ロンシャンの歴史と魅力
ロンシャンの前進は、タバコ屋でした。創始者ジャン・キャスグランは、父親が経営していたタバコ屋を1948年に受け継ぎ、1955年以後になると女性用バッグのニーズに気が付いて、バッグの製造を開始。1970年代にはナイロン製の軽いバッグが誕生し、大人気となりました。それ以後はロンシャンの店頭からタバコ用品の姿が消え、現在のように女性用バッグをメインに扱うようになったのです。1999年には、銀座に日本初の路面店がオープンしました。
ロンシャンのバッグの一番の魅力は、実用性の高さです。軽くて使いやすいものが多く揃っていて、通勤・通学、旅行向けの大容量のバッグも多く取り揃えています。どのバッグも上質で、永く使えます。デザインもシンプルモダンなものから遊び心のあるものまで、幅が広いため自分が気に入るものが見つけやすいでしょう。
ラインナップ
●ル・プリアージュ
ル・プリアージュは、ロンシャンの代表的なバッグです。バックパック、ショルダーなど、ル・プリアージュにはさまざまなタイプがあり、特に人気なのがトートバッグ。軽くて折りたたみができるだけではなく、コーディネートに合わせやすいのが人気の理由です。
サイズ、カラーバリエーションも非常に豊富で、ライフスタイルに合わせたものを選びやすいでしょう。ナイロンとレザーを合わせたオーソドックスな「ル・プリアージュ ナイロン」の他、ナイロンコーティングの「ル・プリアージュ ネオ」、レザーを使用した「キュイール」「エリタージュ」、ロゴ入りの「クラブ」や柄デザインの「コレクション」など、デザインや素材によって表情が異なります。
また「ナイロン」と「キュイール」は、自分だけのオリジナルバッグをオーダーメイドでき、世界に一つだけのバッグを手に入れることもできます。レザー素材でも折りたたみ可能なのは、ロンシャンならではですね。
ロンシャンのバッグの中でも特に人気が高く、アイコン的存在である「ル・プリアージュ」。日本の折り紙から発想を得てつくられたル・プリアージュは、折りたたむことができて軽く、収納力もバツグン。シンプルなデザインでどんなコーディネートにも馴染み、エレガントさをプラスしてくれます。
カラーの豊富さも人気の秘密。シーズンごとに新しいカラーが発売されるため、いくつでも欲しくなります。また、サイズも幅広く用意されています。コンパクトなSサイズから、旅行カバンに最適なXLサイズまで、用途に合わせて最適な大きさを選ぶことができます。さらに「日本限定」「70周年記念」など、たびたび限定モデルが発表されるのもうれしいポイント。こだわって選びたい方にぴったりです。
●ロゾ
ロゾは、1990年代に誕生したモデルです。ダッフルコートから着想を得た、バンブートグルがフロントに付いているのがポイント。きちんと感のあるシルエットと上質なレザー使いが、大人の女性に似合うラグジュアリーなムードを与えてくれます。
ベーシックなトップハンドルバッグやショルダーバッグなど、こちらもバリエーションが豊富です。トレンドのチェーンストラップが付いたデザインのものもあり、お気に入りを見つけやすいでしょう。
●メールボックス
2020年の秋冬コレクションで発表されたモデル。フランスのレターボックスをモチーフにした、シルエットとデザインが特徴です。上質なグレインドレザーにメタルの金具がキラリと輝き、エレガントな印象を与えてくれます。ストラップ付きで、ショルダーバッグとしても持てるのが嬉しいポイント。サイズ展開も3種類あり、荷物の量に合わせて選べます。
●ル・フローネ
1970年代に生まれた、ブランドの原点とも言えるモデルです。やわらかく滑らかで、自然な風合いのなめしレザーを使っているのが特徴。曲線的なクロスボディバッグやシャープでスマートなジップクロスバッグ、大容量ながらもコンパクトで持ち運びしやすいバックパックが人気となっています。
多彩なラインナップの中からの選び方
ロンシャンのバッグは種類やバリエーションがとても豊富で、どのバッグを選ぼうか迷ってしまいがち。ここではロンシャンバッグの選び方を紹介します。
●用途ごとに選ぶ
ロンシャンのバッグは種類が多く、サイズ展開も非常に豊富です。迷ってしまった時は、メインの用途に合わせたものを選ぶと良いでしょう。
例えば、通勤通学時に使用したいなら、A4サイズの書類などが入る容量で、マチが広いものが望ましいです。高級感やきちんと感を出したいのなら、レザーのものを選ぶのがおすすめ。旅行時に使用したいなら、トートバッグやバックパックのLサイズが良いです。ライフスタイルや使用シーンをイメージしてバッグを選ぶと、失敗しにくくなります。
●持ち方によって選ぶ
