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ダサいと言われる評価について
1995年に創業したグラハムですが、デカ厚クロノグラフの代表選手としてオリジナリティあふれる腕時計を送り出しています。
とにかく個性的なグラハムの時計は腕に着けたときの存在感が凄いので、好き嫌いが分かれるようです。そのため「ダサい」との評価もあるようですが、その点も含めてグラハムの腕時計の魅力に迫ります。
グラハムはどんな時計?
スイス高級時計ブランドです。グラハムの名前を聞いて、ピンと来る人はかなりの腕時計通ですが、本格的なクロノグラフを得意とする実はかなりの実力派腕時計ブランドです。
また独特のデザインでも知られており、ユニークなデザインが多く見る楽しみを与えてくれます。
1995年にエリック・ロト氏が設立
グラハムの始まりは1995年、創業者のエリック・ロトが、時計史の隠れた英雄である「ジョージ・グラハム」に敬意を表して名付けました。ジョージ・グラハムは、クロノグラフの本当の発明者といわれる天才時計技師です。
グラハムの腕時計は、ジョージ・グラハムの発明を受け継ぐようにクロノグラフモデルが主体になっています。
グラハムの特徴
ラインナップのほとんどが44mmオーバーの存在感にあふれるタフなケースデザインがグラハムの一番の特徴で、その大きなケースに合わせたビッグサイズのリューズも象徴的なシンボルになっています。
一時期、隆盛を極めたデカ厚ウォッチの代表といえるようなデザインは、個性的で他にはない魅力を放ち、見るものを魅了していました。
屈強なクロノグラフ
大きなケース径に合わせたタフな作りのクロノグラフレバーもグラハムの腕時計を語る上で外せないポイントになっています。
これはパイロットがグローブをしたままでもクロノグラフの操作が楽にできるように、あえて大きなレバーにしているのが理由とされており、親指でレバーのオンオフができるのもメリットの一つです。
迫力のあるケースサイズ
なんといってもグラハムの存在感を決定付けているのが、42mm以下のサイズが存在しないビッグケースに他ならないでしょう。やはりクロノグラフウォッチにはビッグケースが良く似合いますす。
そして、なんと行っても腕に装着したときの存在感が、なんともいえないくらいほど魅力的です。
魅力的なグラハムのラインナップ3選
こうした個性が爆発した独特な腕時計をコレクションに持つグラハムは、いくつかの代表的なコレクションが存在し、コアな腕時計好きを虜にしています。
ここからは、グラハムの代表的なコレクションを3種類ほど紹介します。
クロノファイター
クロノファイターはグラハムのコレクションの中でもっとも代表的なモデルであり、最大の特徴であるクロノグラフのトリガーは一目でグラハムとわかる個性的なシンボルになっています。
パイロットが飛行中に手の指の中で最も反応が早いとされる親指でオンオフができるように、開発されたトリガーは大きな特徴であり何とも言えない魅力でもあります。
シルバーストーン
創業者のエリック・ロトは自らもレーサーであり、モータースポーツへの情熱で知られています。
2002年にイギリスのレーシングモデルをグラハムから発表、イギリスにあるサーキットの名前からシルバーストーンと名付けられました。
このクロノグラフにはディスクブレーキやタイヤパターンなどの車のパーツの意匠を時計デザインに取り入れ、レーシングカーへの熱い思いがこの一本に現れています。
このモデルに関しては、時計好き且つ車好きの方であれば名前を聞いただけでピンとくるのではないでしょうか。
ソードフィッシュ
イギリス海軍の潜水艦から名付けられたソードフィッシュは、クロノグラフカウンターに取り付けられた舷窓のような2つの大きな目が人々の度肝を抜きました。
12時間計と30分積算計を保護するドーム型サファイアガラスは拡大鏡の役目を果たし、視認性の向上と共にデザイン面で強烈なインパクトを与えています。
ただし、このモデルに関していうと、この記事の表題にもなっている通り、見た目的に抵抗がある方もいるかもしれません。
まとめ
インパクト抜群のケースとデザインが特徴のグラハムですが、大きく分厚い腕時計のブームも一段落した現在では、ダサいという評価もありました。
ちなみに、グラハムは福山雅治さんがドラマ『ガリレオ』で着用しています。福山雅治さんほどの大俳優であれば、そのオーラがまぶしすぎて装飾品までなかなか目が届きませんが、グラハムは存在感をしっかり放っています。
ダサいといったイメージがこの記事冒頭ではあったかもしれませんが、時計の歴史、着用している著名人がいると、そんなイメージは気にならないのではないでしょうか。