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腕時計の磨き方をパーツ別で紹介!傷消し研磨の方法と依頼時の相場費用も解説

腕時計の磨き方をパーツ別で紹介!傷消し研磨の方法と依頼時の相場費用も解説

普段使いされている腕時計を、どのようにお手入れされていますか。今回は自宅で出来る簡単なメンテナンス方法から、メーカーなど専門業者に依頼した場合までご紹介します。

愛用の腕時計を長持ちさせるにはメンテナンスが必須

大切な腕時計を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。毎日身につける腕時計も、時間が経つと劣化してしまいます。腕時計には汗や皮脂の汚れ、ほこり、金属粉、革製ベルトの劣化など、さまざまな汚れが蓄積します。

これらの汚れは、サビや悪臭の原因になり、腕時計の傷みが進んでしまいます。また、衛生上や健康上の問題も生じる可能性があります。

金属部分のくすみや文字盤の曇りなどに気付いたら、メンテナンスのタイミングです。専門業者に依頼する前にセルフメンテナンスを試してみましょう。気付いたときにいつでもきれいにできるのが、セルフメンテナンスのメリットです。

正しい磨き方を身につけて日々のお手入れを怠らずに行うことで、愛用の腕時計と長く一緒に過ごすことができるでしょう。

腕時計についた傷は研磨することで傷消しできる?

腕時計の外装にできた傷は、表面の研磨によって目立たなくすることが可能です。ステンレススチールなど金属素材の場合は、バフやバフモーターを使って研磨することができますが、カーボンやセラミックなど複合素材や加工が施された素材には行うことができません。

もしも外装研磨を検討する際は、購入店や民間修理業者、メーカーなど専門家に相談しましょう。セルフ研磨は、あまりおすすめできません。高級時計であれば尚更です。理由は時計本来の外観を損なってしまう可能性が高いからです。

また、深い打ち傷や凹み、破損がある場合は交換が必要です。繰り返し研磨を行うと、金属部分が減少し形状が変わる可能性があるからです。一般的に、製品の本来の形状を保つためには、外装研磨を5回程度に留めることが望ましいといわれています。

自分でできるパーツ別の効果的な腕時計の磨き方

自分でできるお手入れ方法をご紹介します。ベルトの種類や、ケース、ガラス部分など、パーツごとにチェックしてみてください。多くの腕時計はセルフメンテナンスでも十分きれいになります。

ベルト部分の磨き方

ベルトの磨き方について、ここでは「ステンレス」「シリコン・ウレタン」「レザー」それぞれのベルトに焦点を当ててみましょう。素材ごとの磨き方やお手入れ方法をご紹介しますので、お手持ちの腕時計に合うものを選んでください。

ステンレス(金属素材)

腕時計のベルト部分のお手入れは重要です。特にステンレス製(金属素材)のベルトは、放置するとサビが発生し、服の袖を汚したり、肌をかぶれさせる原因になります。ですから、定期的なメンテナンスが必要です。

 

≪ステンレス製(金属素材)ベルトのメンテナンス方法≫

汗や皮脂の汚れをやわらかい布で優しく磨き取る

②中性洗剤を使ってベルトを洗い、その後十分に乾燥させる

③使わないときは通気性の良い場所で保管し、湿気を避ける

 

汗をたくさんかいた後は、帰宅後すぐにメンテナンスしてください。また、市販の超音波洗浄機を利用して、ベルト部分のみを洗浄するのも良い方法です。ただし、この際には腕時計の防水性や劣化具合を確認し、内部への浸水を防ぐようにしてください。

シリコンやウレタン

シリコンやウレタン製のベルトは水に強い性質を持っていますが、長時間濡れたままにすると色移りが起こりやすいため、お手入れには注意が必要です。

 

≪シリコン・ウレタン製ベルトのメンテナンス方法≫

汗や水で濡れたらすぐにやわらかい布で拭き取る

②汚れが目立つ場合には、薄めた中性洗剤を使って水洗いし、その後しっかりと乾燥させる

③直射日光が当たらない場所で保管する

 

ベルトの劣化サインとして「弾力性の低下」「ひび割れ」があります。これらが見られる場合は、ベルトの交換を検討しましょう。

レザー・革

レザー製のベルトは自然素材の性質から、汗や皮脂、汚れが付着しやすく、経年劣化しやすいという欠点があります。ですが、日々のメンテナンスを怠ることなく続ければ、長く使用できる素材です。

