クロエ「マーシー」は時代遅れでダサい？定価や年齢層・コーデを紹介

クロエ「マーシー」バッグの特徴

パリ発の「クロエ（Chloé）」は、自由気ままな女性らしさを表現したファッションブランドです。そんなクロエの「マーシー（Marcie）」は、少し甘めで上品なアイテム作りが得意な、メゾンが誇るアイコニックなバッグです。

多数のセレブに愛用されている

2005年に誕生したマーシーは、クロエを代表する定番ラインです。その歴史は「ダブルキャリーバッグ」から始まりました。マーシーはアイテムのフェイスとも呼べるフロント部分に、U字型のステッチがフラップに沿って施されているのが特徴です。

丸みを帯びたフォルムにゴールドの金具がアクセントとなることで、フェミニンさと洗練された印象を与えてくれます。素材にはやわらかくて耐久性に優れたカーフスキンが採用されている、シーズンを問わないタイムレスなアイテムです。

そのため世界中にファンが多く、ミランダ・カーやジェシカ・アルバなど海外セレブにも愛用されています。

幸運のシンボルといわれる馬蹄がモチーフ

マーシーのフロントフラップに施された曲線的なステッチやディテールは、ヨーロッパで幸運のシンボルとされる馬蹄がモチーフです。

「身に着けているだけで幸せになれる」と信じられる馬蹄モチーフが、バッグ全体にエレガントでありながらカジュアルな魅力を与えています。

レザーハンドルはテニスラケットがモチーフ

マーシーの持ち手であるレザーハンドルは、テニスラケットのグリップから着想を得ています。ハンドバッグや2WAYバッグに用いられるこの大きなハンドルは、クルクルと手作業でレザーが巻きつけられています。

しなやかで手に馴染みやすく、レザーの優雅さと頑丈さがあるこの工芸的なディテールは、マーシーの魅力をさらに引き立てています。

クロエ「マーシー」の定価

クロエの公式ウェブサイトによると、定番のハンドバッグ「ダブルキャリーバッグ」は、素材がグレインカーフスキンだと376,200円（税込）です。マーシーの定価はサイズや素材、またバッグの種類によって異なります。

最新の価格情報については、公式ウェブサイト・ブティックなどで確認することをおすすめします。

※2024年5月 Chloé公式ウェブサイト情報

クロエ「マーシー」のライン・サイズ展開

マーシーは、ハンドバッグやショルダーバッグ、ポシェット、財布などのさまざまなアイテムを展開しています。どのアイテムもシンプルでスタイリッシュなデザインなので、普段使いはもちろん、オフィスやおでかけにもぴったりです。

2WAYバッグ

2WAYバッグは、ハンドバッグとショルダーバッグの2通りの使い方ができる便利なバッグです。シーンに合わせてコーディネートを変えられるため、マーシーのラインナップの中でも、特に人気が高いアイテムとなっています。

ベビーマーシー

＜ミニダブルキャリーバッグ＞

レギュラーサイズより小さめの「ベビーマーシー」。公式サイトでは「ミニダブルキャリーバッグ」として掲載されています。メインコンパーメントが1つと、内側にはフラップポケットが1つあります。

ベビーといわれていますが、スマートフォンや財布、化粧ポーチなど必要なアイテムはバッチリ収納できます。

 

レギュラーサイズ

＜ダブルキャリーバッグ＞

外側のフラップに隠れたポケットが1つ、内側には広いコンパーメントとファスナーポケットが各1つずつ付いています。スマホや化粧ポーチ、財布に加え、iPadなどタブレットも入る大きさなので、ビジネスでも活躍してくれるでしょう。

 

ショルダーバッグ

両手を空けることができるショルダーバッグは、身軽に行動できるのとても便利です。肩から斜めに掛けられるクロスボディとしても使えるので、安定した注目を集めています。一番人気のミニサイズだけでなく、たっぷり収納できるレギュラーサイズや、可愛らしいポシェットタイプがあります。

ミニサイズ

＜スモールサドルバッグ＞

コロンとした丸みがかわいいスモールサドルバッグ。乗馬を思わせるサドルステッチとゴールドの金具、ゆれるタッセルが目を引くアクセントになっています。洗練されたレザーが品良く落ち着いた印象を与えるので、いつものおでかけスタイルを華やかに演出してくれるでしょう。

レギュラーサイズ

＜ミディアムサドルバッグ＞

スモールサドルバッグの可愛らしい印象を残しつつ、さらに荷物を収納できる便利なミディアムサイズです。広いコンパートメントが1つ、フロントにスリップポケットが1つ、内側にもフラットポケットが1つある実用的なバッグです。

