時計ファンからの支持の高い「BREITLING(ブライトリング)」
ブライトリングは、1884年にレオン・ブライトリングがスイスで設立したブランド。精密機器を製造する工房から歴史が始まり、懐中型のクロノグラフとストップウォッチを中心に時計を製作していました。なかでもスピードを計測する機器の性能は警察に正式採用されるほどで、「時計ではなく計器である」というブライトリングの理念のルーツがあります。1892年に時計産業の中心地ラ・ショー・ド・フォンに移転するとともに規模を拡大させたことが、時計ブランドしての基盤固めとなりました。
代表的なモデルとしては、「ナビタイマー」、「クロノマット」、「スーパーオーシャン」、「トランスオーシャン」、「ベントレー」などがあります。
ブライトリングを売るタイミングを見極める
■時計の定価が上がったとき
ブライトリングの時計の定価自体が高くなると、それに比例して買取価格も高くなるのが一般的。その反面、定価が低くなれば買取価格も上がりにくくなると考えたほうが良さそうです。ブライトリングの場合、公式サイトに時計の価格が掲載されているので、時計の価格帯を参考にしてみてもよいでしょう。
■購入・所持している時計のモデルが流行っている時期
俳優やモデル、スポーツ選手の活躍により、ブランドではなくその著名人が着用していた型番が高額買取されるケースもあります。少しでも高く売りたいのであれば、該当モデルのブームが起こっている時期に査定に出すと良いでしょう。またそこから、改めてブライトリングというブランドに注目が集まることも。すると、ほかのシリーズの買取価格も高くなるのが期待できます。
■生産が終了した人気モデルまたは、手に入りにくい型番
もともと人気のあるモデルが生産終了することでさらに需要が高まったり、生産終了することにより該当モデルの人気に火がついたりすることもあります。そのほか、アンティークとして価値の認められるようなものであれば、高価買取につながるケースもあります。「古すぎて売れないのではないか」と諦めてしまうのでなく、まずは査定に出してみるのがおすすめです。
■売りたい・買い替えたいと思ったら、すぐ行動を
ブライトリングに限ったことではありませんが、時計を「売りたい」、「買い替えたい」と思ったときが、最適な売り時とも考えられます。アンティークとしての価値が認められる時計があるのも事実ですが、一般的に自身で購入した時の場合、なるべく早く、状態の良いまま売ったほうが高価買取につながりやすくなります。どれだけ大切に使用していたとしても、年数が経つにつれて状態の劣化につながるものです。所持しているモデルの買取価格が、知らず知らずのうちに下がってしまうということです。
ブライトリングで高く売れやすいモデル
ブライトリングで高く売れやすいモデルは「ナビタイマー」や「クロノマット」などの定番モデルです。なぜなら、ブランドの看板モデルとも言える商品は時代が変わっても「欲しい」と望む人が多く、中古市場で安定した需要があるからです。つまり、値崩れしにくく資産価値も下がりにくいので、「数年後に売ることをふまえて時計を購入したい」という方へもおすすめできると言えるでしょう。
また、限定モデルやK18があしらわれた金無垢時計なども高価買取してもらいやすい傾向があります。資産価値まで考えてブライトリングを探す際は、上記2モデルから選ぶとより安心です。
高級ブランドでも買取価格が安くなる原因
ブライトリングのように、人気もあり高級なブランド時計であっても、いざ査定に出すと、想像していたよりもずっと安い買取価格を提示されることがあります。査定額が安くなるのには、どのような原因があるのでしょうか。
■人気ブランドの中でも「不人気モデル」は安くなる恐れが
ブランド名だけで売れると期待していても、実は不人気モデルというケースもあります。その場合、高価買取が期待できません。あらかじめ所持しているモデルの買取価格の相場を調べておかないと、損した気持ちになってしまうこともあるでしょう。適切な買取価格を提示されているのかどうか確認するためにも、ブランド全体だけでなく、自分が所有しているモデルの買取相場を調べておくのがベターです。
■故障、ひび割れなど、状態が悪すぎる場合
いくら高級ブランドの時計だとしても、動作不良や付属品の欠品は、査定時の減額対象になり得ます。とくに、故障やひび割れなど明らかに状態が悪い場合は、買取価格は安くなると考えておくべきです。ブライトリングなど高級時計の場合、買取自体は行ってもらえるかと思いますが、動作可能な他の中古品と比べてみても、買取価格は安くなるでしょう。
■仲介業者の利益が大きいところも
業者によって営業スタイルが異なるため、同じアイテムを持ち込んだとしても、買取価格に大きな差が出ることもあります。買取店側からすると「買取したアイテムを再販し、利益を得て、お店を回す」ために、多額のコストがかかってしまうもの。そこで、仲介業者の利益分が大きくなるようにと考え、買取を行うところもあります。仲介業者の利益は、目で確認できるものではないため判断が難しいものです。「中間マージン削減に向けて行っている企業努力」について明示している業者もあるため、合わせてチェックしておきたいところです。
まとめ
ブライトリングの時計を少しでも高く売るには、高価買取が期待できるタイミングで売ったり、可能な限り買取価格が安くなる条件を取り除いたりすることが大切です。そのためには、時計を売る前の入念なリサーチが重要です。ブランドやモデルの買取相場を調べておくと、「思っていたよりもずっと安い」などとがっかりすることもないはずです。また、仲介業者の選定をする際にも、事前リサーチは欠かせません。できれば、中間マージン削減のための企業努力を行っている業者を選びたいところですね。その上で、必ず数社で実際に見積もりを出してもらってから判断しましょう。