高級時計の部品やパーツは売れるのか?
早速ですが、「高級時計の部品やパーツは売れるのか?」という疑問に対しての答えを述べます。
売れます。
ただ、これは全ての高級時計に当てはまるわけではなく、人気ブランドであれば売れるというものです。
ロレックス・オメガ・タグホイヤーといった定番ブランドであれば買取している店舗もありますが、時計そのものの需要が低いマニアックなブランドは買取不可というケースが目立ちます。
◆時計そのものでなくとも売れる理由
高級時計に価値がある理由は高価な素材が使われていることは勿論のこと、長く使える実用性の高さも評価の対象となっています。
そして、それは何も時計本体だけでなく、部品やパーツにも当てはまります。
◆高級時計 パーツ 部品
安価なカジュアル時計とは異なり、高級時計のブレスレットは堅牢性が高く、とにかく頑丈です。
丁寧に扱っていれば数十年は使うことができます。
そのため人気ブランドの時計であれば、替えの部品・パーツとして需要があります。
パーツの状態や買取店にもよりますが、コマであれば数千円、ブレスレット本体であれば数万円で売れる場合もあり、時計としての機能性を有してなくとも高く売ることが可能です。
人気の有無
ロレックスの場合はどんなに古くても買取自体が不可になる可能性は低いです。
特に人気のあるスポーツモデルであれば、10~20年前の時計でも当時の定価の5割以上で買取可能なことが多いです。
ロレックスはメーカーで20~30年分の時計のパーツ(部品)を保管していると言われていて、オーバーホール(部品単位で分解・清掃・組立てし、新品の状態に戻すこと)の環境が整っています。ですから、古くても価値が落ちにくいのです。ただし、ドレスウォッチは当時の定価の5割以下になることもあります。
たとえば、10年前のドレスウォッチの場合、定価が30万円以上でも買取価格は10万~15万円まで下がるかもしれません。
ヴィンテージロレックスのパーツが現在高騰中で買取も期待値大
新品ロレックスの価格は円安の影響で絶賛高騰中です。それに伴って大変な高騰ぶりを見せているのが、ヴィンテージロレックスのパーツ。
あなたのお家の引き出しで眠っているロレックス、もしかしたらブレスレットだけで100万円とで買取ってもらえるかもしれませんよ。
消耗部品は、オーバーホールを行うと劣化の度合いに応じて交換されるケースが多いものです。消耗部品には既出の竜頭やブレスレット、裏蓋や竜頭のガスケット(パッキン)、チューブや風防、ブレスレットの連結部分にあるバネ棒などが挙げられます。また、意外に感じる人も多いと思いますが、ムーブメントを構成している部品全般(地板は除きます)も消耗部品ですので、これらが新しいものに交換されている場合にも、買取価格に影響が起きることはありません。逆に、消耗部品がオーバーホールなどでしっかりメンテナンスされていることは時計の状態が良好な証になりますので、査定評価が高くなることもあります。修理やオーバーホールは時計修理店でも受け付けているところはあるのですが、買取の際にはあまり有利になるものではなく、日本ロレックスのサービスセンターを通じて依頼することの方が買取の際には有利です。なお、クロノメーター表記のある時計のムーブメントやそれ以外の一部のムーブメントには、ムーブメント特有の製造番号が刻印されていると言います。このケースに刻印されているシリアル番号とリファレンス番号の組み合わせの情報が、ロレックスの管理している出荷台帳もしくは修理履歴などの台帳と一致していないものは、ロレックスでの修理を受け付けていないケースがあるようです。
円安の影響で新品ロレックスの価格は目下上昇中です。中古なら関係ないんじゃ?とお思いかもしれませんが、大いに関係あります。
新品を検討していた人が、新品価格が高くなることによって手が出しにくくなり、中古市場にも目を向けるようになります。で、どうせ高いならヴィンテージも視野に、、、なんてことになるわけです。
ヴィンテージロレックスは、日本ロレックスがすでにメンテナンスサービスの受付を終了しています。
なので、修理しようと思ったら、部品を同じモデルの壊れたものなどから再利用するわけです。
しかし、当然ながらそれは消耗戦。徐々に部品はなくなり、直したくても直せなくなるのです。
ヴィンテージロレックスのパーツの買取ですが、もちろんロレックスの買取店であれば、買い取ってくれないということはないと思いますが、ヴィンテージのパーツは、ヴィンテージに強いお店に相談するのがベターです。
商売というか、経済の原則ですが、最も欲しがっている人に譲るということが、こちらも最も得をしますからね。
壊れたロレックスの買取を積極的に行ってるお店に相談してみるのもよい方法です。ヴィンテージ取扱店へのコネがあるでしょうから、納得のいく説明をもって査定してくれると思います。
買取価格ですが、さすがにネット上を調査しても時計のように買取相場価格なんてものは見つかりません。
なので、お店にもっていって聞くしか買取価格を知る方法はないと思います。
【まとめ】
ロレックスは部品そのものの価値が高く、その集合体であるから時計本体も価値がある。という揺るぎない一流ブランドです。
壊れていて動かないし、直して使う気もない。でももしかするとレアモデルかもと思ったら、まずはヴィンテージロレックスに強いお店に相談してみましょう。もしかすると、歯車一個で一万円超えかもしれません。
オーバーホールや研磨が必要なロレックスでも「買取大吉」ではもちろんお売り頂けます。風防のガラスが欠けていたり、キズが付いてしまっていても、喜んでお買い取りをさせて頂きます。弊社で研磨して消えるキズだと査定員が判断すれば、マイナス査定にはなりません。
ロレックスの箱や保証書といった付属品が無くても問題ございません。腕周りを調節した余りのコマがなくても構いません。
1度もオーバーホールをしていないロレックスでも査定させて頂きます。「古いから…」「もう動かないから…」と諦めずに持ち込んでみる事が重要です。
お客様自身でロレックスご売却前にチェックいただくとすれば、以下のようなことですね。
● ホコリや垢はキレイにしておく
● 箱・保証書・ブレスレットのコマ・ノベルティなどの付属品も一緒に持ち込む
● 円安のタイミングが狙い目
● 1点よりは複数点持ち込む
複数点査定に出していただいた方が買取価格がアップし、プラス数千円~数万円になる可能性もあります。