知っておきたい腕時計の歴史。始まりは王妃マリー・アントワネット
時計の歴史を振り返ると、女性たちが少なからずその発展に寄与してきたことがわかります。たとえば18世紀から19世紀にかけてパリを拠点に活躍した時計師のアブラアン‐ルイ・ブレゲは今日の機械式時計の基礎となる多くの発明を行い、「時計の歴史を2世紀早めた」といわれています。ブレゲは機構開発のきっかけをもたらした数多くの王侯貴族の顧客を抱えていましたが、そのひとりがマリー・アントワネットでした。
1783年のある日、ひとりの謎の人物がブレゲの工房を訪れ、彼女のために当時考え得るあらゆる複雑機構を搭載した時計を、時間と費用の制約なしに注文したのです。その時計が完成したのは1827年。すなわちマリー・アントワネットが断頭台の露と消えてから34年後のことでした。この時計は大型の懐中時計でしたが、ブレゲは1810年にはナポリ王妃からブレスレットタイプの時計の注文を受けました。彼の初の腕時計であり、時計の歴史を見ても最初期の腕時計といえます。
その後、19世紀のヨーロッパの富裕な女性たちの間では小さな時計が付いたブレスレットを宝飾商にオーダーすることが、社交界のトレンドだったようです。男性たちにとっては懐中時計がダンディズムの象徴でしたが、女性たちは一歩先んじて腕時計を楽しんだのでした。
時代が進み、1920年代後半になると腕時計はようやく男性の間でも普及し始めました。その一方で外に出るようになった女性たちにとって腕時計は必需品となり、女性のためにデザインされた華奢なモデルが人気を呼びました。
上品な大人の女性に似合う付け方 レディース高級時計をセレクト
ファッションに敏感な女性であれば、腕時計はマストアイテムです。腕元は目につきやすく、自分を表現しアピールできるポイントとも言えます。特に30代・40代の大人の女性ならば、ブランドのステータス性にもこだわって選びたいところです。
そんな方におすすめしたいのが、ロレックスを始めとする高級ブランドの腕時計です。ハイブランドの時計は、上品で気品のあるデザインと長く使える確かな性能が魅力。こちらでは、人気の高級レディース時計ブランドとそのモデルをセレクトしました。自分のファッションや雰囲気に合う高級時計を選び、あなたの魅力をさらにアップさせましょう。
人気ブランド、モデルをご紹介
【ロレックス】
■レディ デイトジャスト28 279171NG
ロレックスのベーシックライン「パーペチュアル」。ブランド内で最も純粋な付け方でシンプルなコレクション。メンズ・レディース共にカラーバリエーションが豊富で、ペアウォッチとしても人気です。
こちらはピンクカラーの文字盤が可愛らしいモデル。淡いピンク色とシンプルなバーインデックスは大人びた可愛らしさを感じさせます。100mの日常防水、55時間のパワーリザーブも兼ね備えた実用性の高さもポイントです。
■レディ デイトジャスト28 279171NG
ロレックスのレディース時計といえば「レディ デイトジャスト」。女性の腕に合う28mmの小ぶりなケースサイズでのラインアップ。華やかな見た目と高い実用性を兼ね備えた人気のコレクションです。
こちらはステンレスとローズゴールドのコンビモデル。文字盤の素材にはマザーオブパール、インデックスにはダイヤモンドが配されており、ハデ過ぎないエレガントな雰囲気が人気のモデルです。
【ウブロ】
■クラシックフュージョン チタニウム ライトブルー ブレスレット 585.NX.891L.NX.1204
ウブロ創設当時のケースデザインを、スポーティ&シックな現代風に再設計した「クラシックフュージョン」。こちらは鮮やかなライトブルー文字盤とベゼルのダイヤモンドが美しいラグジュアリーなモデル。ラバーベルトモデルが多いウブロの中、こちらはチタン素材を使用したブレスレットタイプ。ベルトよりもシックな雰囲気になり、どんなシーンでもデイリーに使えるタイムピースです。
まとめ
日常に息づき、すぐ傍らで時を刻み続ける腕時計です。トレンドを取り入れ、いつもの毎日にアクセントを加えてくれるファッションツールとしてぜひおすすめしたいアイテムです。でも、腕時計には、時代を超越した伝統と美技への思いがあることもまた価値の一つ。ふとした瞬間、手元からこぼれる輝きが、自分自身の内面にまで光をさしてくれます。そんな一生ものの腕時計は、いつまでもトレンドであり続けるのかもしれません。