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【IWC】ヨットクラブの歴史

【IWC】ヨットクラブの歴史

IWCのヨットクラブは、独立したコレクションとして誕生し、その後にポルトギーゼと統合されました。エレガンスさが魅力のポルトギーゼと、そのポルトギーゼにスポーツ性能がプラスされ実用性にも長けたヨットクラブとが合わさった歴史を見てみましょう。

IWCとは

IWC(International Watch Company)

1868年アメリカ人時計技師の「フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ」がスイスのシャフハウゼンに創設。多くの時計メーカーがフランス側に位置しているのに対し、IWCはドイツ側に拠点を置き、「質実剛健」で知られる時計メーカーです。

IWCでは、創業以来販売してきたすべての時計の修理を受け付けています。時計の市場において、人気である理由には、これが大きく評価されているというのもあります。

人気シリーズを発表し続けることが出来ている背景には、一貫生産というIWC独自の生産体制が理由として挙げられます。IWCでは、チタニウムからゴールドに至るまで一貫生産されている為、時代のニーズやユーザーの要望に応えたシリーズを次々と発表することができ、更には機械式時計のウィークポイントに対する対応、改善に素早く着手することが出来ています。

ヨットクラブの歴史

1967年にヨットクラブの初作として登場した、Ref.1811。二重耐震装置によって衝撃を吸収するCal.8541を採用。エレガントな楕円形のケースには、高い堅牢性と10気圧の防水性能、ペラトン自動巻き機構による良好な巻き上げ効率など、当時の先端技術が盛り込まれています。デザインは、パテックフィリップの「ノーチラス」やオーデマピゲの「ロイヤルオーク」を生み出した「ジェラルドジェンタ」である。1977年には八角形のベゼルが特徴的なヨットクラブⅡが発表された。

ロイヤルオークやノーチラスを思わせるベゼルの形がファンの間では人気が高い理由の一つである。20世紀で最も成功を収めたモデルのひとつとなったヨットクラブは、2010年に「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ(Ref.3902)」としてポルトギーゼ コレクションに統合された。2010年から販売が続くポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフは、自社製ムーブメントCal.89000シリーズを搭載し、フライバック機能を備えた高性能クロノグラフだ。

2007年に発表されたCal.89360や現行モデルが搭載するCal.89361では、12時位置に12時間積算計と60分積算計が同軸上に配された特別仕様である。これにより第二時間帯の積算を行うような操作が可能となり、帆走やヨット競技の経過時間をひと目で確認できます。

現在のヨットクラブ

2020年に発売した「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・ムーン&タイド」。新開発のタイド(潮汐)表示機能を搭載しており、6時のサブダイアルには次の満潮と干潮の予想時刻、12時の北半球と南半球の月相を同時表示するダブルムーンフェイズには、大潮と小潮のみならず潮流の強さに関する情報も表示。18Kレッドゴールドとブルーのダイアルが魅力的なデザインです。

まとめ

1967年の初作から、ポルトギーゼと統合した現在も、多くのファンを魅了してきたヨットクラブシリーズ。スイス時計業界の中でも一風変わったIWCは厳しい規定を自社で設け、長期にわたって使用しても、メンテナンスさえ怠らなければ、長く新品時の時間的精度を維持できるとして世界的に見ても有名なブランドである。1993年、創立125周年を記念してIWCはシャフハウゼンの本社社屋にミュージアムを開設し、このような施設を所有する、スイス初の時計マニュファクチュールとなりました。

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