トート、ショルダー、バックパックなど、バッグのタイプもさまざまです。どのタイプのものが自分にとって持ちやすいのか考えて選びましょう。ロンシャンのバッグは、同じデザインでも持ち手の長さが異なる場合があります。長時間移動が多い人は、持ち手が長めのものがおすすめ。また、ショルダーストラップ付きのものなら、2WAY使いができるので持ち方を変えられ、コーディネートがしやすいです。小さな子どもがいるなど、両手を空けておきたいならばバックパックをおすすめします。
●デザインやカラーで決める
ロンシャンのバッグはカラー展開が豊富なことも特徴です。人気のカラーは、ブラックやネイビーなどの定番色。存在感のある柄物もあり、どんなシーンにも持ちやすいです。コーデのアクセントに最適な柄物は、毎年新作が発表されています。単色か、レザーの切替があるかなどで表情が変わるので、お気に入りのものを見つけてみてはいかがでしょうか。
ロンシャン・ナイロンバッグのお手入れ方法
使い勝手の良いロンシャンのバッグは重宝するので、永く使いたいと思う人も多いでしょう。永く使うためには、日頃のお手入れが大切です。ここでは、ロンシャンのバッグのお手入れ方法を紹介します。
●レザー部分に水分は厳禁
ロンシャンのバッグはナイロン製のイメージが強いですが、レザー部分があるため洗濯機で丸洗いはできません。レザー部分は水に濡らさないように気をつけて、無色の革専用クリームでお手入れをしてあげましょう。また、水濡れ予防のために、防水スプレーを使用するのもおすすめです。
●中性洗剤の使用
ナイロン部分は、洗剤を使用した部分洗いができます。部分洗いの方法は、中性洗剤を30℃程度のぬるま湯に溶かしタオルを浸してしっかり絞ったら、汚れ部分を軽く叩くように落とします。そして洗剤の入ってない水でタオルを洗い絞り、汚れ部分を拭いて洗剤を落としてください。最後に乾いたタオルで水気を取り除き、乾かします。
●室内で干す事
ナイロンは熱に弱い傾向があり、型くずれや変色を招く恐れがあります。そのため、直射日光に当てて乾かすのは絶対にやめましょう。ドライヤーで乾かすのも厳禁です。乾かす時は風通しの良い室内で、直射日光に当てずに乾かしましょう。ニオイや菌の増殖を予防するためにも、しっかりと乾いてからの使用を心がけてください。
ロンシャンのバッグをサステナブルに手に入れる方法
ロンシャンのバッグをお得に、サステナブルに手に入れるならリユースショップで探すのがおすすめです。リユースショップでは、定価よりもリーズナブルにロンシャンのバッグを購入することができます。新品同様の綺麗なものや、現在は販売されていない限定のものが、手ごろな価格で見つかるかもしれなません。リユースショップを利用することで、誰かにとっては不要なものでも、自分にとっては一生モノに出会えるチャンスになるかもしれません。リユースショップを利用すると、ファッションアイテムの無駄な廃棄を防ぎ、ひとつのものが永く循環するのでサステナブルと言えます。
ただし、注意点を上げるとするならば、信頼できるお店で購入することです。中古品にしろ並行輸入品にしろ、本当の価値を見極めるのは一般の消費者にとって難しいものです。リユースブランド店を利用する時には、「信頼できるお店」を選ぶのが何よりも大切です。
それでは、どのようにして「信頼できるお店」を選んだらよいのでしょうか。ポイントは2つ。1つ目は「鑑定のプロ」がいるお店であること。そして2つ目は、商品の状態をきちんと開示してくれるお店であることです。
某中古ブランド販売店では、独自の買い取りバイヤー研修プログラムにより、鑑定のプロを育成する仕組みがあります。さらに、商品がショップに並ぶまでにはなんと5重ものチェックがあり、信頼できる本物だけを販売するシステムになっています。また「品物ランク開示システム」により、傷や汚れなどを含む商品の状態が正確にランク分けされ、開示されています。
信頼できるお店を選ぶにあたり「日本流通自主管理協会(略称AACD)」に加入しているかどうかも判断のひとつのポイントになります。日本流通自主管理協会(AACD)とは、並行輸入品市場での“偽造品”や“不正商品”の流通防止と排除を目指して発足した団体です。協会独自の商品取り扱い自主基準を定め、監視・管理システムを確立しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?現在では、バッグのブランドとして有名なロンシャンですが、歴史をさかのぼっていくとたばこのお店にたどり着くという面白い背景を持っています。この点においてはエルメスも似ていますが、通勤・通学に向いているかと言われれば否ですよね。そんな時にこのロンシャンのバッグが活躍することは間違いなしです。購入しやすい価格帯・手入れのしやすさというのは大きなメリットではないでしょうか?気になった方は、ラインナップも豊富なのでかなり購入に迷うと思いますが、」この記事を参考にしていただければと思います。