真贋を見抜くためのポイント
ブランドバッグの真贋を見抜くためのポイントは以下の通りです。これらをチェックすることで、偽物を見分ける手助けになります。
ロゴと刻印
ロゴのデザインやフォントが正確か、刻印が鮮明であるかをチェックします。偽物はロゴの形状がわずかに違ったり、刻印が粗雑であったりします。
どんなブランドのバッグや財布にもブランドロゴは絶対についています。そして、大事な会社の名前を載せるわけですから、手を抜いたりはしません。
ロゴが斜めになっていたり、文字の太さに違和感を感じた場合はやめましょう。インターネットなどで、本物のロゴと見比べて字体など総合的に判断しましょう。
縫製の品質
ステッチが均一で細かく、糸がほつれていないか確認します。本物は仕上げが非常に丁寧です。
ハイブランドのバッグなどは、職人が手作業で作成していたりします。厳しくチェックされた後に市場に出てくることになりますので、細部にわたってチェックされています。
バッグの縫製が斜めになっていたり、ズレていることは基本的にありえません。バッグのデザインによっては意図してズラしている場合もあるので、これも本物と見比べてみましょう。
金具の品質
ブランドによっては、ビスはマイナスしか使わないところもあります。
これは、ネジ山が潰れるという現象を無くすためです。プラスのネジが使われている場合は確認した方が良いでしょう。
シリアルナンバーと認証カード
多くのブランドバッグにはシリアルナンバーや認証カードが付いています。これらの番号がブランドの公式データベースに一致するか確認しましょう。
たとえばルイヴィトンのバッグにはシリアル番号が刻印されています。しかし、現在ではICチップが内蔵されているため、シリアル番号がないバッグも存在します。
シリアル番号には規則性があるため、確認した方が良いでしょう。
価格
相場よりも極端に安い価格で販売されている場合、偽物である可能性が高いです。適正価格を知っておくことも大切です。
専門のお店に確認する
ブランドの専門店では、修理などのサービスを受け付けています。当然偽物のバッグは修理対象外になるので、専門店のスタッフはバッグを見れば本物か偽物かすぐに判断できます。
買取のお店に持っていくのも良いでしょう。ただし、偽物か判断するというよりは、買取が可能かの判断になるため、古いバッグなどはたまにはじかれてしまう場合があります。
怪しいものは買わない
欲しかったバッグがたまたま安く売っていたとなると買ってしまう方もいるかもしれませんが、安いものはそれなりの理由があります。
それは状態が悪かったり、売却者が不用品と判断したからかもしれませんが、多くの理由は偽物であるからです。また、最近では商店街にあるようなお店でも偽物を販売しているケースがあります。
欲しい・安いからと言ってすぐに買ってしまうのではなく、一度怪しんでもらいたいです。
まとめ
今回紹介したものは、ほんの一部です。バッグの鑑定には総合的な判断が必要となります。ロゴや縫製、シリアル番号などを全て確認した後に本物かどうかの判断をするようにしましょう。
また、ブランドそれぞれにもロゴの特徴などがありますので、それは別の機会にご紹介したいと思います。鑑定のポイントを把握し、間違った買い物をしないようにしたいですね。