると考えられます。

ロレックスの価格が高騰している3つの理由

では、昨今、ロレックスが高騰している理由について見ていきましょう。社会情勢などさまざまな要因が挙げられますが、主に以下の3つが原因であると考えられます。

世界的に供給量が少ないから

まず第一に、世界的に品薄が続いていることです。

2019年から続くコロナウイルスによる時計工場の閉鎖や原材料の不足などにより、生産量を維持するのが難しくなっています。そのため、多くのモデルが品薄状態になっており、値上げせざるを得ないのです。

また、正規店では転売対策で購入制限を設けており、それも品薄の要因となっているようです。

既存モデルが廃盤となるから

中古市場では、廃盤により既存モデルが需要過多になっているのも原因の一つです。

廃盤となった人気モデルが中古市場へ流れたら、当然、そのモデルのファンが中古市場で探し始めます。生産が少ない人気モデルに対して多くのファンが欲すれば、中古市場でも高騰するのは自然なことでしょう。

逆を言えば、それだけロレックスのブランド力が高いとも言えます。

定価が値上がりしているから

ロレックスは定期的に価格改定を行っており、近年は値上げが続いています。

これは、あくまでもブランドの価値や品質を維持するための戦略の一つとして考えられます。

需要過多が続いている中、純粋なロレックスのファンに届けたいという意味でも、値上げは避けられないのでしょう。

今後も需要が抑えられない限り、価格の上昇に歯止めが効かないようです。

ロレックスの相場が変動する4つの原因

世界的に有名なロレックスは、国際情勢にも敏感です。近年、世界中でさまざまな出来事がありますが、何が原因で相場が大きく変動するのでしょうか。主に以下の4点が挙げられます。

為替相場の影響

そもそもロレックスがどこの国の企業なのか、ご存じでしょうか。

ロレックスは、スイスにある企業です。スイスの通貨である「スイスフラン」を基準に価格設定されているため、各国の経済事情によって相場が大きく変化するのです。

少しでも安い価格で購入したい場合は、海外市場にも目を向ける必要があります。

原油価格の値上がり

2024年現在、社会情勢の影響などによって原油価格が高騰しています。その影響で原油を必要とする業種は、定期的に値上げに踏み切っていますが、ロレックスも例外ではありません。

時計と原油が結びつかないと思いますが、ロレックスの腕時計の部品の一つ一つに関わっているため、値上がりしてしまうのです。

また、海外への輸出に必要な飛行機や車なども原油が必要な燃料であることから、輸送コストが上昇しているのも要因の一つと言えます。

需要と供給のバランス

先述で、商品が品薄であることをお伝えしたように、ロレックスは需要と供給のバランスが不安定です。

ロレックスはイベントなどで芸能人やセレブが人気モデルを身に着けていると度々話題になります。それにより、ブランドとしての品位が高まり、人気の過熱につながっていますが、モデルの品不足によってバランスが崩れ、値上げが続いています。

モデルの供給量が回復すれば値上げが抑えられそうですが、それがいつなのかは不透明なため、まだまだ時間がかかりそうです。

中古市場でも需要と供給のアンバランスが顕著で、特に生産終了したモデルについては、定価よりも高い値段がつけられていることが多いのです。

金価格の値上がり

金の価格高騰もロレックスの値上がりに影響を受けています。現在、金1gあたりの相場は1万円以上となっており、高騰し続けている状況です。

ロレックスでは金を扱ったモデルが多くあるため、金相場に伴い価格も上昇しています。

とくに純金など、希少価値が高いものを使用しているモデルは値上がりしやすいと予想されます。

【モデル別】ロレックスの価格推移や平均相場価格

ここからは、ロレックスの人気モデルの価格推移についてご紹介します。先述の通り、価格が高騰する要因がいくつもありますが、相場はどのくらいでしょうか。

サブマリーナー デイト

サブマリーナー デイトの現在の価格は、およそ190万円前後を推移しています。

10年ほど前は100万円を切る価格のモデルがありましたが、モデルのアップデートや消費税増税などの経済の影響により、値上げを余儀なくされました。

特に2020年から2021年の間に一気に値上がりし、発表当初に比べて2倍近い価格になったモデルもあります。

コスモグラフ デイトナ

スポーツウォッチの定番モデルであるコスモグラフ デイトナは、市場価値の高いモデルです。

最新モデルであるRef.126500LNの価格は、およそ200万円前後を推移しております。

生産終了になったモデルは、中古市場で400万円~600万円ほどの価格です。特に初代モデルや供給の少ないレアモデルに至っては、1,000万円以上の価格になっていることもあります。