ミニポシェット

＜ミニフラップバッグ＞

荷物が少ない日や、ちょっとしたおでかけにピッタリなミニフラップバッグ。曲線を描くシェイプとすっきりとしたトップラインが、シンプルだからこそ洗練されたデザインとなっています。大人フェミニンで上品なコーディネートを完成させるおしゃれなアイテムです。

長財布

ファーストマーシーとして、財布はバッグよりも手軽でリーズナブルな人気アイテムです。特に、マーシーの財布はその可愛らしいフラップデザインが魅力になります。使い勝手の良いジッパータイプの長財布や、コンパクトな2つ折り財布など、豊富に展開されています。

ジッパータイプ

しっとりやわらかなレザー素材で、ステッチやゴールドの金具とレザーストラップがついた、マーシーらしいデザインです。カードポケットは12個付いているので、収納力バツグンの使いやすい長財布です。

2つ折り財布

こちらもマーシーのフラップデザインが、表面にデザインされています。外側には小銭入れが付き、カードポケットは8個、フリーポケットも2個付いているので、収納力に優れた2つ折りの財布です。

クロエ「マーシー」がおすすめの年齢層

クロエはフェミニンで品の良いデザインが多く種類も豊富なので、20〜40代と幅広い年齢層に愛されています。

20代の女性には手に届きやすい香水や小物、ミニバッグが人気です。価格帯が高いバッグは憧れの対象で、まずは初任給やボーナスで小物を購入することが多いようです。

30代になると金銭的なゆとりが増すため、美しさと実用性を兼ね備えたクロエのバッグが選択肢に入るでしょう。ハイブランドをひとつは持っておきたい、そんな自分へのご褒美に購入するケースも多いです。

40代の女性には、少し可愛らしすぎるかもと感じる方もいますが、マーシーは落ち着いたカラーやシンプルなデザインもラインナップしています。

アイテムが持つ上質な素材と優雅なフォルムが、40代女性の気品を上手に引きだしてくれるでしょう。

クロエ「マーシー」を使ったおすすめコーデ

マーシーはワンピースやパンツスタイルのどちらにも合わせやすいアイテムです。ちょっとしたおでかけから、ビシッとキメたいビジネスシーンでも、洗練された印象を与えてくれるでしょう。

たとえば、ステッチの効いたマーシーは、シンプルな白いブラウスにデニムパンツを合わせると、カジュアルながらも少し甘みのあるスタイリッシュなコーデになります。

さらに足元はヌーディーカラーのパンプスを合わせれば上品さがプラスされ、アクセサリーはゴールドのシンプルなものを選ぶことで全体のバランスが整い、都会っぽいこなれ感のあるコーデにしてくれるでしょう。

クロエ「マーシー」はダサい？時代遅れなのか？

クロエは、1952年にフランスのデザイナー、ギャビー・アギョンによって創業した高級ファッションブランドです。クロエは、ソフトでフェミニンなシルエットと質の高い素材を用いたアイテムで人気があります。

クロエの定番ラインであるマーシーは、スタンダードであるがゆえに、最新トレンドであるとはいえません。だからといって、マーシーがダサいとか時代遅れという評価は一般的ではありません。

クロエ「マーシー」は流行は過ぎたが古臭くはない

クロエの「マーシー」は、脚光を浴びた発売当初に比べると、落ち着いた人気があります。古臭いという印象はなく、むしろそのレトロでタイムレスなデザインが多くのファッショニスタに支持されています。

アイテムをすぐ廃盤にするクロエが、定番アイテムとしてマーシーを作り続けている理由にはいくつかあります。まずはデザイン要素です。特徴的な馬蹄モチーフのデザインやレザーハンドルが多くの人に愛されています。

そして、マーシーはクロエのアイデンティティを象徴する重要なアイテムです。その存在感がブランド全体の価値を高めています。このブランド戦略のため、クロエはマーシーを定番アイテムとして継続的に製造しているのです。

クロエ「マーシー」の買取相場価格

マーシーはラインナップが豊富なため、買取市場での人気もさまざまです。特に2WAYバッグとショルダーバッグは、スタンダードなアイテムなので人気が高く安定した需要があります。

時代のトレンドや経済情勢、そしてアイテムの素材や状態にもよりますが、2WAYバッグであれば約20,000～43,000円程度、ショルダーバッグであれば、約23,000～52,000円程度となっているようです。

まとめ

最新トレンドを発信し続ける、クロエの定番ライン「マーシー」についてお話ししました。流行の移り変わりが激しいファッション業界ですが、メゾンのアイコニックなマーシーは、クロエらしい女性の美学を感じさせてくれるアイテムです。