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パテック フィリップは世界最高峰の時計ブランド
ドレスウォッチの最高峰、そして腕時計デザインの模範として名高いカラトラバは、世界最高峰時計ブランドとして知られるパテック フィリップのフラッグシップコレクションになります。
パテック フィリップは、ジュネーブで1839年創業
パテックフィリップは、スイス時計製造の中心地のひとつジュネーブにて、1839年に創業されました。当時はカギによってゼンマイを巻き上げていましたが、リューズ巻き上げ・時刻合わせ式時計の技術特許を1845年に取得しました。イギリスのヴィクトリア女王より1851年のロンドン万国博覧会で称賛を受けています。
それ以降、各国の王侯貴族を顧客リストに加えていき、超高級な美術品と呼べるタイムピースを製作していくことになります。愛好家たちの絶大な信頼を得ており、創業以来製作されたすべてのタイムピースを修理すると約束しております。
パテックフィリップが誇るカラトラバとは?
そんな世界一のブランドと位置付けられるパテックフィリップの主力商品となるのが、カラトラバというモデルです。パテックフィリップの中でも、人気が高くいつかは着けてみたいと憧れる人が多いのがカラトラバです。
パテックフィリップのカラトラバの魅力
①究極のシンプルさ
カラトラバは、見てわかる通り、非常にシンプルな丸型デザイン時計でありながら、品が良く、デザインとしても文句のつけようがないほど完成された美しさを感じる逸品です。シンプルなため、ビジネスの場はもちろんですが、華やかな場所であっても決して見劣りすることなく、自身のステータスを高めてくれます。高級時計の中には華やかすぎてイヤミになってしまうものも少なからずあります。しかし、カラトラバはイヤミにならず、示すところは示すことができるバランスに優れたモデルです。
②歴史ある時計
カラトラバの名称は12世紀に設立されたスペインのカラトラバ騎士団から名前をとっています。かつては、イスラム勢と勇猛果敢に戦った騎士団の4つの百合の花を組み合わせたカラトラバ十字は、パテックフィリップのブランドシンボルとして使われています。カラトラバという名前は、それだけパテックフィリップにとって重要な名前であり、その名前を冠するカラトラバモデルは、パテックフィリップにとっても特別な意味を持つのです。
③高い視認性
一目見て時間がシンプルに分かりやすい、それがカラトラバの魅力です。針とインデックスは洗練されている上に高級感もたっぷりなので、誰にでも「良い時計」だということが伝わります。シンプルな時計は数多いのですが、見比べてもらえばシンプルが故に違いがはっきりと分かります。
知っておきたいパテックフィリップのカラトラバモデル
カラトラバといっても、様々なモデルが発売しております。そこで、パテックフィリップのカラトラバで、どのようなカラトラバを選ぶべきか、代表的なモデルをご紹介いたします。
●カラトラバRef.5196
カラトラバを購入するならば、必ず知っておきたいモデルがRef.96(通称クンロク)モデルです。クンロクは、カラトラバの中でも1932年から1970年代まで発売されたモデルの一つで、いわば元祖といえるモデルです。このクンロクの流れを汲み、復活させたのがRef.5196というモデルです。伝統的なカラトラバの購入をご検討の方、Ref.5196モデルがおすすめです。
●カラトラバRef.5119
Ref.5119は、初代カラトラバRef96の派生モデルです。Ref.5196とはっきりと違う点は、インデックスがローマ数字という点です。カラトラバには興味があるけれど数字がしっかりと見えるほうが好みという方はこちらのカラトラバも良いでしょう。
●カラトラバRef.5153
パテックフィリップの名作カラトラバ・オフィサー。カラトラバファンにとっても特別な意味を持つこの伝統的モデルを受け継いだのが、Ref.5153です。オフィサーとは指揮を執る将校という意味です。当時腕時計というものがなかったため、懐中時計を無理やり腕時計としていたことがありました。
この時にラグと両ネジを使っていたことから、それを有する時計をオフィサータイプと呼びます。そして、懐中時計に必ずある蓋を搭載していることからオフィサータイプの中でも特に特別視されているのです。
文字盤は楔形で、エッジのある針との組み合わせは完成されています。放射線状に手で彫られたギョーシェ彫りと呼ばれる独特な細工が美しさを引き立てます。裏蓋を開けると内部機構が良く見るシースルーバック仕様を採用しています。世界一の時計職人の傑作を肌で感じることができます。
まとめ
カラトラバの魅力は
・究極のシンプルさで構成された芸術品
・1932年から続く歴史ある時計
・シンプルで計算されつくされた高い視認性
腕時計のデザインを確立し、その模範を示し続けてきました。現在でもなお色あせることのない完璧なスタイルは、カラトラバの中に息づいています。現代的な腕時計の原点であり、傑作でもあるカラトラバ。一生モノの時計として申し分ありません。