ロレックスの中ではトップクラスの人気を誇るため、今後もさらに高騰するでしょう。

GMTマスターⅡ

GMTマスターIIは初出から現在まで緩やかに価格が上昇し続けています。2020年までは100万円前後の価格でしたが、現在は平均150万円前後の価格で売買されています。

中古市場でも約150万円~300万円を推移していますが、一部のレアモデルは600万円以上の価格となっています。

初代のGMTマスターと比べても状態の良い個体が並んでいるため、今後も市場価値が高まるでしょう。

デイトジャスト

比較的入手しやすいデイトジャストは、平均150万円ほどの相場を推移しています。

他のモデルよりも価格が落ち着いているため、初めて購入したい方にはおすすめだと言えるでしょう。

中古市場でも100万円前後のモデルが多く存在しますが、ダイヤモンドなどの装飾があるドレスウォッチタイプは300万円前後の価格となります。

エクスプローラーI

エクスプローラーⅠも平均150万円前後を推移しており、デイトジャストとほぼ同じ価格帯です。

中古市場も100万円程度を推移しており、比較的購入しやすいようです。

ロレックス初心者におすすめのモデルですが、需要が高まれば価格が上昇する可能性があるため、早めの購入を検討しましょう。

買取価格が高騰しているロレックスのモデル

需要過多により価格が高騰しているロレックスの腕時計ですが、裏を返せば、買取に出すと高額で取引されるモデルがあるということです。では、高価買取に期待できるモデルはどのようなものでしょうか。

コスモグラフ デイトナ レインボー Ref.116595RBOW

2018年に数量限定で販売された、希少なモデルです。

他のデイトナにはない豪華な仕上がりとなっており、ベゼルが36石のバゲットカットサファイアでレインボーカラーにセッティングされています。

ロレックスのモデルのみを購入している愛好家(VIP顧客)でなければ、入手が難しかったようです。

それだけ希少価値の高いモデルということから、買取価格は5,000万円程度という他のモデルの追随を許さない価格帯となっています。

コスモグラフ デイトナ Ref.116506

こちらのモデルはデイトナ誕生50周年を記念して製作されたモデルです。

2013年に発表されたデイトナ初のプラチナモデルであり、デイトナ誕生60周年の2023年にはフルモデルチェンジしました。

プラチナモデルのみ搭載されるアイスブルー文字盤が特徴で、特別感のある高級モデルとなっております。

希少な素材かつ生産数が限られているため、買取価格が1,200万円以上で取引された事例もあるようです。

コスモグラフ デイトナ Ref.116508

2023年に廃盤となった人気モデルです。

ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンの文字盤とイエローゴールドの美しさに、多くのファンが魅了されました。

