目次
ロレックス「ターノグラフ」とは?
ターノグラフは女性人気も高い「デイトジャスト」というモデルをもとに製造されており、初代モデルは1953年に商標登録されました。
2004年に50年ぶりに復活したものの、2013年に生産終了しています。ロレックスのモデルはロングセラーが多数で、販売期間が10年と比較的短いのはかなり珍しいため「幻のモデル」と呼ばれています。
流通数も少ないことから希少性が高く、ロレックスの愛用者やコレクターから人気で高価買取も期待できます。
ロレックス「ターノグラフ」の特徴
ターノグラフは「回転式ベゼル」「スポーティーなデザイン」といった特徴から人気です。ロレックスの他のモデルとはどのような違いがあったのか、詳しく解説します。
ロレックスで最初に回転式ベゼルを採用
ターノグラフは、ロレックスで回転式ベゼルを採用した初めてのモデルです。ベゼルとは、腕時計のガラス周りにあるリング状のパーツのことです。
回転式ベゼルには、測定器や時間計測に使えるという利点があります。発売当時は他のモデルに回転式ベゼルはなかったため、大きな相違点でした。
またターノグラフは、ロレックスのモデルで初めて「両方回転式ベゼル」を採用しました。機能性が優れていることも人気の理由です。
スポーティーなデザイン
ターノグラフは赤を差し色とした、スポーティーなデザインが人気です。秒針やデイト表示が赤色で、印象的なアクセントとなっています。
ターノグラフは「デイトジャスト」というモデルをベースに作られていますが、赤が差し色になることで大きな差別化となっています。
また回転式ベゼルによって時間測定ができるため、マラソンのように時間が重要なスポーツをする人に支持されています。
ロレックス「ターノグラフ」は今後値上がりが期待できる?
ターノグラフはどちらかというと通好みのモデルのため、大幅に値上がりする可能性は低いと考えられます。
ロレックスの定番モデルは定価の2倍以上まで値上がりすることもありますが、ターノグラフは1.5~2倍程度の値上がりです。
ただターノグラフは希少性が高いため、今後大きく価値が下がる可能性は低めです。近年ロレックスの価格が高騰しているため、今後ターノグラフも需要と買取価格が高まる可能性はあります。
ロレックス「ターノグラフ」が値上がりしている理由
ターノグラフは「ロレックスが世界的に人気の高いブランドであること」「熟練した職人により手作業で作られていること」といった要因から値上がりしています。
手作業で作れる数には限界があるため大量生産ができず、需要に対して供給量が少ない状態です。
またロレックスは転売防止のため、正規販売店で購入制限を始めました。新品購入が難しくなったことで「中古でもほしい」と考える人が多くなり値上がりしています。
ロレックス「ターノグラフ」の買取相場や価格推移
ターノグラフのモデルは「Ref.116261」「Ref.116264」「Ref.116263」の3種類に分けられます。それぞれ特徴があり、買取相場の推移を合わせて見ていきましょう。
ターノグラフ Ref.116261
年月 | 買取価格相場 |
---|---|
2022年8~10月 | 1,060,000円 |
2022年11月 | 1,130,000円 |
2022年12月 | 1,080,000円 |
2023年1月 | 1,169,000円 |
2023年2月 | 1,169,000円 |
2023年3~8月 | 1,080,000円 |
2023年9月 | 1,079,000円 |
2023年10~2024年7月 | 1,080,000円 |
2024年8月 | 1,076,000円 |
Ref.116261は2004年に発売された、ターノグラフの初期モデルです。2023年からは価格の変動が少なくなり、1,080,000円ほどで安定しています。
ターノグラフ Ref.116263
年月 | 買取価格相場 |
---|---|
2022年8月 | 887,000円 |
2022年9月 | 946,000円 |
2022年10月 | 947,000円 |
2022年11月 | 966,000円 |
2022年12月 | 927,000円 |
2023年1~8月 | 997,000円 |
2023年9月 | 996,000円 |
2023年10月~2024年7月 | 997,000円 |
2024年8月 | 995,000円 |
Ref.116263は、初期モデルから7年後の2011年に発売されました。通常モデルと日本限定モデルの2種類があり、日本限定モデルはコレクターの間で需要が高い商品です。
ターノグラフ Ref.116264
年月 | 買取価格相場 |
---|---|
2022年8~10月 | 1,060,000円 |
2022年11月 | 1,130,000円 |
2022年12月 | 1,080,000円 |
2023年1月 | 1,169,000円 |
2023年2月 | 1,169,000円 |
2023年3~8月 | 1,080,000円 |
2023年9月 | 1,079,000円 |
2023年10月~2024年7月 | 1,080,000円 |
2024年8月 | 1,076,000円 |
Ref.116264は、普段使いしやすいデザインで人気を集めています。文字盤はブラック・ホワイト、ブルーの3色展開です。
ロレックス「ターノグラフ」を高価買取してもらうためのコツ
「オーバーホールや修理を行う前に鑑定に出す」「ロレックスの高価買取実績のある店に鑑定に出す」ことが、高価買取してもらう上で有効です。
その理由について、順番に解説します。
オーバーホールや修理を行う前に鑑定に出す
ターノグラフは、鑑定前に修理する必要はありません。もともと需要が高く、故障した状態でも高価買取されやすいためです。
むしろオーバーホールや修理にかかる時間とお金を考慮すると、あまりプラスにはならないことがほとんどです。
