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グラス ヒュッテ オリジナル シーキュー

グラス ヒュッテ オリジナル シーキュー

グラス ヒュッテ オリジナル シーキューとは

ドイツの高級腕時計メーカー「グラスヒュッテ・オリジナル (GLASHUTTE ORIGINAL)」

2019年に発表されたグラスヒュッテ・オリジナルのSeaQは、1969年に導入された同社のダイバーズウォッチ「Spezimatic Typ RP TS 200」からデザインのインスピレーションを得たモデルです。SeaQのブラック文字盤モデルにはアラビア数字と針・インデックスにラジウムが焼けたような色合いの塗料が施されています。裏蓋には海のシンボルである三又の鉾が200m防水を意味する20本の波線とともにエングレービングされます。

またSeaQには大型カレンダーを備える「SeaQパノラマデイト」も同時にラインナップされています。こちらはケースサイズが直径43.2mmとSeaQの直径39.5mmよりもひと回り大きい分、300m防水に防水性能が向上しています。そのため、プロフェッショナルダイバーの使用にはより好ましいモデルだと言えるでしょう。両者ともにダイバーズウォッチをうたっているだけあり、ケースは防水性能を確保すべくねじ込み式リュウズなどいくつものディテールで強化されています。SeaQは前述の通り、エングレービングが施された裏蓋を持つが、SeaQパノラマデイトではねじ込み式サファイアクリスタル製ケースバックが採用されています。

SeaQパノラマデイトを語る際、大型のデイト表示に触れない訳にはいかないだろう。グラスヒュッテ・オリジナルの典型的特徴のひとつであるビッグデイトは4時位置にほどよいバランスで収まっています。またサンレイ仕上げのブラックまたはブルーの文字盤には、それぞれの文字盤カラーにあったアプライドのアラビア数字とインデックスがグリーンまたはホワイトで配されています。

SeaQとの違いは、外観的ディテール以外の部分にもあります。非常に困難な状況が予想される水面下での時刻表示に対応するため、グラスヒュッテの時計師達は2016年に発表したCal.36を改良することに成功。36-13バージョンでは、43.2mm径のステンレススティール製ケースに搭載され、精度・安定性・時間表示・外観の4点を考慮しながら最適な状態で調整されている。またバヨネットマウントによりムーブメントはしっかりとケース内に固定されているため、耐衝撃性に優れています。これまでのCal.36と同じく、シリコン製ヒゲゼンマイを採用し、パワーリザーブは約100時間と長い。そして水中でも水上でも信頼できる高精度を実現しています。

60年代後半のスポーティなスキンダイバーのフォーマットと、ドイツの時計製造におけるグラスヒュッテ・オリジナルのエレガントなアプローチを融合させた、ヴィンテージスタイルのラグジュアリーなダイバーズウォッチです。

グラスヒュッテオリジナルとはどのような時計か?

スイス時計にはない魅力もつドイツ時計。あなたはどの時計ブランドを思い浮かべますか?世界最高級のマニュファクチュールであるランゲ&ゾーネ、シンプルでオシャレなノモス、バウハウスデザインが人気のユンハンス。ドイツには様々な人気時計ブランドが存在しますが、伝統的な歴史をもつ「グラスヒュッテオリジナル」の存在も忘れてはいけません。そこで今回はこのグラスヒュッテオリジナルの歴史と魅力について解説していきます。

グラスヒュッテオリジナルの時計を見ると、時計に詳しい人ならば何となく「ランゲ&ゾーネ」の時計に似ているなと感じるはずです。それもそのはず、グラスヒュッテオリジナルはランゲ&ゾーネの創業者であるアドルフ・ランゲが1845年に創設した時計工房が起源となったメーカーなのです。現在のグラスヒュッテブランドとしては「ランゲ&ゾーネ」「グラスヒュッテオリジナル」「ノモス」「チュチマ」「ミューレ」といったブランドが有名ですが、どのブランドもルーツをたどればアドルフ・ランゲにたどり着きます。尚、マイナーブランドも含めると現在のグラスヒュッテには約11社の時計ブランドが存在します。