生産終了により希少価値が高まっている状況で、品質に問題なければ900万円程度で買取査定される可能性があります。

サブマリーナー デイト Ref.116610LV

ロレックスを代表するダイバーズウォッチです。

緑色の文字盤とベゼルの美しさが特徴で、水深300mまでの防水性能を誇ります。

惜しくも2020年に廃盤となってしまいましたが、中古市場では根強い人気があり、買取価格は250万円程度となっています。

ミルガウス Ref.116400

ロレックスでは珍しい、強い磁場に耐えられる耐磁時計です。

秒針が稲妻のような形になっており、機能性よりも遊び心のあるデザイン性に人気がありました。

現在は生産終了となっていますが、そのデザイン性にロレックスの愛好家やコレクターたちから需要が高まっています。

買取価格は、100万円以上になることが多いです。

コスモグラフ デイトナ Ref.116500LN

スポーティな印象のモデルで、ベゼルが「セラクロムベゼル」という硬い素材であることが特徴です。

文字盤がブラックとホワイトの2タイプがありますが、ベゼルがブラックになったことにより、ホワイトの需要が高いです。

買取価格は、状態が良ければ400万円前後で取引されています。

【モデル別】ロレックスの値上がり後の定価

供給量の減少や社会情勢などで値上がりを続けていますが、実際にどれくらい高くなっているのでしょうか。そこで、人気モデルの値上がり幅の「一例」をご紹介します。

コスモグラフ デイトナ

ロレックスのスポーツウォッチで最高峰と言われるモデルの一つです。文字盤にタキメーターという車の時速を計測する機能が入っています。

今回、紹介するRef.116500LNは、文字盤が白と黒の2種類ありますが、需要が高いのは白文字盤のようです。

 

Ref.116500LN(白文字盤/黒文字盤)

販売期間:2019年~2023年

改定日 定価推移
2019年10月 1,309,000円
2020年1月 1,387,100円
2021年8月 1,609,300円
2022年1月 1,609,300円
2022年9月 1,720,400円
2023年9月 1,757,800円

GMTマスターII

二カ国の時間を同時に把握できる、画期的なモデルです。

航空会社の要望に応えたパイロットウォッチであり、ペゼルが黒一色以外に青・黒、赤・青などのツートンカラーを採用しています。

 

Ref.116710LN(黒ベゼル)

販売期間:2007年~2018年

改定日 定価推移
2007年 714,000円
2013年 799,200円
2018年 864,000円

 

Ref.116710BLNR(青黒ベゼル)

販売期間:2007年~2018年

改定日 定価推移
2007年 864,000円
2018年 918,000円

 

Ref.126710BLRO・Ref.126710BLNR

(5列ジュビリーブレス)

販売期間:2018年~

改定日 定価推移
2019年10月 976,800円
2020年11月 1,020,800円
2021年8月 1,072,500円
2022年1月 1,189,100円
2022年9月 1,272,700円
2023年9月 1,296,900円
2024年6月 1,569,700円

 

Ref.126710BLRO・Ref.126710BLNR

(3列オイスターブレス)

販売期間:2021年~

改定日 定価推移
2021年4月 1,049,400円
2022年1月 1,166,000円
2023年9月 1,247,400円
2024年6月 1,540,000円

エクスプローラーI

前人未踏の地へ挑戦する探検家たちのために開発されたモデルです。

実用性を重要視したシンプルなデザインで、寒冷地などの過酷な環境下であっても時計が動く頑丈な設計になっています。

 

Ref.214270

販売期間:2010年~2021年

改定日 定価推移
2010年 598,500円
2013年 621,000円
2015年 669,600円
2019年10月 687,500円

 

Ref.124270

販売期間:2021年~

改定日 定価推移
2021年4月 676,500円
2021年8月 711,700円
2022年1月 793,100円
2023年9月 847,000円
2024年6月 1,036,200円

 

Ref.124273

販売期間:2021年~

改定日 定価推移
2021年4月 1,142,900円
2021年8月 1,201,200円
2022年1月 1,236,400円
2022年9月 1,322,200円
2023年9月 1,397,000円
2024年6月 1,762,200円

エクスプローラーII

エクスプローラーに実用機能を付加させた上位モデルです。

エクスプローラーにはなかった24時間表示のペゼル、GMT機能、日付表示が搭載されており、ビジネスシーンでも愛用されています。

 

Ref.216570(白文字盤/黒文字盤)

販売期間:2011年~2021年

改定日 定価推移
2011年 693,000円
2013年 772,200円
2015年 831,600円
2019年 853,600円
2021年 875,600円

 

Ref.226570

販売期間:2021年~

改定日 定価推移
2021年4月 898,700円
2021年8月 944,900円
2022年1月 1,049,400円
2023年9月 1,122,000円
2024年6月 1,392,600円

サブマリーナー

海底調査用に開発されたダイバーズウォッチです。

ロレックスを代表する人気モデルで、水深300mまで耐え、薄暗い深海での時間計測が可能になりました。

デイトとノンデイトの2種類があります。

 

Ref.116610LN(デイト 黒ベゼル)

