時計の名前などでたまに目にするGMTとはいったい何?
GMTは略称で、正式には「Greenwich Mean Time(グリニッジ・ミーン・タイム)」といい、「世界標準時」を指します。イギリス・ロンドン郊外にあるグリニッジ天文台を子午線とし、国際的な基準時刻として採用されています。この世界標準時とセシウム原子の振動数を基準にした時系「原子時」がありますが、地球の自転速度の変動で誤差が生じるため、うるう秒で調整をしたのが協定世界時ことUTC(Coordinated Universal Timeの略)です。
腕時計に機能として付加されるGMTは主に第二時間帯もしくは第三時間帯の時刻を文字盤上で表示させるものとなります。ベゼルもしくは文字盤にある24時間目盛りを時針と異なるデザイン、カラーのGMT針が他の国(都市)の時刻を指します。
多くの機械式時計においては、短針、長針、秒針に加えて24時間針が付加されているモデルがGMT時計となりますが、技術革新、デザインの進化により、文字盤内に第二時間帯、第三時間帯を設けるモデル、ひと目でその都市名の時刻が分かる「ワールドタイム機能」も存在します。
GMT機能は海外に行ったときなどにふたつの時間を表示する事が出来る
GMT機能は海外へ行く機会が多い人、旅行好きの方にとっては便利な機能と言えますが意外とその使用法については知らない方も多いのではないでしょうか?そんな意外と知られていないGMT機能を使い方を簡単にご説明いたします。
まずはあらかじめ時針とGMT針を同期させておく。
リューズを2段引きして分針を回し、連動するGMT針を24時の位置にくるようにします。
リューズを1段引きにして、時針も0時に合わせる(これで両方が同じ時間となります)。
リューズを2段引いた状態で分針を回し、現在の日本時刻に合わせる。
時差の分だけ回転ベゼルを動かす。
例えばロンドンであれば日本と8時間時差があるため、左にベゼルを8時間回す。
GMT針が指し示した数字が第二時間帯の数字となります。
先述のように、日本ともうひとつの世界の時刻を比べることなんて無いという方には24時間計としてGMT機能を使うのも良いかもしれません。どちらの針も同じ時刻にすることで、今が午前か午後が一目で分かるようになります。日本でも海外でも使えるGMTの機能。用途に合わせて使いこなしてみるのもいいですよね。
人気のブライトリング クロノマットGMT
GMT機構を組み込んだ完全自社開発・製造ムーブメント"キャリバー04"が搭載されたブライトリングの新しい計器、それがブライトリング クロノマットGMTです。独創的なGMT機構が組み込まれたキャリバー04は、短針が到着国のローカルタイムを表示し、副時針の赤いポインタは、出発国の昼夜がわかる24時間表示となっており、海外で活躍されるかたには非常に重宝します。
そして、秒針を止めることなく、簡単にローカルタイムの調整が可能とした非常に使い手の良い仕上がりになっています。また、クロノマット44からさらにサイズアップした47mmのケースはまさに圧巻の一言。その大きさからは想像できないほどの装着感の良さとともに、実際に腕に巻かれると男性の手首にしっかりと納まり、存在感とともに非常に洗練されたデザインも感じていただけることでしょう。
まとめ
クロノグラフに拘り、パイロットウォッチとして幾度なく大空へと羽ばたいたブライトリングはまさにプロフェッショナルのための時計です。「時計ではなく、計器」という言葉を表す普遍的なデザインは、一目見てブライトリングだと分かるほど強い存在感を放ちます。夢とロマンに溢れるブライトリングを選ぶ方はきっと決してブレない芯の強さと、拘りが強い人に違いありません。まさに時計好きが選ぶ腕時計、それがブライトリングです。