1845年、フェルディナント・アドルフ・ランゲがザクセン王国のグラスヒュッテに時計工房を創業したのが起源。その後、町には複数の時計工房や部品製作所、優れた技術者を育成する時計学校などが設立され、グラスヒュッテはスイスと並ぶ時計の一大生産地として発展。

第二次世界大戦後の1951年に、グラスヒュッテの町にあったランゲ・アンド・ゾーネやウニオン(ユニオン)、シュトラッサー&ロウデといった時計会社が全てグラスヒュッテ国営時計会社(グラスヒュッテ・ウーレンベトリーブ(略称GUB))に統合されました。

東西ドイツ統合後の1990年に、グラスヒュッテ国営時計会社は民営化され、グラスヒュッテ・オリジナルとなりました。1994年以降は、戦前に製造していた高い品質の機械式時計製作に回帰し、部品の殆どを自社工房内で製作しています。2000年にスウォッチ グループの傘下に入り、最高級の時計を世界中に送り出しています。

グラスヒュッテオリジナルの魅力

グラスヒュッテオリジナルはクォーツ時計を一切作らず、機械式時計のみを製造し続ける機械式時計ブランドです。雲上時計ブランドとしての名声を確立しているランゲ&ゾーネと同じく、ムーブメントから自社一貫生産しているマニュファクチュールとしても有名です。

 

◆グラスヒュッテオリジナルの魅力① 美しいデザインと最高級のムーブメント

グラスヒュッテオリジナルの時計は一目見てわかる美しさが魅力です。特にランゲ&ゾーネを彷彿とさせるパノ-Pano Collection-とセネタ-Senator Collection-の美しさは高い評価を得ており、時計愛好家の憧れの逸品となっています。

 

◆グラスヒュッテオリジナルの魅力② 豊富なラインナップ

ハイエンドモデルのみを製作するランゲ&ゾーネとは異なり、グラスヒュッテオリジナルは伝統的な複雑時計やドレスウォッチ、更にはリーズナブルな価格で作られるスポーツ・ウォッチまで幅広く製作しているのが特徴です。

グラスヒュッテの伝統に拘りつつも、現代的な意匠にも積極的にチャレンジするバイタリティーがあります。王道なモデルもあれば、玄人好みの個性的なモデルもあり、時計愛好家にとって選ぶ楽しみを感じやすいブランドであるといえるのではないでしょうか。コストパフォーマンスが優れているドイツ時計としては「ノモス、ユンハンス、モンブラン」なども挙げられますが、グラスヒュッテオリジナルは他のブランドと比較しても価格帯の幅が広いです。

予算に合わせた時計選びがしやすく、ハイエンド機のみを追求するランゲ&ゾーネとも違った楽しみ方ができるブランドであるといえます。

 

◆グラスヒュッテオリジナルの魅力③ 普段使いのできるドイツ時計

ドイツブランドの時計は工芸品とも呼べる最高級のモノが多く、なかなか普段使いをするには勇気がいるモデルばかりです。その点グラスヒュッテオリジナルはドイツ伝統の美しいデザイン性を持ち合わせながらも、普段使いしやすい設計となってます。ランゲ&ゾーネの素材がゴールドもしくはプラチナのみであることに対し、グラスヒュッテオリジナルはステンレス素材が主流です。その分価格も抑えられているため、デイリーユースとしても向いています。

ランゲ&ゾーネの相場が軒並み300万円を超えるのに対し、グラスヒュッテオリジナルは似たデザインでありつつも100万円以下で購入可能です。コストパフォーマンスの高さ、そして気取りすぎない絶妙なブランディング。前項でも紹介した通りラインナップが豊富に存在するため、こだわりで選ぶ機械式時計の愛好家に評価されやすくなっています。

まとめ

グラスヒュッテが誇る超一流ブランド「グラスヒュッテオリジナル」はデザイン性・ムーブメント性能・外装仕上げといった全ての項目が高いレベルで仕上げられているマニュファクチュールブランドです。ハイエンドモデルの美しさはランゲ&ゾーネと比べても遜色ない仕上がりといえるでしょう。また、ノモス・モンブラン・ユンハンスといったエントリーモデルの次のステップとしてもオススメ。ドイツ時計が好きな方に是非一度検討していただきたい時計ブランドです。

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