販売期間:2010年~2020年

改定日 定価推移
2010年 735,000円
2013年 810,000円
2015年 874,800円
2019年10月 898,700円
2020年 943,800円

 

Ref.116610LN(デイト 緑ベゼル)

販売期間:2010年~2020年

改定日 定価推移
2010年 777,000円
2013年 874,800円
2015年 928,800円
2019年10月 954,800円
2020年 987,800円

 

Ref.114060(ノンデイト)

販売期間:2012年~2020年

 

改定日 定価推移
2012年 702,000円
2015年 766,800円
2019年 787,600円
2020年 832,700円

シードゥエラー

シードゥエラーは、サブマリーナーと同じく、ダイバーズウォッチです。

サブマリーナーよりも防水性能が優れており、水深1,220mまで耐えられます。

これにより、時計を身に着けたまま深海へのダイビングが可能になりました。

 

Ref.126600

販売期間:2017年~

改定日 定価推移
2017年 1,166,400円
2019年10月 1,197,900円
2020年1月 1,230,900円
2021年8月 1,293,600円
2022年1月 1,433,300円
2023年9月 1,533,400円
2024年6月 1,911,800円

シードゥエラー ディープシー

深海探索をするプロダイバーのために開発されたモデルです。

特許を取得した「グライドロッククラスプ」の採用で、水深3,900mまでの防水性能を実現しています。

ロレックスの防水技術が詰まった、究極のダイバーズウォッチです。

 

Ref.126660(黒文字盤)

販売期間:2018年~2022年

改定日 定価推移
2018年 1,263,600円
2019年10月 1,298,000円
2020年1月 1,331,000円
2021年8月 1,399,200円
2022年 1,538,900円

 

Ref.126660(D-BLUE盤)

販売期間:2018年~2022年

改定日 定価推移
2018年 1,296,600円
2019年10月 1,332,100円
2020年1月 1,365,100円
2021年8月 1,434,400円
2022年 1,574,100円

今後ロレックスの買取価格高騰はいつまで続く?

高騰が続いているロレックスのモデルですが、今後も続くのでしょうか。「世界情勢」や「需要と供給」という視点から、考えてみましょう。

ロレックスは今後も値上がりする

世界経済における通貨の価値変動や社会情勢などが絡む影響で予測が難しいですが、正規品は今後も緩やかに値上がりし続けると考えられます。

特に、ロレックスの場合は需要過多な状況が続いているため、時計の供給量が需要に追いつかない限り価格は上がり続けるでしょう。

逆を言えば、時計の品薄問題が解決すれば、値上げが抑えられるかもしれません。

また、中古市場では、生産終了した旧モデルの需要が高まり続けていることから、現行モデルよりも値上がりする可能性があります。

ロレックスが値下がりするタイミング

前述でも触れましたが、時計の生産体制が不安定な状況のことから、値下がりする可能性はまだ低いでしょう。

ロレックスの品薄が回復した場合は価格が下がる可能性はありますが、解消するにはまだまだ時間がかかりそうです。

また、価格の変動は世界情勢によって影響を受ける側面もあるため、落ち着きを取り戻すまでは値下げに踏み切ることはできないと思われます。

不確かな要素が絡むため、今後も価格動向は注視していきましょう。

ロレックスは相場高騰中に買取に出すのがおすすめ

高騰している状況だからこそ、ロレックス商品を売りに出すのは「」がおすすめです。

現状、入手困難な人気モデルを中心に、買取相場が正規店での定価よりも大幅に上昇しています。年代物のアンティークウォッチも資産価値が高いため、高価買取が期待できます。

将来の価格動向を予測するのは難しいため、価格が高騰中であるこのタイミングで買取業者に査定してもらいましょう。

まとめ

さまざまな要因が絡むため予測が難しいですが、ロレックスのモデルは正規・中古問わず、今後も上昇すると考えられます。世界情勢や時計の生産量が安定しない限り、大幅な値下げは期待できないでしょう。

逆を言えば、需要の高いロレックスだからこそ、売りに出すのは今が好機とも言えます。「買取大吉」では、ロレックスの買取実績がございます。無料査定を実施していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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