 

≪レザー製ベルトのメンテナンス方法≫

①汗や水で濡れたら、乾いた布で優しく拭き取る

②拭き取るときはこすらず、水分を吸い取る

③レザーベルト用の消臭スプレーを使用して臭いを取り除く

④水や湿気に弱いので、風通しの良い場所で保管する

 

アルコールはレザーを乾燥させ、劣化させる可能性があります。色落ちや変色のリスクがあるため、手指消毒やメイクの際は注意しましょう。

ケース・風防ガラス部分の磨き方

ケースやガラス部分は腕時計の重要なパーツであり、時計の顔とも言えます。またガラス部分は「風防」としても知られています。

 

≪ケース・風防ガラス部分のメンテナンス方法≫

①汚れを拭き取る際には必ず乾いた布を使用する。

②ケースの表、裏、サイド、ラグの裏も忘れずに、乾いた布で丁寧に拭く

③細かい部分の汚れを取る際は綿棒を使用する

メンテナンスの際に濡れた布を使うと、内部に水分が入り込む可能性があり、故障の原因となります。また、爪楊枝など先端が尖ったものは、逆に汚れを内部に押し込んでしまう危険性があります。綿棒などの先端がやわらかいものを使用してください。

ベゼルやリューズのメンテナンス方法

日々のお手入れで重要視したいのはベゼルやリューズです。ベゼルはガラス周りのリング状のパーツで、リューズは文字盤の側面にある時間の調整用のネジを指します。これらのパーツは拭き取りにくい形状をしているため、ブラッシングを意識したお手入れをしましょう。

 

≪ベゼルやリューズのメンテナンス方法≫

乾いた布や綿棒を用意し、ベゼルの形状に合わせてブラッシングする

②裏蓋や刻印部分の汚れも丁寧に落とす

③リューズの根元部分の溝に溜まった汚れを見落とさないようにする

④綿棒を使って汚れを丁寧に取り除く

 

リューズの溝は汚れが溜まりやすいので、細かく丁寧に清掃します。ただし、爪楊枝を使用するのは避けましょう。また、お手入れ中にベゼルを回すのは避け、内部のバネを損傷させないようにしてください。

ステンレス製腕時計の具体的な磨き方3STEP

腕時計は身に着けて使用するため、小さな傷や汚れが付くことは避けられません。しかし、日常の簡単なお手入れを欠かさなければ、美しい状態を保つことができます。

まずは歯ブラシと綿棒で汚れを落とす

ステンレススチールのブレスレット付き腕時計の、掃除方法についてご紹介しましょう。

歯ブラシや綿棒を用意し、ケースやベゼル、裏蓋との境目、ラグの内側、ブレスレットのコマの間、バックルの内側などに付着した汚れを取り除きます。特に、裏蓋やコマの間は脂汚れが溜まりやすく、サビの原因になる可能性があるため、入念に掃除しましょう。

ブレスレットの汚れがこびりついている場合は、歯ブラシに水またはライターオイルを軽く含ませて使用すると効果的ですが、掃除後に水道水で洗い流すのは避けてください。防水機能があっても、ケース内に水が浸入する可能性があります。

また、リューズが引き出された状態での作業は厳禁です。

磨き上げ掃除用の研磨用品で磨く

ステンレススチール製の腕時計は、毎日使うと1年経つ頃には小さな傷が目立ち始め、鏡面仕上げがくすんできます。そのため、磨き上げるお手入れが欠かせません。

市販の超微粒子研磨剤や金属磨きクロスを使うと、かなり効果を得ることができるでしょう。ステンレス磨きコンパウンドや磨きクロスは、DIY用品を扱う店舗や量販店などで手軽に入手でき、しかも使いやすいです。

磨きクロスは直接ケースやブレスレットに当てて磨くだけです。コンパウンドはやわらかい布に少量付けて優しく磨きます。これだけで驚くほどリフレッシュし、輝きを取り戻すでしょう。

仕上げはやわらかい布で拭き取る

腕時計の掃除の仕上げには、力を入れすぎず、やわらかい布で優しく拭き取ってください。古くなったTシャツやメガネ用クロスもおすすめです。カバーガラスやサファイアクリスタルは眼鏡のレンズ拭きが適しています。全体の作業は約10分程度で終わるでしょう。

また市販のお手入れ道具を使用する際は、使用上の注意に目を通してから使用してください。例えば「光沢のあるものや、サテン仕上げ、ツヤ消しを施したものなどは磨かないように」といった記載がある場合があります。

腕時計の磨きすぎには注意!その理由とは?