またメンテナンスにお金をかけることで、買取額が実質マイナスになりかねません。故障の有無にかかわらず、そのままの状態で鑑定に出すのがおすすめです。
ロレックスの高価買取実績のある店に鑑定に出す
ターノグラフを正しい価値で買い取ってもらうため、高価買取実績のある店に鑑定してもらいましょう。ロレックスの知識が不足している鑑定士ですと、ターノグラフを正確に鑑定できない恐れがあります。
ロレックスは世界中で人気のブランドですが、ターノグラフは流通が少ないモデルです。鑑定士の希少性や需要への理解が足りず、正確な査定ができないかもしれません。
ロレックス査定に強い買取専門店なら、ターノグラフの価値を評価してくれ、高価買取も期待できるでしょう。
ロレックス「ターノグラフ」を売る方法
ターノグラフは「フリマアプリやネットオークションで販売する」「リサイクルショップで売る」「ブランド品買取店で売る」といった方法で売却できます。
以下より詳しく解説するため、自分に合った方法を見つけましょう。
フリマアプリやネットオークションで販売する
フリマアプリやネットオークションは、自分で販売価格を決めて出品するため希望価格で売却できます。
フリマアプリは自分で販売価格を決めて売れますが、ネットオークションは入札者が多いほど値段が上がり、予想外の価格で売れることもあるのが特徴です。
一方で商品説明や画像のアップ、配送手続きなどを全て自分でやらなければいけません。購入希望者とのやり取りも必要で、手間がかかるのがが欠点です。
やりとりや手続きを苦に感じないようであれば、おすすめの販売方法です。
リサイクルショップで売る
リサイクルショップは幅広い商品を買い取っており、ロレックスのようなブランド品も扱っています。現金払いのため、買取成立後はすぐに現金化してもらえるのもポイントです。
自分の都合に合わせて商品を持ち込めますし、中には自宅まで来てくれる「出張買取サービス」を実施している店舗もあります。
またフリマ・ネットオークションと違い、出品や梱包の手間がかからないのもポイントです。自宅の近くに店舗がある場合は、商品を持ち込んで査定を受けてみると良いでしょう。
ブランド品買取店で売る
ブランド品買取店なら、ロレックスのような有名ブランドは高価買取が期待できます。
ブランド品の専門的な知識を持つスタッフが在籍しており、ターノグラフの市場価値も熟知しています。そのため、相応の価格で売却できる可能性が高いでしょう。
なお買取大吉ではターノグラフの買取実績も豊富で、100万円以上で売れた商品も多数です。買取に出したい場合は、ぜひ買取大吉での査定をご検討ください。
ロレックス「ターノグラフ」を購入する方法
ターノグラフは「ロレックス直営店で購入する」「中古専門店で購入する」のどちらかで購入可能です。基本的には中古専門店で購入するのが確実ですが、直営店でも入手できる可能性があります。
2つの購入方法について、詳しく解説します。
ロレックス直営店で購入する
ロレックスの購入方法としては最も一般的です。しかしターノグラフは生産終了しており、直営店を含め新品の購入は困難です。それゆえに「幻のモデル」と言われています。
新品が入荷する可能性も0ではありませんが、もし入荷しても一部の常連客にのみ販売されるケースがほとんどです。そのため、基本的には直営店で購入するのは不可能と言えます。
中古専門店で購入する
ターノグラフを新品で購入するのが困難な現状では、中古専門店に出回るのを狙うのが最も確実です。
信頼性の高い専門店なら、偽物を買ってしまう恐れもありません。専門の鑑定士が在籍していたり「日本流通自主管理協会(AACD)」に加盟したりしているなら、信頼性が高いと言えるでしょう。
偽物を購入してしまわないよう、利用する中古専門店は慎重に検討しましょう。
ロレックス「ターノグラフ」に関するよくある質問
ターノグラフの買取に関して「ロレックスを売ると税金はかかる?」「故障しているロレックスも売ることができる?」「本物か偽物か不明な場合でも売ることはできる?」といった質問がよく挙げられます。
ここからは上記3つの質問について、順番に答えていきます。
ロレックスを売ると税金はかかる?
ロレックスのような腕時計は、生活に必要な「生活用動産」と見なされるため、基本的に税金はかかりません。
生活用動産は、利益が出ても所得税が課せられません。ターノグラフは生活用動産のため、仮に100万以上利益を出しても課税されない仕組みです。
貴金属や宝石は30万円以上の利益を得ると課税対象になりますが、ロレックスは貴金属・宝石ではないため非課税で売却できます。
故障しているロレックスも売ることができる?
ターノグラフは需要が高いため、故障していたとしても買取が可能です。
ただ買取査定は、商品の状態によって買取価格が決まります。そのため商品の状態が悪いほど、修理や部品交換で買取価格が下がります。
故障しているロレックスですと高値は期待できませんが、そのまま処分するより金銭的にお得です。高価買取は期待できませんが、壊れていても一度査定に出してみることをおすすめします。
本物か偽物か不明な場合でも売ることはできる?
本物か偽物かはっきりしていない場合は、買い取ってもらえません。偽物かどうかまでは教えてくれず「買取基準から外れている」という理由で買取拒否されてしまいます。
本物だという確証がないなら、オーバーホールを受けたり買取査定に出してみたりするのが有効です。査定だけでも受け付けていますし、費用が無料の店舗もあります。
査定金額に納得出来たら、そのまま買取に出すのも良いでしょう。
まとめ
ターノグラフは流通数が少ないことから、非常に希少性の高いモデルです。ロレックス自体の価値が高まっていることから、相対的にターノグラフも高価買取が期待できます。
最もおすすめの売却方法は、ブランド品買取店への持ち込みです。買取大吉でも対応しているため、ぜひ査定をご検討ください。