腕時計の磨き過ぎには注意が必要です。磨くことで輝きが増す一方、実は厚みも減少します。繰り返しの研磨で金属が削られ、薄くなる可能性があるからです。その結果、以下のような問題が生じる可能性があります。

防水機能や防水効果が低下する

腕時計の磨きすぎには注意が必要です。繰り返しの研磨により、磨かれた部分が薄くなり、そこから水が侵入しやすくなるため、時計の故障を引き起こす可能性があります。

また、腕時計の防水性能は、ケースやリューズの密閉性に依存しています。過度な磨きによってシーリングが破損し、防水性能が低下する可能性があります。

従って、腕時計のメンテナンスは適切な頻度で行い、防水性能を損なわないように心がけましょう。

見た目が悪くなる

研磨を繰り返すことで、パーツの大幅な削れを招き、全体的なビジュアルに影響を与えることがあります。また、素材の劣化も懸念されます。

金属製のケースやバンドは適度に磨くことが必要ですが、過度な磨きを行ってしまうと劣化しやすく、光沢が失われることがあります。

素材の限界を考慮し、適切なメンテナンスを行うことが美しい外観を保つ秘訣です。

資産価値が低下する

腕時計の磨きすぎは、資産価値の低下につながる可能性があります。特に高級腕時計は資産として考えられるため、メンテナンスによって価値を下げるのは避けるべきでしょう。

一般的に磨く回数としては5〜6回が最大で、フォルムを保つためには3〜4回程度が適切だという見方もあるため、磨きすぎないように注意が必要です。

古い腕時計やコレクターズアイテムの場合、オリジナルの状態が価値を左右することがあります。過度に磨くことは、本来の状態からの劣化と見なされ、資産価値が下がる傾向にあります。

腕時計磨き・傷消し研磨の依頼先と相場費用

腕時計の外装の傷が気になる時は、メンテナンスの専門家にお任せしましょう。特に細部の磨きは難しいため、プロの技術を頼ることで良い結果が期待できます。

メーカーに依頼した場合の相場費用

腕時計の外装研磨を検討する際、メーカーへの持ち込みが最も安心で信頼できる選択肢でしょう。各メーカーはオリジナルの技術や機器を使い、時計に唯一無二の美しさを与えます。

高級時計ほどその独自性が際立っています。外装の仕上げには高度な技術が必要で、メーカーが抱える、熟練の技術者たちにしかできない作業です。ただし、メーカーに依頼すると費用が高額になる傾向があります。

外装研磨のみでも約3~4万円以上かかることが一般的です。オーバーホールなどコンプリートサービスはさらに高額になりますが、まとめて依頼した方が費用を抑えられるため、外装研磨だけでなくメンテナンス全体をお願いすることが多いでしょう。

また一部のメーカーでは、他の修理業者で修理を行うと、正規のメンテナンスを受け付けてくれないことがあります。依頼先を選ぶ際には、予算とサービス内容をよく考えることが重要です。

購入店の提携工房や民間修理業者の相場費用

購入店が提携している工房や民間修理業者も選択肢のひとつです。こうした業者は、メーカーよりも費用が手頃で、ステンレススチールやゴールド素材の時計の研磨は約1~2万円程度です。また、ホワイトゴールド製の場合は、ロジウムメッキを施すことがあり、価格が上乗せされることがあります。

メーカーと同様に、オーバーホールとセットで依頼すると費用を抑えられる傾向にあります。ただし、業者選びは慎重に行う必要があります。

メーカーの外装は高度な技術で施されており、復元が難しいため、信頼性のある業者を選ぶことが重要です。また、メーカー以外の修理を行った場合、正規のメンテナンスを受けられないこともあります。そのため、まずは購入店に相談することをおすすめします。

まとめ

今回は腕時計の磨き方や傷消し研磨の方法を解説いたしました。腕時計も愛情を込めたお手入れが必要です。定期的なメンテナンスや日々のお手入れを心がけてください。

また、傷が気になる時は磨きすぎずに専門家に相談するなど、腕時計の美しさと性能を適切な方法で保ちましょう。

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